【経済学部】令和5年度学業成績優秀者

【経済学部】令和5年度学業成績優秀者

令和5年度の学業成績優秀者として、経済学部では9名の学生が表彰(学長賞)されました。おめでとうございます!5月24日(水)に行われた表彰式の様子と受賞者のコメントについて、学長室ブログメンバーのKがお伝えします。(昨年度の様子はこちら

 

〈学生代表者として表彰される国際経済学科4年の杉原生穂さん〉

杉原さんのコメント
「本日は大変お忙しい中、表彰式を挙行していただき誠にありがとうございます。3年連続で学長賞を受賞することができ、大変光栄に思います。留学生や連続受賞されている方もいる中で、学生代表として挨拶をさせていただいたことは気が引き締まる思いでした。家族や友人、先生方など周囲の支えがあったからこそ受賞できたと感じております。これからも周りの方々に感謝する気持ちを忘れずに、勉学に励んでまいります。」

〈表彰式後の全体写真〉

〈経済学部の学部長、学科長と学業成績優秀者〉

【経済学科】
 経済学科からは2年生の藤原知哉さん(近畿大学付属広島高等学校出身)、3年生の藤井楓さん(広島県立大門高等学校出身・野村ゼミ)、4年生の能網崇博さん(広島県立尾道東高等学校出身・佐藤ゼミ)が表彰されました。いずれも総合経済コースで、能網さんは昨年度に続き2度目の受賞です。おめでとうございます!

〈左から藤原さん、能網さん、佐藤教授(学科長)〉

 受賞者のコメントを紹介します。講義に対するどのような姿勢や課題への取り組みが、今回の受賞につながったのか自分なりに分析してもらいました。みなさんが今後学習に取り組むうえで参考になれば嬉しいです。

藤原知哉さん
「成績優秀者として表彰していただきありがとうございます。大学の授業は高校までと異なり、より専門的で進度も早いため、授業に出席し課題を提出するという当たり前のことをきちんとやることを心がけました。たとえば、必修の「経済数学入門」では予習に多くの時間を割き、復習では授業で扱った問題を何度も解きなおしました。わからないところは友人に聞いたり、いっしょに考えて解決しました。レジュメに重要だと思うことを書き込んだり、後からみて要点がすぐわかるように色ペンを使ってノートをとりました。
 英語が好きで、1年次に「TOEIC」を履修し、現在は通学時間や空きコマを利用して独学で勉強しています。コロナ禍で中止となっていた語学研修も再開したので、ぜひ参加したいです。将来は公務員志望ですが、可能性は無限大だと思います。何事も自分から行動し、大学生だからこそできることをやり、充実した大学生活を送りたいです!」

藤井楓さん
「この度、学長賞をいただき誠にありがとうございます。昨年度から対面授業が増えたので移動時間を考慮したり、2年生になって専門科目が中心となり、予習や復習に時間をかける必要が出てきました。そのため、その日のうちに課題を終わらせる、1週間のうち1日は休息日を作るなど、スケジュール管理を徹底しました。学習を進めるうえで心がけたのは、まず自分で調べたり考えることです。それでも分からなければ、友人や先生に質問しました。当たり前かもしれませんが、生活面ではストレスや疲れをなるべく溜めない、学習面では「分からない」をなくしていくことが大事だと感じています。
 現在、私は野村ゼミに所属し、地域振興や生活を支える交通網について学んでいます。東日本大震災で打撃を受けた東北地方の復興、過疎地域での住民と鉄道の関わりを中心に考察する予定です。ゼミ生とは初対面ですが、プレゼンテーションやグループワークを通して、相手のことを少しずつ理解していけたらと思います。今年度も引き続き勉学に励みつつ、TOEICなどの資格取得や地域のボランティア活動などにもチャレンジしたいです。」

能網崇博さん
「昨年度に続き、学生表彰をいただき大変光栄です。授業に休むことなく出席する、期限内に課題を提出するという当たり前のことの積み重ねが評価され、日々の継続が実を結んだことを嬉しく思います。提出・受験して終わりではなく、どこが評価されたのか、どこが勉強不足だったのかを分析し、次回のレポートや小テストに活かすことを心がけてきました。何事も手を抜かず自分で考えて最後までやり通すという姿勢が、2度の受賞につながったのだと思います。
 現在、私は佐藤ゼミに所属し、尾道市の空き家問題をテーマに卒業論文に取り組んでいます。少子高齢化により、日本全国で空き家は増加傾向にあります。広島県では特に尾道市が深刻です。空き家発生の根本的な要因を明らかにし、政府や自治体の取り組みなどをもとに自分なりの解決策を提案したいです。就職活動と並行しての執筆は大変ですが、この受賞を励みに、小さな積み重ねを大切に日々継続するという姿勢を忘れずに、学部長賞を目指して頑張ります!」

【国際経済学科】
 国際学科からは2年生のNGUYEN THU THUYさん、3年生の横路健伸さん(広島県立三原高等学校出身・鍋島ゼミ)、4年生の杉原生穂さん(広島県立府中高等学校出身・足立ゼミ)が表彰されました。NGUYENさんは留学生、横路さんは昨年度に続き2度目、杉原さんは3年連続受賞です。おめでとうございます!

〈左からNGUYENさん、杉原さん、上林教授(学科長)、横路さん〉

受賞コメントを紹介します。

NGUYEN THU THUYさん
「私はベトナムからの留学生です。日本の文化と言語に興味があり、2019年11月に来日しました。日本語学校で2年半勉強しましたが、まだ日本語に難しさを感じることも多く、今回の受賞は私にとって大きな喜びと誇りです。頑張りが認められたことで自信となりました。今回の表彰は私だけの努力ではなく、支えてくれた家族やベトナムの友人、大学の友人、 先生方のおかげでもあります。特に足立先生と先生には入学時より大変お世話になっており、優しく熱心な指導に感謝します。
 留学は新しい環境や異なる文化に順応しなければならず、私にとって大きなチャレンジでした。最初は挨拶やマナー、習慣、価値観、日本語学校で学んだ文法と日常会話の違いに戸惑いがありました。しかし、福山ばら祭りなど地域のイベントに積極的に参加したり、大学内はもちろんアルバイト先で多くの人と関わることで、異文化を理解し言語の壁を乗り越えました。
 今後は国際経済に関する専門知識を習得することはもちろんですが、茶道や華道、書道など日本の文化を体験したり、アニメや漫画、映画なども楽しみたいです。夏休みには韓国での韓国語研修に参加する予定で、釜山外国語大学校の学生との交流を楽しみにしています。これからも挑戦し続け学びを深めながら、世界への貢献を目指して頑張ります!」

横路健伸さん
「2年生から経済学の科目が増え難しくなりましたが、対面講義の利点をいかし、教室で先生に質問したり、空コマに友人といっしょに考え、分からないままにしないようにしました。また付箋に提出期限を書くなど計画的に課題に取り組みました。こうしたことが2度目の受賞につながったと思います。現在、TOEICで600点以上とれるよう勉強中です。私の地元三原市のやっさ祭りでボランティアに参加するなど、地域にも貢献したいです。」

杉原生穂さん
「大学に入学してから、どんな些細な事でも疑問に思ったことは調べ、分からないことは先生や友人に聞くことを徹底してきました。こうした取り組みが3年連続受賞につながったのではないかと思います。国際経済学科には中国やベトナムなど様々な国からの留学生がおり、とても新鮮で学ぶことが多いです。留学生の友人が日本語に加えてHSK(漢語水平考試)4級を取得していることに刺激を受け、私も3級からさらに勉強を重ね、4級を取得しました。またインドネシアのバリ島研修にも参加しました。宗教や食文化の違いなど肌で感じ、現地の学生との交流は一番印象に残っています。何事にも挑戦し経験することで、自分自身の視野が広がり、そして何より可能性が広がると信じています!」

【税務会計学科】
 税務会計学科からは2年生の石部優来さん(山口県立華陵高等学校出身)、3年生の村上映人さん(広島県立福山商業高等学校出身・堀田ゼミ)、4年生の清水麻愛さん(広島県立戸手高等学校出身・飯田ゼミ)が表彰されました。いずれもビジネス・マネジメントコースです。おめでとうございます!

〈村上さんと荒木教授(学科長)〉

受賞コメントを紹介します。
石部優来さん
「今回はこのような表彰をしていただき、ありがとうございます。高校までと異なり空コマのある大学生活に最初は戸惑いもありましたが、未来創造館や図書館で友人と一緒に勉強し有効活用しました。疑問点や不明点は先生や友人に聞いたり、インターネットや図書館の本で調べ解決しました。こうした日々の積み重ねが今回の受賞につながったと思います。
 今特に関心がある講義は「財務会計」です。企業会計の仕組みを学ぶことができ、決算書や有価証券報告書等を読んで企業の財務状況の基本的な診断ができるところにおもしろさを感じています。現在は11月の日商簿記検定3級取得を目指して勉強中です。また夏休みにはインターンシップに行く予定です。現段階では仕事は忙しくて大変なものという漠然としたイメージしかないので、インターンシップを通して仕事のやりがいや楽しさを実感できたらと考えています。」

村上映人さん
「学業成績優秀者に選ばれたことを大変光栄に思います。私の学業に向き合う姿勢が評価されると同時に、励ましをいただいたものと感じております。定期的に自己評価を行い先生からフィードバックをもらったり、具体的で実現可能な目標を短期と長期に分けて設定し、それに向けて努力した結果が今回の受賞につながったと思います。私は3年次より堀田ゼミに所属し、人的資源管理を学んでいます。残り2年間の大学生活では学業だけでなく、日商簿記検定2級取得に向け勉強するとともに、ボランティアやインターンシップを通して会計分野の実践経験を積みたいと考えております。」

清水麻愛さん
「私はストリートダンス部に所属しています。昨年度から週2回対面で練習したり、三蔵祭や地域のイベント、福山・尾道市内4大学主催の大会に参加するなど活動も活発になりました。対面授業も増え両立できるか不安でしたが、ToDoリストを作成し優先順位をつけました。その結果、成績優秀者として表彰されることとなり、大変嬉しく思っております。将来は金融系に就職希望で、経済情勢の把握をするために日々の新聞にしっかりと目を通し、ファイナンシャルプランナー等の資格を取得したいと思っております。」

【在校生のみなさんへのメッセージ】

 最後に、経済学科4年の能網さんと国際経済学科2年のNGUYENさんからみなさんへメッセージをいただきました。学業のみならず、部活動やサークル、課外活動、留学などいろいろなことに挑戦し、楽しい大学生活を送ってください!

能網さんから
「1年生のみなさんへ。新しい環境で大変だと思いますが、現在はほぼすべての授業が対面となっており、いろいろな人と関われる絶好のチャンスです。日々の授業に真剣に取り組むのはもちろんですが、授業を通して知り合った先生や同級生、部活動やサークルなどの仲間とのつながりを大切に、様々なことに挑戦し大学生活を目いっぱい楽しんでください!」

「2・3年生のみなさんへ。授業だけでなく、課外活動にも積極的に取り組んでください。資格の勉強や興味のある企業の研究など、小さな積み重ねが自分の力となり、就職活動や卒業論文で活かされると思います。企業研究として、特にお勧めしたいのがローカルジョブサミットです。3年生のとき佐藤ゼミ生と参加し、地元企業への取材を通して社員の視点からみた企業を知り、自分の求める会社像や就職にあたって何を重視するのかを考えるきっかけとなりました。広島県内の他大学の学生の発表も聞くことができ、とても刺激を受けました。ぜひ参加してみてください!

NGUYENさんから
「留学することで、異なる文化やバックグラウンドをもつ人と交流することができ、多様性を実感することができます。また新たな視点や価値観を得ることもでき、グローバルな視野で、世界の問題や課題解決について考える能力も養えると思います。ぜひみなさんも留学してみてください!」

 

学長から一言:春の学長賞の経済学部関係の受賞者の皆さん、おめでとうございました。前年度の学業成績が各学科・各学年でトップの人に与えられる賞を受賞した皆さんの頑張りを大いに讃えたいと思います。毎年の常連受賞者も含まれ、一人一人の頑張りを振り返った言葉には重みがあります。さあ、今回の受賞者に続くぞとばかり、頑張る人が続々と現れるのを楽しみにしています。