心理学科

Department of Psychology

心理学科

心理学を基礎から応用まで学べる広島県東部唯一の学科

学科の特徴

  1. 1

    広い領域の心理学をバランスよく学ぶ

  2. 2

    「公認心理師」の資格取得を応援

  3. 3

    地域との共同活動やボランティア

研究・教員の紹介

研究紹介

中・四国随一の実践的な犯罪心理学研究

福山大学心理学科には、科学捜査研究所出身の2名の教員による犯罪心理学研究室と捜査心理学研究室に加え、矯正管区長や少年院長等を歴任した教員による矯正心理学研究室があります。それぞれ、犯罪が起こる前の予防の段階から、犯罪発生後の捜査、そして犯罪者の矯正教育に至るまで、心理学を使って広く犯罪に立ち向かうことを目指しています。捜査心理学研究室では、主に脳波や自律神経系活動などの生理指標を用い、犯罪捜査で使用される隠匿情報検査(ポリグラフ検査)の実験的研究を行っている他、安全・安心まちづくりのための調査研究も行っています。学生の多くは、「PACE(ペース)福山支部」や「福山大学サイバー防犯ボランティアCyPat FU(サイパットエフユー)」等の団体に所属し、犯罪心理学の知識を活かした防犯活動に積極的に取り組んでいます。

対人支援の基礎研究と実践研究を行う医療心理学

医療心理学は、緊張しやすくて疲れてしまう、寝つきが悪くて元気ができない、頭痛や腹痛が起こりやすい等の心身に関する悩みごとの整理や解決に活用されている心理学です。私たちの考え方、人との接し方、ストレス対処の仕方、生活習慣といった普段のクセが、心身に関する悩みごとに繋がる過程を調査研究で明らかにしたり、認知行動療法に基づいた介入の効果検証を実施したりしています。中でも、トランスジェンダーを中心に性的少数者の人たちが自分らしく生活できるように、健康に繋がるストレス対処の解明や介入方法の開発、効果検証の研究をしています。

教員紹介

山崎理央 教授(学科長)

心理学は名前のとおり、心を見つめようとする学問です。私たち人間はみな、その心を持っている共通の存在ですが、やっぱりそれでも、ひとりずつ違った存在です。自分・他人。子ども・大人。楽しい・つらい。現実の自分・理想の自分。昔の自分・未来の自分。ひとりの心もひとつではありません。そんな心を対象にしている心理学ですから、ひとことでは言えません。福山大学の心理学科には、いろんな心理学があります。ここでみなさんはきっと、いろんな心に出会えるはずです(学科の情報はこちら)。

中野美奈 准教授(心理学科附属こころの健康相談センター長)

心理学科附属・こころの健康相談センターでは、心の悩みや問題を抱えて学外から来談される相談者に対し、カウンセリングや心理療法を行い、気持ちの整理や、よい方向への変化を目指して関わっていきます。当センターは、公認心理師を目指す大学院生の学内実習施設・研究施設でもあります。実習生は相談研修員として日々研鑽に励んでいます。 当相談センターには相談室が4部屋とプレイルーム2部屋が備わっており、例えば親子並行面接など、同時に複数の相談者に対応することが可能です(こころの健康相談センターの情報は こちら)。

資格、主な就職・進路

心理学に関する資格を取得できます。

・国家資格「公認心理師」の取得が可能なカリキュラムを整備しています。

・3年次生全員が「心理学検定」を受検し、進学や就職のキャリアアップに役立てています(受検料補助あり)。

・卒業時に「認定心理士」、「認定心理士(心理調査)」などの心理系の資格を取得することも可能です。

心理学の知識を活かした就職、進学が可能です。

・「一般企業」「社会福祉施設・病院」で活躍している卒業生がいるほか、「公務員」として勤務している者もいます。

・より専門的な知識を身につけるために、「大学院」(福山大学を含む私立大学のほか国公立大学)に進学する卒業生もいます。