【国際経済学科】留学生が学長に大学院合格を報告！
国際経済学科から卒業する留学生のうち、今年は４名もの学生が国立大学の大学院に進学を決めました。松田学長への報告の様子について、学科長の足立教授から報告が届きましたので、ブログ担当の藤本が伝えます。
こんにちは。国際経済学科の足立です。今年は桜の開花が早いようで、３月２０日（土）の卒業式にはキャンパスも桜の花で彩られるのではないでしょうか。このたび、一足先に国際経済学科の留学生から「サクラ咲く！」の連絡がありました。国際経済学科には多くの留学生が在籍しており、日本人学生と共に学んでいます。今年度は、４名の留学生がコロナ禍での種々の困難にもかかわらず、国立大学の大学院に合格を果たしました。３月８日（月）に冨士経済学部長とともに松田学長に合格の報告を行いましたので、その様子をお伝えします。
恒例の記念写真。左から冨士学部長、羅さん、張さん、松田学長、徐君、明君、足立教授
張 婷さん（Bissetゼミナール） 一橋大学経営管理研究科 合格
張さんは一橋大学経営管理研究科に入学し、「企業における女性管理職の強みとガラスの崖現象」について研究する予定だそうです。女性管理職の代表である松田学長にインタビューする必要がありそうですね！張さんは幼いころからピアノを弾いていましたが、本学に入学後は管弦楽団に所属し、バイオリンを始めたそうです。また、英語で“Analysis and discussion on the real estate market between Japan and China”（「日中の不動産市場に関する分析と議論」）という卒業論文を書いています。
徐 少聡くん（佐野ゼミナール） 東京大学経済学研究科 東京大学公共政策研究科 一橋大学経済学研究科 合格
徐くんは本学在学中に「人生とはなにか？」という迷路で迷子になったようですが、３年時の指導教授から「人生とはチャレンジし続けること」と言われて霧が晴れたというエピソードを話してくれました。そして、チャレンジの結果、見事に東京大学大学院に合格したわけですね！大学院では「デジタルプラットフォーム」に関する研究をする予定だそうです。また、２年時には福山市留学生を支援する会主催の日本語スピーチコンテストにチャレンジして優秀賞を獲得しました。大学院合格のために３，６００時間猛勉強したとのことです。大学院に入学後も常にチャレンジを続けてください。
（中央の赤いネクタイ）徐 少聡くん、（右）張 婷さん
羅 涵さん（足立ゼミナール） 神戸大学経済学研究科 岡山大学社会文化学研究科 合格
羅さんはコロナ禍の影響で受験に必要なTOEICを受験することができなかったため、冬のみの受験になりました。神戸大学の合格は３月３日（水）にわかったそうです。合格ホヤホヤですね。私も結果を聞くまではドキドキしました。おめでとうございます。神戸大学に入学し、「日本における職務経験が女性の管理職昇格に与える影響についての研究」をするということです。張さんとはアプローチの方法は違いますが、日本の企業社会における女性の活躍について問題意識を持つという点では似ています。２人とも日本社会の問題点をよく理解していますね。
明 琦くん（劉ゼミナール） 岡山大学社会文化学研究科 合格
明くんは松田学長の「福山大学での留学生活はどうでしたか？」の質問に対して、「教職員を含めて優しかった」とうれしい回答をしてくれました。大学院の受験は１００％満足のいく結果ではなかったようですが、岡山大学では「モバイル決済が支払意欲と幸福度に与える影響に関する実証研究」というテーマで研究予定だということです。日本でもモバイル決済が急速に普及していますので、興味深い研究ですね。
（左）明 琦くん （中央）羅 涵さん
冨士経済学部長からは、「福山大学経済学部を卒業した卒業生は、現在世界中で活躍しているので、福山大学卒業生のネットワークを世界に広げてほしい」との言葉をいただきました。大学院入学後、そして修了後に社会へ出てからも、福山大学経済学部の卒業生であることを忘れずに、これからも私たち教員とも交流を続けてください。
私たち教員は、学生の夢の実現のための動機づけ、研究計画書等のアドバイス、推薦状の作成などといったサポートしかできませんが、学生からのうれしいニュースは教員への最高のプレゼントです。松田学長が言われるように、目標に向かって努力し、達成した学生の目は輝いていますね。皆さんすでに次の目標に向けて、走り出しています。今後の活躍を期待しています！
学長から一言：羅さん、張さん、徐君、明君、大学院合格、おめでとう！！！福山大学での皆さんのがんばりが、実を結びましたねッ！大学院でもしっかり勉強して大きく成長し、将来は日本と中国の両方の力になる活躍を期待していますよッ！！！
