【大学教育センター】2022年度社会人基礎力大賞と協賛企業団体賞のダブル受賞!

【大学教育センター】2022年度社会人基礎力大賞と協賛企業団体賞のダブル受賞!

福山大学が掲げる “未来創造人” の育成拠点として、地域に開かれた数々の取り組みがおこなわれている “未来創造館”。その未来創造館2階を拠点に活動しているキャリアデザインゼミのメンバー3名(心理学科3年生の藤本悠太さん、メディア・映像学科3年生の森山竜斗さん、経済学科3年生の井丸竜輝さん)が「人生100年時代の社会人基礎力育成グランプリ」に出場し、全国決勝大会において「人生100年時代の社会人基礎力大賞」と「協賛企業団体賞」をダブル受賞しました!その様子を、大学教育センターの学長室ブログメンバー前田がお知らせします。

 

福山大学のキャリアデザインゼミのチーム「REBORN(リボーン)」が、2022年度「人生100年時代の社会人基礎力育成グランプリ」の全国決勝大会で大賞と協賛企業団体賞の2つの賞を受賞しました。発表テーマは「地域資源活用ビジネス「REBORN SAUNA」〜新たな地域課題解決の糸口へ〜」です。キャリアデザインゼミに所属する学生メンバー3名が発表を行いました。

●2022年度 人生100年時代の社会人基礎力育成グランプリ 全国決勝大会
・日時:2023年3月15日(水)13:00~
・場所:オンライン開催(WebEX)
・後援:日本商工会議所、公益社団法人経済同友会
・HP:https://biz100.org/gp

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このグランプリは、経済産業省がとりまとめ定義した「人生100年時代の社会人基礎力」に賛同し、大学での学びにおいて、社会人基礎力の教育の普及と、その効果的な教育方法の研究の推進を目的に「人生100年時代の社会人基礎力」の育成に資する大学の取り組みと、その取り組みで成長を遂げた学生らの多様な実例を集わせ、これらを審査、表彰し、その実例の周知を図るものです。全国6ヶ所で地区予選大会が行われ、地区予選で最優秀賞に選ばれた1チームが全国決勝大会に出場することができます

全国決勝大会では、地区予選を勝ち抜いた6チームが出場し、福山大学の発表順は6チーム中最後でした。過去に大賞受賞の実績もある全国大会常連校の拓殖大学を始め、コロナ禍の中でもユニークで実践的な取り組みをおこなう5校の発表を聞いた後での発表となりました。発表の時の表情からは少し緊張した様子も見られましたが、いざ発表が始まると3名とも自信を持って堂々と発表していました。

 

グランプリ当日の様子(左:森山さん、中央:藤本さん、右:井丸さん)

審査委員長である実践女子大学教授の深澤晶久先生からは「昨年の出場時に受賞を逃した悔しさをバネに、反省をして、新しい挑戦に取り組み、成長したことが本当に素晴らしい。最初に考えていたメタバースを活用したアイデアに課題が見つかった時の切り替えや、地域の人々との密なコミュニケーション、考え抜いた力などを高く評価しました。」とコメントがありました。

リーダーの藤本悠太さんは、大賞と協賛企業団体賞の2つの賞を受賞し、感慨深い思いを語っていました。「昨年度、全国大会に出て破れてから、今年度に向けて頑張ってきた。いただいた賞に恥じないよう、今後も社会人基礎力を伸ばしながら地域に貢献していきたい。」と受賞の喜びを語りました。

後日、発表メンバー3名と鶴田大学教育センター長、前田の5名で、大塚学長に大賞受賞の報告に伺いました。今回のグランプリで発表した、広島県三次市甲奴町での取り組みを通じての成長に加え、福山城築城400周年に合わせて開催した福山城サウナイベントの企画運営についても報告がありました。大学で学んだことを地域で実践し、その様子を生き生きと語る学生たちの様子からは、自信と成長が感じられました。

 

学長室訪問(2023年3月27日(月))の様子

福山城サウナイベント(2023年3月18日(土)、 19日(日)、 21日(火))の様子

大塚学長への報告を終え、改めて今年度の取り組みを振り返った3名のコメントを最後に紹介します。


藤本悠太さん(心理学科3年生、リーダー)

 「適切な収入を得ながら、地方の活性化に貢献する」という将来の “なりたい姿” に近づくため、今年度はビジネスを通じて地域課題を解決することをテーマに、チームで活動してきました。初めてビジネスに挑戦したこともあり、収益を出すために何が重要か分からないなど、自身の実力不足を痛感する日々でした。しかし、自分自身の課題を発見し、成長して成果に繋げていくことはとても楽しく、私にとってかけがえのない経験となりました。今回の経験を糧に、来年度も自身の”なりたい姿”に近づくため、楽しみながら沢山の挑戦をしていきたいと思います。

 

森山竜斗さん(メディア・映像学科3年生)

 私はこのチームのホームページ担当として活動を続けてきました。メディア・映像学科として自分の専門知識を活用していくことはもちろん、それ以外にもビジネスプランの構築やプロジェクトの実証実験を行うなど多くの経験が出来ました。この活動を通して良かったのは自分の専門性を磨きつつも、多くの新しいことに挑戦出来たことです。やることが沢山増えるぶん大変なこともありましたが、仲の良い友達と様々なことに取り組めるのは、学生時代にしか出来ない経験だと感じました。

 

井丸竜輝さん(経済学科3年生)

 活動当初は「地域創生の活動経験をしたい」というちょっとした好奇心で活動を始め、個人的に長期プロジェクトに初挑戦したため活動量や活動内容が初めてのことだらけでたくさん悩みながら活動していました。しかし活動していく中で前田先生や2人のメンバーにたくさん支えてもらい、精神的にも大きく成長でき、全国優勝という結果もついてきた最高のゴールとなった1年でした。今後は、「地元尾道を自分の手でもっともりあげたい」という自分の夢に向かって更に活動していきます。


 

今回、グランプリに出場した3名も、もうすぐ4年生になります。学部・学科が異なるため、彼らが目指す卒業後の未来はそれぞれ異なるかもしれません。しかし、専門性の異なる仲間と協力して取り組んだキャリアデザインゼミでの活動は、彼らが大学入学時に思い描いていた将来の可能性を大きく広げてくれたのではないでしょうか

このキャリアデザインゼミの取り組みは、学部・学年を超えて集い、お互いに刺激し合える開かれた空間の “未来創造館” だからこそ可能なアクティブ・ラーニングの、ほんの一例に過ぎません

4月から福山大学に入学を予定されている新入生の皆さん! 皆さんもこの新しい自分未来創造館を存分に活用して、専門性の異なる個性豊かな仲間と共にやりたいことを実現してくださいね!

学長室での記念撮影(左から鶴田大学教育センター長、森山さん、大塚学長、藤本さん、井丸さん、前田)

表彰状(左:全国決勝大会 大賞及び協賛企業団体賞、右:中四国地区予選大会 最優秀賞)

 

 

学長から一言:キャリアデザインゼミで知り合い、英語で「再生」を意味する名称のチームを組んで一緒に活動してきた所属学部・学科の異なる藤本君、森山君、井丸君が社会人基礎力育成に関するコンクールの全国大会で見事に二つの賞を獲得。実に誇らしく、素晴らしい! 全国大会に先立つ地区予選での最優秀賞を携えての全国大会での大賞受賞です。前田講師の指導もあり、これまでも数々のイベントで輝かしい成果を収めて来た君たちのこれからが楽しみです。