【薬学部】第60回(愛媛)日本薬学会中国四国支部の学生発表奨励賞を4名が受賞!

【薬学部】第60回(愛媛)日本薬学会中国四国支部の学生発表奨励賞を4名が受賞!

オンライン開催の「第60回(愛媛)日本薬学会・日本薬剤師会・日本病院薬剤師会 中国四国支部学術大会」で、薬学部の1名の大学院生と3名の学部5年生が学生発表奨励賞を受賞しました。受賞者で大学院生の境くんが、この喜びを報告してくれましたので、学長室ブログメンバーのY.Sが投稿します。

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薬学部の境です(アイキャッチ写真の右から3番目)。第60回日本薬学会中国四国支部大会で、日頃の研究成果を発表しました。その結果、優れた研究成果を発表した学生に贈られる「学生発表奨励賞」を薬学部の学生4名が受賞しました。学長室を訪問し、大塚学長へ受賞の報告を行いました。また、嬉しいことに、大塚学長より多くのお褒めのお言葉と、期待と激励のお言葉をいただきました。

各受賞者は、以下のとおりです。
坂居さん(5年生/製剤物理化学研究室)、高橋さん(5年生/医薬品化学研究室)、山岡さん(5年生/病態生理・ゲノム機能学研究室)、そして私、境(大学院薬学研究科1年生/衛生薬学研究室)です。

坂居くんは、「難溶性ホウ素化合物BPAに対する新規溶媒であるイオン液体のin vitroおよびin vivo評価」という題目で、水にとけない抗ガン薬の効果を研究しました。

山岡さんは、「ヒト血管内皮細胞における細胞接着分子CLDND1の発現調節機構の解析」という題目で、脳卒中の病状を改善するくふうについて研究しています。

私(境)は、「脂肪酸2位水酸化酵素FA2Hを標的とした乳がん悪性化機構の解析」という題目で、乳がんと脂肪の関係について研究しています。

高橋くんは、「Cyclocarbonylation反応を利用した新規dicytodendrin類の全合成研究」という題目で、抗ガン剤候補を合成しようとしています。

福山大学薬学部には20研究室あり、基礎薬学分野、衛生薬学分野、医療薬学分野、薬学臨床分野から構成されています(研究室一覧はこちら)。学生は3年次後期から各研究室に配属され、研究室教員の指導のもとに課題研究を行っています。そして、各研究室において、それぞれの専門分野で日々の課題研究に取り組みます。

今回の受賞は、日頃の学生たちの研究努力が実った結果です。この度、大塚学長より熱烈な激励をうけ、これからももっと良い、喜びの報告をするために学長室を訪れることができるよう、研究に邁進していきたいと思いました。

 

学長から一言:このたび学会で「学生発表奨励賞」を受賞した薬学部と大学院薬学研究科の4名の皆さんの訪問を受け、それぞれの日々の研鑽の結果である研究内容を教えてもらいました。門外漢の私とはいえ、それらが如何に本格的で、医薬にとって大事な意義深い研究であるかは容易に想像できました。実に頼もしく、誇らしい! こういう嬉しい報告はいつでも、何度でも聞きたいものです。