心理学科
Department of Psychology

心理学を基礎から応用まで学べる広島県東部唯一の学科
学科の特徴
研究・教員の紹介
研究紹介
中・四国随一の実践的な犯罪心理学研究
福山大学心理学科には、科学捜査研究所出身の2名の教員による犯罪心理学研究室と捜査心理学研究室があります。脳波や自律神経系活動などの生理指標を用い、犯罪捜査で使用される隠匿情報検査(ポリグラフ検査)の実験的研究を行ったり、安全・安心まちづくりとして青色・白色複合LED防犯灯、地域安全マップ、万引き防止などのフィールド調査による犯罪防止研究を行ったりしています。学生は「PACE福山支部」や「福山大学サイバー防犯ボランティアCyPat FU(さいぱっとえふゆー)」等の団体に所属し、犯罪心理学の知識を活かした防犯活動を積極的に行っています。

認知心理学を製品開発・評価に生かす
認知心理学は、人が物事を認識・判断するとき等の心のクセを実験やアンケートで明らかにする分野です。・・・とまあ、かた苦しい話はぬきにして、ここではマスクの研究を紹介します。認知心理学研究室は、北海道大学とユニ・チャーム株式会社との共同研究で、錯視効果や色・柄のデザインが印象に及ぼす効果を応用し、着用者の顔を小顔にみせるマスクや印象良くみせるマスクの開発、子ども用マスクのデザイン評価に携わっています。この成果は「小顔にみえマスク®」「超快適マスク®女性用」「超快適マスク®園児専用」として店頭に並んでいます。

教員紹介

心理学は名前のとおり、心を見つめようとする学問です。私たち人間はみな、その心を持っている共通の存在ですが、やっぱりそれでも、ひとりずつ違った存在です。自分・他人。子ども・大人。楽しい・つらい。現実の自分・理想の自分。昔の自分・未来の自分。ひとりの心もひとつではありません。そんな心を対象にしている心理学ですから、ひとことでは言えません。福山大学の心理学科には、いろんな心理学があります。ここでみなさんはきっと、いろんな心に出会えるはずです(学科の情報はこちら)。

心理学科附属・こころの健康相談センターでは、心の悩みや問題を抱えて学外から来談される相談者に対し、カウンセリングや心理療法を行い、気持ちの整理や、よい方向への変化を目指して関わっていきます。当センターは、公認心理師を目指す大学院生の学内実習施設・研究施設でもあります。実習生は相談研修員として日々研鑽に励んでいます。 当相談センターには相談室が4部屋とプレイルーム2部屋が備わっており、例えば親子並行面接など、同時に複数の相談者に対応することが可能です(こころの健康相談センターの情報は こちら)。
資格、主な就職・進路
心理学に関する資格を取得できます。
・国家資格「公認心理師」の取得が可能なカリキュラムを整備しています。
・3年次生全員が「心理学検定」を受検し、進学や就職のキャリアアップに役立てています(受検料補助あり)。
・卒業時に「認定心理士」、「認定心理士(心理調査)」などの心理系の資格を取得することも可能です。
心理学の知識を活かした就職、進学が可能です。
・「一般企業」「社会福祉施設・病院」で活躍している卒業生がいるほか、「公務員」として勤務している者もいます。
・より専門的な知識を身につけるために、「大学院」(福山大学を含む私立大学のほか国公立大学)に進学する卒業生もいます。