【心理学科】3名の学生が奨学団体の給付奨学生に認定されました!

【心理学科】3名の学生が奨学団体の給付奨学生に認定されました!

暑い夏も自らの目標に向かって邁進している、心理学科の3名の学生をご紹介します。心理学科宮﨑由樹准教授からの報告です(投稿は学長室ブログメンバーの大杉です)。

 


心理学科の宮崎です。

心理学科3年生の奥山椋介さんと4年生の久原璃子さんが公益財団法人ハローズ財団の給付奨学生に、そして4年生の吉田知加さんが公益財団法人小松育英会の給付奨学生に、それぞれ認定されました。両財団の奨学生には、人物・学業ともに優秀な学生が認定されます。おめでとうございます。

このたびの奨学生認定に関して、奥山さん、久原さん、吉田さんに感想を聞いてみました。あわせて、ふだんの大学生活についても尋ねてみました。

 

奥山 椋介さん(認知心理学研究室・岡山県立岡山南高等学校出身)

この度は、ハローズ財団の奨学生に認定していただき、誠にありがとうございます。いただいた奨学金は心理学の学修や卒業研究に向けての教科書や参考書の購入費用、および自己研鑽のために活用しようと考えております。

私は大学の授業の他、ボランティア活動にも積極的に取り組んでいます。今、力を入れて取り組んでいるのは、広島県立歴史博物館と共同で実施する「草戸千軒お化け屋敷」の博学連携活動です。この活動には昨年も参加しましたが、今年は裏方班のリーダーを務めています。

<リーダーとしてミーティングを取りしきる奥山さん(手前左)>

私にとって、リーダーとして全体をまとめるという経験は初めてのことです。そのため、困難と不安が少なくありません。しかし同時に、この経験から、新しいことにチャレンジすることの重要性を学ぶことができました。また、博学連携に初めて参加する学生が、イベントの進行や準備の流れを理解しやすくなるよう、情報伝達の工夫を練習する機会にもなっています。

また、チームワークの大切さを改めて実感しています。スケジュール管理が得意ではない私は、計画通りに進まなかったり、予定の見落としにより混乱することもありました。しかし、その都度、先輩、後輩、同級生の協力により乗り越えことができ、感謝しています。さらに、同じミスを繰り返さないための改善策を全体で考える機会もあり、有益な学びとなっています。引き続き、仲間と協力しながら本番を頑張ります。

<読売新聞の記者さんから取材をうけている様子>

あらためて、学業面の努力やボランティア活動への積極性を評価し、奨学生として認定していただいたハローズ財団の皆様、ありがとうございます。

 

久原 璃子さん(認知心理学研究室・佐賀県立白石高等学校出身)

ハローズ財団の奨学生に認定していただき誠にありがとうございます。大学4年間の学びをこのような形で評価していただけたこと、大変嬉しく思っています。

奨学金は主に大学院進学に関わる諸費用および参考書の購入に使わせていただいています。私は国家資格である「公認心理師」の資格取得のために大学院進学を目指しています。大学院への進学には参考書の購入費用、受験料など様々な費用が必要となります。経済的な不安を感じながら学業に取り組んでいましたが、奨学金をいただけたことで、学業に専念することができるようになりました。今後は学会への参加費や大学院受験の際の交通・宿泊費などにも使わせていただきたいと考えています。

<大学院進学に向け毎日ゼミ室で勉強をしています。>

私は現在、大学院進学のための勉強および研究に力を入れて取り組んでいます。その一環として、昨年度は学会での発表を行いました。今年度も参加予定です。また、勉強以外には下級生の支援を主に行う学生サポーターの活動にも取り組んでいます。この活動を通じて、心理支援に必要な技能や態度を深めていきたいと思っています。

<昨年度の中国四国心理学会での発表の様子>

最後に繰り返しにはなりますが、この度認定してくださったハローズ財団の皆様、本当にありがとうございました。また、申請にあたり手厚いサポートをしていただいた心理学科の先生方にもお礼申し上げます。今後とも奨学生の名に恥じぬように精進して参ります。

 

吉田 知加さん(認知心理学研究室・如水館高等学校:広島県 出身)

この度は、小松育英会の奨学生に認定していただき、ありがとうございます。いただいた奨学金は大学の授業や資格試験の勉強のために、有効に活用させていただきたいと思っています。

私は大学生活で、学業に加え、弓道部での活動にも尽力してきました。しかし、私が入学した時期が新型コロナウイルス感染症の流行と重なり、思うように練習ができない時期も続きました。それに加え、個人戦や団体戦においても、なかなか好成績を収めることができず、理想通りに弓をひけない日々も続きました。

<奥から2番目が吉田さん>

それでも、私はこうした状況を打破するために、日々、練習に励み続けました(学業と同じく何事も持続的に取り組むことができるのが私の強みだと自負しています)。この努力が実を結び、昨年度に開催された「第46回広島県学生弓道親善試合」にて「女子個人準優勝」という成績を収めることができました。

小松育英会の奨学生に認定していただけたという連絡をいただいたときには、このような私の日々の努力が認められたようで非常に嬉しい思いでした。

<女子個人準優勝の盾と賞状>

最後に、この奨学生制度を紹介してくださり、申請するにあたりサポートして下さった先生方、そして重ねて申し上げますが小松育英会の皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

 

この3人は、私(宮崎)が指導するゼミナールの学生ですので、学業、研究、さらには課外活動といった各方面で努力と研鑽を重ね、高い水準で活躍している姿を目の当たりにしてきました。またそれだけではなく、クラス委員(奥山さん)や部活動の主将(吉田さん)としてリーダーシップを発揮したり、 学生サポーター(久原さん)として、困っている学生を継続的にサポートするなど、人間性も際立っています。そのため、この3人の周りには他の学生が自然と集まります。このように、人物・学業ともに非常に優れた学生たちです。

<左から順に、奥山さん、久原さん、吉田さん>

公益財団法人ハローズ財団および公益財団法人小松育英会には、しばしば心理学科の学生をご支援いただいております (昨年度の記事)。両財団の関係の皆様に、心よりお礼申し上げます。本学学生への多大なるお力添え、誠にありがとうございます。

奥山さん、久原さん、吉田さんの今後の活躍にご期待ください。


学業はもちろんのこと、課外活動でも大活躍中の3名の皆さん、おめでとうございます。日々の努力は血となり肉となり、必ずより良い未来を築いてくれるもの。多くの学生が自分たちの目標に向かって邁進できるよう、心理学科も引き続きサポートしていきたいと思います。

 

学長から一言:給付型の奨学金を授与されることになった心理学科の奥山さん、久原さん、吉田さん、おめでとうございます。日頃の学業ならびに課外での諸活動に真剣に取り組んだことが評価されての、今回の結果だと思います。良く頑張りました。そして、これからも益々励んで、各人の目標を達成できることを願っています。また、公益財団法人ハローズ財団および公益財団法人小松育英会の関係者の皆さまには、この度の寛大なお取り計らいに対して、私からも心から御礼を申し上げます。