【薬学部】“ゲノムアカデミア” が因島で合宿!大学祭へ向けて始動!

【薬学部】“ゲノムアカデミア” が因島で合宿!大学祭へ向けて始動!

福山大学の大学祭(三蔵祭ページ)を盛り上げるために活動している薬学部グループは、幹事会、薬局班、化学班、ゲノムアカデミアの4グループあり、そのうちの1つ “ゲノムアカデミア” が尾道市因島にある福山大学附属施設の内海生物資源研究所で、4年ぶりに合宿を行いました。その時の様子について、薬学部松岡准教授よりご報告がありましたので、薬学部ブロガーのY.Sがご紹介いたします。

 


因島での合宿の様子を、薬学部2年生の大場さん(広島県・福山暁の星女子高等学校出身)と石原さん(島根県立大東高等学校出身)がまとめてくれました。

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私たち薬学部のゲノムアカデミアは、9月の夏季休暇を利用して尾道市因島にある福山大学附属施設の内海生物資源研究所で、1泊2日の合宿を行いました。ゲノムアカデミアは、主な活動として福山大学の大学祭で一般の方々に対し、ポスターやミニ講義を通して「病気と遺伝子🧬」や「薬作用と遺伝子🧬」の関係など医療に関わる遺伝子の知識を理解していただくことを目的に、様々な企画をしている薬学部グループです。今春にメンバーを勧誘した甲斐もあり、少しずつ大きなグループとなり活動しています。

昨年の大学祭の薬学部ブースの様子:https://www.fukuyama-u.ac.jp/pharm-posts/75056/

今回は、2023年10月28日(土)~29日(日)にある福山大学の大学祭三蔵祭ページ)を、メンバーみんなで盛り上げる企画を考えるために、そして新メンバーとの親睦も兼ねて、合宿を行いました。合宿には、1年生11名、2年生10名、3年生1名と教員1名(松岡准教授)の計23名が参加しました。

1日目の午前 🧬

福山大学の松永バス停から大型バスで因島施設に向かい、9時半ごろに到着しました。

到着後は、食材の買い出し班、料理班(カレーライス作り)、大学祭準備班に分かれて、それぞれが活動しました。

大学祭の準備班は、施設の食堂をお借りして、模擬店で提供する「もちポテ」の試作品を作り、試食会をしました。その後、皆で昼食に弁当を食べました。

昼飯後は、内海生物資源研究所に隣接するマリンバイオセンター水族館を見て周りました。

(➡ 水族館Instagram公式アカウント

はじめに、内海生物資源研究所の水上講師に水族館について説明していただきました。毎年、1万5千人以上もの来館者が訪れるそうで、この水族館を活用して、水族館や動物園などの専門的職員である学芸員の養成コースがあることを知りました。

その学芸員養成課程で学んでいる海洋生物科学科の学生さんにも、詳しく説明していただきました。

タッチングプールで、ヒトデやナマコと戯れました。
巨大な水槽の中には、瀬戸内海に生息する生き物たちが何種類も泳いでおり、珍しい生き物との出会いもありました。

水族館見学の後、バックヤードも見学させていただきました。

その後は研究施設に移動して、シロギスやオニオコゼ、キジハタ等の養殖技術についてのお話を伺いました。福山大学内でこのような研究が行われていることに驚き、普段聞けない話に皆興味津々でした。
研究所長の太田教授から、卵や稚魚からの養殖や栽培漁業についての説明を受けました。オニオコゼなどの稚魚の飼育にはエサの準備も重要で、クロレラを食べさせたワムシや耐久卵から孵化させたアルテミアなどの栄養強化した動物プランクトンをエサとして準備されているそうです。
有瀧教授からは、福山大学のシロギスの養殖技術を足がかりとして、沖縄での大量養殖や、「びんごの姫」商標登録に発展したことについての説明を受けました。また、シロギスのエサやりを体験させてもらいました。この大きな養殖タンクは、20トン(= 20,000 L)容量であり、2000尾ほどのシロギスが養殖できるそうです。

1日目の午後 🧬

施設内の講義室に移動し、はじめに薬剤師国家試験の過去問も含めた遺伝子に関する演習問題を解きました。その後、1~3年生でグループ分けをした各班で教え合いました。

1年生には少し難しい内容でしたが、2・3年生からの説明や引率の先生の解説もあり、1年生は遺伝子についての予習ができ、2・3年生は復習ができ、それぞれに知識を深めることができました。

 

勉強会後は、いよいよ待ちに待ったバーベキューです。男子たちが、火おこしをしてくれました。

ゲノムアカデミア長である3年生の内田先輩の乾杯挨拶の後に、心ゆくまでお肉や野菜、さらに食後のデザートとして焼きマシュマロも堪能しました。とても美味しかったです。
乾杯!

バーベキュー後には、花火をしました。そして、皆で夜遅くまで語らいながら1日目を終えました。

2日目 🧬

朝食は、ハムやチーズをはさんだホットサンドや、フレンチトーストなど、各自が好きなものを作って食べました。とくに、フレンチトーストがとても美味しかったです。

朝食後、因島大橋を歩いて渡りに行きました。因島大橋に向かう途中にある因島名物の “ はっさく大福 ” のお店を目指しましたが、はっさく大福の販売期間は10月からだそうで、その代替品として “ きんかん大福 ” をいただきました。こちらも、美味しかったです。

因島大橋の歩行者の専用道では、涼しい風に吹かれつつ、橋の上から見下ろす景色を楽しみました。
因島大橋で記念撮影をしました。

因島大橋を渡り切り、向島の海岸へ行きました。そこでビーチフラッグや水遊びをして楽しみ、お腹を空かせて施設へ戻りました。

青春を謳歌しました。

昼食は、カレーライスを食べました。カレーライスのおかずに、引率の松岡先生がバジルとベーコンのジェノベーゼパスタを作ってくださり、みんなで分けていただきました。美味しかったです。

この2日間は、大学での日常とは異なり、リラックスしてコミュニケーションをとることができました。勉強面では、グループワークを取り入れたことでお互いに質問しやすい雰囲気を作ることができ、他学年との距離も縮まりました。

普段の学生生活では、1~3年生の他学年や他クラスと関わる機会が少なかったため、このように合宿を通して仲を深めることができ、より一層良いチームができたと思います。このチーム力で、今年も大学祭のゲノムアカデミアのブースを盛り上げていきます!

 

集合写真は、ゲノムアカデミアの決めポーズである “ DNAの2重らせんポーズ 🧬” でとりました!

今年のゲノムアカデミアの展示コーナーでは、昨年より様々な年齢層の方に楽しんでもらえるように改良しました!例年とても好評な「DNAストラップ作り体験」に加えて、顕微鏡観察、アルコール分解遺伝子やPCR法について学ぶコーナー、ゲノム・フォトスポットなどを企画しています。また、模擬店では、昨年の「ワッフル」に加えて、新たに「もちポテ」を販売します!「ポテト」なのに食感は「もち」この新感覚を、是非、お試しください!お待ちしております!

 

ゲノムアカデミア長の内田先輩から一言:新型コロナウィルスの影響により4年ぶりの合宿開催となりましたが、みんなの協力もあってとても良い夏の思い出になりました!合宿までの準備は大変でしたが、みんなが楽しんでくれたようで、とてもやりがいがありました!また、先生やみんなとも親睦を深めることができました!この合宿をサポートしてくださった因島施設の方や、教職員の方々に感謝いたします!

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学長から一言:大学祭を盛り上げる目的で創られた薬学部のグループの“ゲノムアカデミア”による因島キャンパスでの合宿はたいへんな充実ぶり。大学祭の模擬店で提供予定の「もちポテ」の試作品作りから展示内容の検討はもちろん、バーベキューや薬剤師国家試験の過去問の勉強会までしっかり実施。福大に所属していても見る機会のなかった内海生物資源研究所に対する理解も深まり、この合宿の成果はきっと大きく花開くことでしょう。