人類の健康福祉に貢献する
薬剤師を目指す

薬学部
薬学科 Department of Pharmacy and
Pharmaceutical Sciences

薬剤師国家試験
中国四国地方
トップクラスの
“現役”合格率!
Characteristics

福山大学薬学部は、医療の最前線で活躍するための「医療薬学教育の実践」を教育理念とする薬学部として
創設された日本で最初の薬学部です。
1982年の開設より40年超の歴史と信頼のある薬剤師養成の場で 先進の薬学を学び、豊かな人間性を持った薬剤師を育成します。
これまでに5,000名を超える卒業生を世に輩出し、
広島県を中心に全国各地で薬剤師として活躍しています。

未来の
“医療人”を育成する
福山大学の
“推し”を紹介!
問題解決能力を
養うための授業と
学修支援体制

問題解決能力を養うために、Problem-Based Learning(PBL)形式の授業を1年次から6年次までの各学年で取り入れています。グループ討論と発表を繰り返すことにより、問題を発見してその問題に対する解答を学生自身で導き出していきます。また、学修支援体制として、1年次からの基礎教育の充実とともに、教員によるクラス担任制度や、上級生によるメンター制度を取り入れています。

薬学専門知識を培うための
基礎から専門への段階的教育

適切な薬物治療を行うためには薬学専門知識の修得は重要です。また薬学生は4年次に共用試験 (CBT) 、最終的に薬剤師国家試験で薬学専門科目の知識が問われます。本学薬学部では基礎から段階的に薬学専門知識を積み上げられるように、1年次には初等教育として数学、物理、化学、生物について高校レベルの内容を復習できる基礎科目からスタートします。2年次、3年次に進級すると、疾患の病態やその治療薬の作用などのより深い専門知識を学びます。4年次にはこれまでに積み上げてきた専門知識を活用し、症例を元に薬物治療経過において、薬の効果や副作用などの問題点を明らかにし、その原因を探る際に用いる臨床推論の基本的な手法をSGD※1 、PBL※2の形式を取り入れた講義で身に付けます。 ※1 SGD:Small Group Discussion
※2 PBL:Problem Based Learning(問題解決型学習)

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充実した学修支援体制

本学薬学部はクラス担任制度を採用しており、個別指導で日常の勉強や学生生活に関する相談をきめ細やかに行い、広く学生生活が円滑に過ごせるようにサポートしています。また、上級学年の在学生によるメンター制度を行っており、定期試験や日常生活面でのフォローの体制も充実しています。さらに、共用試験や薬剤師国家試験に合格するための対策講座も充実しています。これらの支援体制により、留年者や退学者が少なく、薬剤師養成率が高いことが特徴です。

「薬剤師国家試験」でも
トップクラスの合格実績!
充実した
医療薬学教育の実践

薬学生は4年次の共用試験(CBT、OSCE)に合格後、5年次では保険薬局と病院で実習が行われます。本学薬学部は1982年の開設以来、医療の最前線で活躍するための医療薬学教育の実践を教育理念として医療人の育成のために医療薬学に直結した実習プログラムを行っています。

充実した事前実習

本学薬学部の医療薬学教育センターは6年制薬学教育過程に対応した最新の設備を備えた施設です。共用試験 (OSCE) における試験項目である、計数・計量調剤、無菌製剤の調製、治療薬物モニタリング、医療コミュニケーション、フィジカルアセスメント、医薬品情報管理などの充実した医療薬学教育が行われています。

ふるさと実習

病院・薬局実務実習は、病院と保険薬局でそれぞれ2.5ヵ月ずつ行います。実習では、指導薬剤師と共に内服薬の調剤、注射薬の調剤、医薬品情報の提供、薬剤管理指導、服薬指導、在宅医療など、薬剤師が関わる多くの医療行為を体験します。本学では、広島県内の医療機関だけでなく、学生の出身地で行なう「ふるさと実習」を積極的に進めており、地域に根差した医療人の育成に力を入れています。

実務実習セミナーと
成果報告会

本学独自の取り組みとして、実習期間中に、地区別の「実務実習セミナー」を開催しています。各地区ごとの学生達が臨床現場で関ってきた薬物治療の内容について発表し、実習内容を共有します。セミナーで討論しながら知見を深め、薬局・病院実習の学修効果アップを図ります。実務実習後には「成果報告会」 を実施し、臨床現場で実践した薬物治療の取り組みを振り返ります。

最新の研究棟による
薬学研究体制の強化

医薬品の開発や疾患の治療法の研究は日夜進んでおり、新しい薬がどんどん世の中に提供されています。また使用されている薬でもこれまで知られていなかった新たな効能や副作用が見つかっています。薬剤師になってからも薬の専門家として最先端の薬学研究分野の勉強が求められます。本学薬学部は、こうした研究分野に触れるために4年次から全員が研究室に所属します。また、薬のスペシャリストとして薬学研究発展のために、オープンラボスタイルの研究棟による新しい研究環境の創造を行っています。

薬学研究棟 (未来創造館)
による充実した研究環境

2020年12月に11階建ての未来創造館が竣工しました。未来創造館の4階から10階には薬学部の研究室が配置され、垣根のない“オープンラボ”をコンセプトに設計されており、教員や学生が自由な雰囲気の中で交流し、新たな発想をもとに研究を展開できる新しい研究室構造になっています。さらに、未来創造館の1階には最新鋭の全学共同利用機器が配置されており、最先端の研究活動を行う環境が整備されています。

学生全員が課題研究を実施

「町の科学者」と呼ばれる薬剤師には研究者としての能力が求められます。本学薬学部は、4年次から学生全員が研究室に所属して課題研究(卒業研究)に取り組みます。課題研究を実施していく課程の中で、論理的思考能力、問題発見・問題解決能力、実践力など、科学者(研究者)としての基本的な能力を修得していきます。自らが取り組んだ研究は、学会や学部内で発表すると共に「課題研究論文」にまとめます。

多彩な分野による研究体制

本学薬学部の研究室は、基礎薬学分野(化学系2研究室、生物系4研究室、物理系3研究室)、衛生薬学分野(2研究室)、医療薬学分野(4研究室)、薬学臨床分野(3研究室)の合計18研究室から構成されており、高い専門性に基づいた研究が行われています。さらに、研究室間の共同研究も行われており、様々な分野、様々な視点から人々の健康に寄与するための多様な研究が展開されています。

薬学部6年間の学び

医療人としての責任感と
高度な知識・実践力を身につけるカリキュラム

PICK UP授業紹介

薬学入門(早期体験学習)

1年次に開講している「薬学入門」では、病院薬局、保険調剤薬局、企業、行政機関などを見学する「早期体験学習」を行なっています。薬剤師の業務について早期に体験し、学習することで、学問へ取り組む意欲を高めます。ボランティアファカルティーとして登録した卒業生の薬剤師が勤務する施設を見学し、主に卒業生が学生(後輩)たちへ説明や指導を行うシステムとなっています。

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コミュニケーション交流学習

2年次には、保育施設を訪問し、幼児とマンツーマンで継続的な交流を行っています。それにより、相手の話を聴き、相手の心に寄り添いながら人間関係を築き、役立ち感や自己肯定感を育むことで、医療人が備えるべきホスピタリティー(優しさや、思いやり)を培い、コミュニケーションスキルを身につけます。

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漢方生薬系実習

2年次の実習では、代表的な生薬の鑑定実習や、漢方薬の煎じ薬、丸剤、軟膏剤に加え、漢方薬のゼリー剤や坐剤の製剤実習を通して、現代医療で使用される生薬・漢方薬を理解するための基本的知識と技能・態度の修得をめざします。

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臨床推論演習

4年次には、薬物による治療経過において、薬の効果や副作用などの問題点を明らかにし、その原因を探る際に用いる臨床推論の手法を学びます。また、問題点の解決法を提案し、それが適正であったかを評価する基本的なスキルをSGDで議論しながら身に付けます。

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事前学習(医療コミュニケーション)

薬剤師は、調剤や服薬指導だけでなく、メンタルヘルスケアの部分においても期待されています。病院・薬局実務実習前の準備教育として、4年次の事前学習では、患者と適切に関わり、患者の気持ちを理解する態度や技能を身につけるために、言語的・非言語的コミュニケーションを学びます。

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事前学習(調剤・無菌操作)

医薬品には、錠剤、散剤、液剤、注射剤など多くの剤形が存在します。調剤の方法はその剤形により異なり、様々な技能が必要となります。4年次の事前学習では、それぞれの剤形における調剤の技能について実薬を用いて学修します。患者さんの血管に直接投与する注射剤は、雑菌が混入しない環境下で調剤する必要があるため、クリーンルーム(無菌室)内で実習を行います。

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FIND WORK

就職・キャリア支援

就職内定率

100%

※2022年実績

390

目指す進路

病院、保険調剤専門薬局、小売・保険調剤薬局、医薬品関連企業、公務員、大学院進学、医学部編入学 など

<就職・キャリア支援>

福山大学就職課と薬学部就職委員が中心となって、薬学部5年次生を主な対象として、就職支援(インターンシップ、就職ガイダンス、自己分析、合同企業説明会、卒業生による就職体験発表会、求人票メール配信システムなど)を行っています。

<広島県薬剤師登録数>

広島県薬剤師会に登録している薬剤師の出身大学は、福山大学がトップであり15%以上を占めています(2024年3月)。本学薬学部は、1982年開設から40年以上の歴史を誇り、これまで5,000名を超える卒業生を世に輩出してきました。卒業生たちは広島県を中心に全国各地で薬剤師として活躍しています。

主な就職・進学実績

<広島県>

国立病院機構(福山医療センター、呉医療センターなど)、広島大学病院、県立広島病院、広島市民病院、福山市民病院、中国中央病院、福山第一病院、公立みつぎ総合病院、興生総合病院、日本鋼管福山病院、広島赤十字・原爆病院、三原赤十字病院、公立みつぎ総合病院、JA広島総合病院、JA尾道総合病院、広島県庁 など

<岡山県>

国立病院機構(岡山医療センターなど)、岡山大学病院、川崎医科大学付属病院、岡山市民病院、岡山赤十字病院、岡山労災病院、倉敷中央病院、津山第一病院、水島協同病院、倉敷市役所、岡山県庁 など

<九州・山口>

国立病院機構(山口宇部医療センター、岩国医療センター、関門医療センター、熊本医療センターなど)、山口大学医学部付属病院、鹿児島大学病院、産業医科大学病院、福岡市立病院機構、山口赤十字病院、中部徳洲会病院、小倉記念病院、北九州市立医療センター、北九州総合病院、沖縄県立中部病院、宮崎県庁 など

<山陰>

国立病院機構(浜田医療センター、米子医療センターなど)、島根大学医学部付属病院、鳥取大学医学部附属病院、松江市立病院、松江赤十字病院、松江生協病院、益田赤十字病院、鳥取県立中央病院、鳥取赤十字病院 など

<四国>

国立病院機構(四国がんセンターなど)、高知市病院企業団立(高知医療センター)、高知大学病院、愛媛大学医学部付属病院、香川県立中央病院、近森病院、香川県庁 など

<近畿>

大阪医療センター、神戸市民病院、大阪府病院機構、兵庫県立はりま姫路総合医療センター、兵庫県立尼崎総合医療センター、舞鶴赤十字病院 など

<東京>

国立成育医療研究センター など

<医薬品関連企業>

武田薬品工業、中外製薬、塩野義製薬、味の素ファルマ、日本イーライリリー、ノバルティス・ファーマ、アストラゼネカ、MSD、グラクソ・スミスクライン、ブリストル・マイヤーズスクイブ、丸善製薬、池田糖化工業 など

<大学院進学>

福山大学、広島大学、岡山大学、九州大学、大阪大学、京都大学 など

<医学部編入学>

鹿児島大学医学部、島根大学医学部 など

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GRADUATES卒業生の声

国立病院機構 四国がんセンター

藤井 朋保 さん

薬学部 薬学科 2018年卒業 /
薬学研究科 博士課程 2022年修了
広島県立 大門高等学校 出身

親戚に医師がいたこともあり、高校時代から漠然と医療に関わりたいと考えるようになり、薬学部に進みました。学部時代に学んだことをさらに深めようと進学した大学院では、がん細胞の基礎研究に没頭しました。
研究の成果を活かそうと、卒業後は地元の広島を離れて四国のがん専門病院へ。主に入院患者向けの調剤業務を担当しています。薬剤師は、ただ調剤をこなすだけでは、薬のスペシャリストとしての必要性が埋もれてしまいます。医療チームの一員として効果的な薬物治療を提案できることはもちろんのこと、病院経営や人材マネジメントなどにも関心を向け、様々な経験を積んでいくことで自らの可能性を広げていきたいです。

岡山赤十字病院

森 英樹 さん

院長補佐 / 薬剤部長 /
日赤薬剤師会会長 / 岡山県病院薬剤師会会長
薬学部 薬学科 1987年卒業 /
岡山県立岡山大安時高等学校 出身

入学したのは、薬学部ができた翌年の1983年。先輩が1学年上にしかおらず不安でしたが、「歴史のない大学は、自分たちで歴史をつくればいい」と当時の教員がその思いを払拭させてくれました。今や5000名を超える卒業生は全国に広がり、それぞれのステージで活躍しています。また、共に学んだ先輩や同級生が、教授として後進の育成や研究に励んでいることをとてもうれしく思います。
薬剤師の国家試験は難関ですが、合格できれば一生の宝物になります。ただ、それは自慢するものでなく、困っている患者さんを救うために使うものです。必ず合格できると信じ、6年間、真面目に励んでください。キャンパスのある松永で力を付け、地元福山をはじめ、全国で人生の花を咲かせましょう。

日本イーライリリー株式会社
オンコロジー事業本部

香川 知紗子 さん

薬学部 薬学科 2020年卒業 /
広島県立尾道東高等学校 出身

みなさんは、薬学部=薬剤師免許を取る=薬剤師になることだと思っていませんか?「患者さんに貢献する」と一口に言っても、開発された薬が患者さんの手元に届き、その薬によって患者さんの希望が叶うまでに様々な段階があると思います。みなさんはたくさんある段階の中で、どこに携わりたいでしょうか?
私は病気で苦しむ患者さんの役に立ちたいという思いから「薬剤師とかいいかも」と、薬学部に進学しました。そして、実習、就職活動、サークル活動やアルバイトなど学生生活全体を通して、自分なりの患者貢献や、自分のやりたい事やモチベーションUpにつながる事、反対にモチベーションが下がる事を振り返りながら世の中を見回すことで、薬剤師以外にも患者さんに貢献する方法が様々あることを知りました。その中で、興味を持ったのはMR(医薬情報提供者)という仕事です。
MRは患者さんと直接接することはありませんが、医師や薬剤師に個々の患者さんに合わせた情報提供をすることで、患者さんのより豊かな人生に貢献できる職業であり、とても魅力を感じました。また実際にMRとして働いてみると、薬剤師免許を持っていることで医薬品の専門知識をより深く理解でき、顧客の信頼を得やすいことを実感しました。MRとして働きながら、さらに自分の興味を突き詰め、現在はマーケティングという部署で奮闘しております。
患者さんを想う気持ちを、最もパワフルに発揮できる場所を見つけるために、自分の「やりたい」「なりたい」を考えることが大切だと思っています。みなさんが何気なく過ごされている日々の中にも、自分のモチベーションは何か?を考えるきっかけがたくさんあると思いますので、ぜひ色々なことにチャレンジしながら考えてみてください。と、生意気なことを言っていますが、私自身、周りの方々に手厚いサポートをいただきながらなんとかモチベーション高く働けております。迷ったり、悩むことがあれば学校の先生を通してご連絡ください! 一緒に頑張っていきましょう。

取得できる資格・免許

<薬剤師免許が必要な業務>

  • 調剤業務
  • 薬局の管理者
  • 学校薬剤師
  • 医薬品製造販売業の総括製造販売責任者 など

<薬剤師免許があれば取得できる資格>

  • 麻薬管理者
  • 麻薬取締官
  • 毒物劇物取扱責任者
  • 放射線取扱主任者
  • 食品衛生管理者・監視員
  • 環境衛生指導員
  • 検疫委員
  • 薬事監視員
  • 放射線取扱主任者
  • 向精神薬取扱責任者
  • 公害防止管理者
  • 作業環境測定士
  • 環境計量士
  • 医薬部外品・化粧品・医療用器具等の製造所の責任技術者 など

<薬剤師免許取得後に臨床現場で目指す資格>

  • がん専門薬剤師
  • 感染制御専門薬剤師
  • 妊婦・授乳婦専門薬剤師
  • 救急認定薬剤師
  • 小児薬物療法認定薬剤師
  • 外来がん治療認定薬剤師
  • 緩和薬物療法認定薬剤師
  • 栄養サポートチーム(NST)専門療法士
  • 糖尿病療養指導士
  • スポーツファーマシスト など

RESEARCH

研究

漢方薬と腸内細菌叢のクロストーク 漢方薬物解析学研究室

患者個々の『証』を正確に見極めることは、漢方薬物治療において最も重要なことです。我々の研究によって、漢方薬の作用発現が腸内細菌叢の状態によって異なることから、腸内細菌叢と証が深く関係していることを明らかにしました。腸内細菌叢の乱れは腸疾患ばかりでなく、肥満、癌、免疫異常、さらには自閉症に至る様々な疾病の発症に関与していることから、本研究室では漢方薬と腸内細菌叢のクロストークについて科学的解明を進めています。

遺伝情報を疾患予防に役立てる病態生理・ゲノム機能学研究室

国際プロジェクトによるヒトゲノム解読を機に、様々な疾患と遺伝情報に関する研究が盛んに進められてきました。様々な疾患の原因の一つには、血液中のコレステロール量の異常があります。例えば、コレステロールの増加は心筋梗塞や脳梗塞の原因となる一方で、コレステロールの低下は脳出血、うつ病、注意欠如・多動症等の疾患に関与しています。我々の研究室では、疾病モデル動物と健常動物の比較解析を通じて、コレステロール量の調節にかかわる遺伝子配列、転写調節因子、マイクロRNAを特定し、それらの分子情報を疾病予防に役立てたいと考えています。

FACULTY教員紹介

町支 臣成 教授

医薬品化学研究室

我々、有機合成化学を専門とする研究室は、新しいクスリを創り出すべく研究を行っています。自然界(陸、海)の植物類や微生物類がつくり出す未知の化合物はまだまだ多く存在しますが、極微量しか採れません。この未知化合物が新しいクスリになる可能性があるのか調べる必要性がでてきます。そこで、我々、合成屋さんの出番となります。即ち、誰も創ったことのない化合物を、大量に効率良く合成する方法を開発するための挑戦が始まります。

今 重之 教授

分子免疫学研究室

細胞接着は、生体機能を調節する必須の機能ですが、癌や自己免疫疾患等の多くの疾患においては異常な接着が病態の増悪化に関与することが明らかになっています。当研究室では、特定の細胞接着を阻害できる抗体等のタンパク質や化合物を自ら探索、作製し、その物質の疾患治療効果を様々なモデルを用いて解析することにより、どのような細胞接着がどのような疾患に関与するかを明らかにすることを目的として研究を進めています。