【就職課】福山と広島をオンラインで繋いでローカルジョブサミットを開催!

【就職課】福山と広島をオンラインで繋いでローカルジョブサミットを開催!

11月26日(土)に学校法人福山大学社会連携推進センターにおいて広島県中小企業家同友会主催の「ローカルジョブサミット」が開催されました。広島会場と福山会場をオンラインで繋ぎ、7大学の学生が“学生目線”で合計20社の企業紹介を行いました。福山大学からは6チームが参加しました。その様子について、学長室ブログメンバーで就職課の平が報告します。

ローカルジョブサミットとは

この催しは、広島県中小企業家同友会に加盟している企業を学生たちが訪問取材し、学生目線で企業の業務内容や一押しポイントを見つけ、就活を始める仲間へわかりやすく紹介するというイベントです。2年前から始まり、福山大学は昨年から参加しています。今年度は、福山大学の他に尾道市立大学、広島県立大学、広島修道大学、広島女学院大学、広島文教大学、安田女子大学の20チームが福山会場と広島会場をオンラインで繋ぎ、プレゼンを実施しました。

同友会会員企業がバックアップ

福山大学社会連携推進センターの8階と3階を使用した会場設営では、前日から同友会の企業や事務局のスタッフがポスターを搬入し、オンラインの設営準備をして、本番に備えました。

         <会場設営では何度もオンラインチェックをしています>

福山会場での対面プレゼンは7チームが参加

福山会場では、福山大学6チームと尾道市立大学1チームがポスター発表をしました。企業への取材は先月から始まり、実際に工場の製造過程を見学し社員から説明を受けた後、複数回にわたって担当者とメールや電話で打ち合わせを重ね、グループでA1サイズのポスターにまとめ、7分間の時間制限のなかで発表を行いました。主催者からは「学生目線で企業を紹介して発表する」という大きなテーマだけを与えられ、あとは全て自分たちで取材してまとめ、取材で聞き忘れたことは担当者とメールや電話でやり取りしながらプレゼン用のポスターを作成して発表しました。さらに、広島会場の参加者に対しては、オンラインでのプレゼンになるため、スライドも準備するなど2種類の発表準備を行いました。

         <今回一番遠方の企業様。笠岡駅まで送迎いただきました>

いよいよ福山会場でのプレゼン開始です

経済学科の田中ゼミが「ケンユー」「昭和工業所」、高羅ゼミが「広島金具製作所」「映クラ」、佐藤ゼミが「オーザック」「三愛機工」、そして尾道市立大学が「山本屋」のプレゼンを行いました。また、企業の担当者も各ブースに待機されており、来場者からの難しい質問や、さらに詳細な補足説明が必要な場合などに適宜フォローをしてくださいました。

「ちょっと聞いてみてみようかな?」と思えるようなインパクトのあるポスターが並び、発表した学生同士も含め、来場した学生たちは次から次へと隣のブースに移動しながら聞いていました。また、企業ブースへの来訪者が1人でもいれば説明を開始するため、チーム全員がローテーションで発表を行っていました。そのため、最初はぎこちなかった説明も終わりの頃には来場者とコミュニケーションを取りながら説明できるようになりました。

広島とのオンラインでのプレゼン合戦

福山会場と広島会場で交互に発表を行いました。ポスターを画面に投影し、発表者は双方の会場で視聴中の方々に向かって話をしました。また、オンライン撮影を行った福山大学社会連携推進センターの8階会場と3階会場にテレビモニターを設置し、参加者はモニターの前で視聴しました。

           <8階のテレビモニターでオンラインで視聴中>

    <3階ではスクリーンに広島会場のプレゼンスライドと横に発表者が写っています>

          <福山会場の司会者からの質問に発表者が答えています>

 

学生の反応・企業の反応

学生からは、「このような機会で発表すること、また学生目線での企業発表を聞くことができ、とてもよい経験になりました」とか「発表、疲れました!」と言いながら達成感のある笑顔を浮かべる学生もいました。「対面発表でもう少し人が呼べたら、一層ブースが盛り上がったと思います」という声もありました。

また、ある企業の社長さんからは、「取材に来たときは学生同士も緊張していたようだったが、今日はとてもよいチームワークになっている」というコメントをいただき、発表だけでなく取材から1つ1つの積み重ねが、学生たちに自信とチームワーク力を身につけたことが窺えました。

さらに、来場の一般学生からは、「自分たちもポスターの前でプレゼンしてみたかった」や「経営者に就活の悩みを聞いてもらいすっきりした」という声もありました。

ご協力をいただきました担当者の皆様、お忙しい中、取材後もメールや電話でアドバイスをいただくなど、きめ細かなお世話を賜り、誠にありがとうございました。

今回の福山と広島の2元オンライン開催は初の試みであり、次年度に向けて改善点もあります。この学長室ブログを読まれた1年生や2年生の皆さんの中で「やってみたい」と思われたら、学科の教員または就職課に声をかけてください。

 

 

学長から一言:学生が自ら足を運んで取材した各企業について紹介し、しかも、オンラインで福山市と広島市をつないで実施という、実に興味深い「ローカルジョブサミット」。広島県中小企業家同友会とその傘下の各企業の皆様にたいへんお世話になったようです。私からも皆様のご尽力に対して篤く御礼を申し上げます。また、取材やプレゼンテーションを行った学生の皆さんはきっと大いに充実感、達成感を感じたことでしょう。