備後圏域経済・文化研究センター

Bingo Region Center for Economic and Culture Research

経済研究部門

お知らせ

経済研究部門概要

経済研究部門は研究及教育の両機能を通じて、大学の重要なステークホルダーである地域自治体及び経済界をはじめとする地域社会との間に有機的な連携協力関係を構築します。国内でも有数の「ものづくり」地域としての備後に所在する備後圏域経済・文化研究センターの経済研究部門は、「地域経済」・「地場産業」に関する調査研究、地域政策への提言等を行い、備後地域の持続的発展並びに経済活性化に貢献します。とくに、調査研究に基づき、備後地域の産業及び企業の特性を積極的に概念化・普遍化することによって得られた、その「知的成果」を地域社会に広く還元することに尽力します。さらに、地域との連携及び本センター経済研究部門の調査研究成果を基に経済学部の教育の充実・強化を図り、延いては地域の将来を担う有為な人材輩出を行っていきます。

運営体制

氏  名 所 属 専 門 連絡先
張 楓 経済学部税務会計学科 日本経済史、日本経営史、地域産業史 kaede★fukuyama-u.ac.jp
田中 征史 経済学科 マクロ経済学、経済成長論 m_tanaka★fukuyama-u.ac.jp
中村 和裕 経済学科 現代スポーツ論 kaznaka★fukuyama-u.ac.jp
佐野穂先 国際経済学科 国際経済学 hsano★fukuyama-u.ac.jp
大城朝子 税務会計学科 経営戦略論、国際経営論 a_oshiro★fukuyama-u.ac.jp

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研究プロジェクト

「備後産業分析と地域経済の自治体戦略」(2021~23年度)
(代表者:田中征史、共同研究者:張楓・中村和裕)

地方都市におけるヒト・モノ・カネの流出が続く近年、地方におけるまちづくりや地域振興、自治体における地域開発計画に、行政主導の積極的な資源活用が必要とされています。つまり、地方経済の「内発的発展」が求められているのである。本研究では、福山市を中心とした備後経済圏域における各産業・企業の地域貢献度を数量的に示すための理論モデルの構築を目指します。さらに、産業連関データを用いた地域貢献度が高い企業の選定、また、こういった企業が更なる発展を遂げるための行政支援策について理論的・数量的な分析を行います。

「地方再生戦略における里山・里海の有用性」(2019年度~現在進行中)
(研究担当者:平田宏二、佐藤彰三)

わが国の人口は首都圏への集中が続く一方、地方は少子高齢化が進行し急速に人口減少を来している。こうした人口移動をめぐる社会構造の変化は、社会経済的環境や国民生活の価値観の変化によってもたらされたと考えられる。地方再生は国を挙げた大きな課題となっている。里山里海資源に恵まれる瀬戸内に位置する備後地域も例外ではない。本研究では、豊富な里山里海資源が備後地域における人口減少の歯止めや地域経済の再活性化にこれまでどのように活用され、またそれによる地方再生の今後における可能性とあるべき姿を研究する。

「福山大学周辺の地域資源の発掘とブランディング」(2019年度~現在進行中)
(研究代表者:大城朝子)

備後地域では、魅力的で多様な産業や資源が存在する一方で、少子高齢化の進行、地域経済の活力低下という諸問題に直面している。これまで蓄積されてきた地域経済の活性化に関連した備後地域における企業経営研究においては、定性的な調査研究の蓄積はみられるものの、定量的な調査研究が不足している。そこで、本研究では、備後地域に本社や本拠地を構えている企業の経営理念と周辺概念をテキストマイニング分析し、他の類似した産業集積がみられる地域の企業やグローバル企業と比較分析することにより、備後企業の特徴を明らかにしていく。

経済部門の研究テーマ

「精神・知的障がい者に対する柔道療法の治療効果」
(代表者:中村和裕、受託先:社会医療法人清和会西川病院)

課題・目的:柔道の特徴の1つは、「技術や身体機能の向上を習得する過程において、合理的思考力や敢闘精神を獲得し、自己の精神修練や他者への貢献といった、人間としての心理・社会的な成長を促す」ことにあるといわれている。精神・知的障がい者や発達障がい者に対して、このような特徴を持つ柔道を、療育療法として実施する取り組みが国内外で行われている。しかしながら、その有効性を定量化し、評価する手法は確立されていない。本研究では、島根県浜田市にある西川病院(精神科)が患者に対して20年以上実施するSocial Skills Training (SST)の構造を取り入れた柔道療法の効果発現様式の同定と定量化を目的として、心理的側面および生理的側面から検討した。

経済部門の研究成果

教員名 タイトル
中村和裕 「地方自治体が実施するスポーツ事業創出に関する構造設計過程及び参加者の満足度等の定性的調査による地域スポーツ推進の可能性について」『福山大学経済学論集』45号、2021年3月。