【生物工学科(生物科学科への名称変更 認可申請中)】7/22オープンキャンパステーマは”酵母のアルコール発酵を科学する”です!

【生物工学科(生物科学科への名称変更 認可申請中)】7/22オープンキャンパステーマは”酵母のアルコール発酵を科学する”です!

生物工学科は2024年4月より生物科学科に名称変更します(文部科学省に認可申請中)。装いを新たにする生物科学科では何を学べるのか、それを知るためには、オープンキャンパスに足を運んでみるのが一番です! 7月22日のオープンキャンパス担当の豊村助手に予告編を書いてもらいましたので、学長室ブログメンバーの吉崎が投稿します。

 


今回は7月22日のキャンパス見学会で、どのような内容になっているのか、どのようなことが体験できるのかを予告していきたいと思います。

私たちの学科では目で見ることができない生物である「微生物」をテーマに研究している研究室が複数あり、その中でも発酵食品を中心とした模擬講義を行うつもりです。併せて参加者の皆さんに体験実験を行っていただきたいと考えております。

微生物と言っても、地球上には非常に多くの種類が存在しています。そのほとんどは目に見えないものの、日常のあらゆるところに存在しており、私たちは微生物からたくさんの恩恵を受けて生活しています。特に、ヒトは発酵食品を通してほぼ毎日、微生物と関わっています。主に、パン、味噌、醤油、納豆、コーヒー、お酒などなど、例を挙げればキリがありません。目に見えない小さな生き物の大きな働きについて感じてもらえればと思います。

バラ酵母を使ったドライイースト

福山市で販売されたバラ酵母パン

微生物による発酵食品は多種多様ですが、私たちはパンやお酒に使われる酵母に注目して研究しています。酵母は英語でイーストと言います。こちらの方が聞き馴染みがあるかもしれませんね。その中でも私たちは、これまでに福山市の市花である「バラ」から酵母を分離し、バラ酵母としてパンやお酒を商品化しています。

バラ酵母を使った「ローズマインドシリーズ」

模擬講義では、微生物のことをはじめ、酵母を使った生命の根幹を探るようなユニークな研究も紹介します。また、講義だけではなく酵母の発酵について目の前で体感してもらう実験や、酵母とはどういった生物であるのか実感し、理解してもらえるような実験を用意しています。キャンパス見学会に参加してもらえれば、これらの講義と実験を通して、目に見えない微生物たちの生活と働きを少しでも学んでいただけるのではないかなと思います。

当日は、実際にバラ酵母を使ったパンを焼いて食べていただく予定です!お楽しみに!

 

学長から一言:微生物研究の成果の一つが、本学教員がバラの花から取り出した酵母を利用した酒類や食品の生産。すでに市販の製品として市場に出回っているものは好評を博しているようです。研究がさらに深まり、新たな酵母の発見や加工技術の開発が進むことを願っています。オープンキャンパスでは参加者の皆さまに是非とも実際にその目で確かめて頂きたいものです。