【大学教育センター】第1回せとうちビジネスコンテストで最優秀賞を受賞!

【大学教育センター】第1回せとうちビジネスコンテストで最優秀賞を受賞!

2022年の今年が初めての開催となる「せとうちビジネスコンテスト」にエントリーした本学の学生グループが、一次審査を勝ち残った10チームによる公開プレゼンテーション審査の末、見事「最優秀賞」を受賞しました!その様子を、学長室ブログメンバーの前田がお知らせします。

第1回せとうちビジネスコンテスト 開催概要
・日時:9月25日(日)11:00~14:00
・場所:広島県民文化センターふくやま(エストパルク)
・HP :https://fukuyama-shachu.com/busicon.html

 


「せとうちビジネスコンテスト」は、地域を良くするビジネスアイデアを応援することを目的に開催されたビジネスプランコンテストです。社会や地域をより良くしたいと考える40歳以下の社会人・学生に参加資格が与えられ、受賞チームはビジネスプランの実現に向けた様々なサポートを得ることができます。

今回、未来創造館の2階を拠点に活動しているキャリアデザインゼミのリーダーを含むメンバー3名(心理学科3年:藤本悠太さん、メディア・映像学科3年:森山竜斗さん、経済学科3年:井丸龍輝さん)が、このビジネスコンテストにエントリーしました。発表したビジネスプランは、三次市甲奴町の観光名所の一つ「品の滝」を利用した移動型サウナサービス「REBORN SAUNA(リボーン サウナ)」です。

「REBORN SAUNA」プレゼンテーションの様子

実は、今回エントリーしたメンバーのうち2名は、昨年度の社会人基礎力育成グランプリ全国決勝大会で残念ながら受賞を逃してしまった悔しさをバネに、今年度の早い時期から実践的な地域課題解決プロジェクトを企画して、備後地域北部の町「三次市甲奴町」の人々と共に活動を進めていました。半年以上に渡るプロジェクトの中で生まれた、地域の活性化につながるアイデアのうちの一つが、この「移動型サウナサービス」のビジネスプランでした

近年のビジネスプランコンテストは、斬新なビジネスアイデアを披露するだけでは全く評価されません。そのアイデアが地域社会への貢献につながるかどうかに加え、実現可能性が高いかどうかまで審査されるものが増えており、今回の「せとうちビジネスコンテスト」の評価基準においても、その2つの項目が大きなウェイトを占めていました。エントリー数38組の中から最終選考へと進んだ10チームのビジネスプランは、医療福祉分野からコミュニティビジネス、環境問題を解決する試みや教育・人材育成をテーマとしたものまで本当に様々でした。

審査員の一人、一般社団法人リディラバ代表の安部様より最優秀賞の授賞理由についてコメントを頂いた後、多くの来場者の皆様から大きな拍手と声援を頂きながらトロフィーと賞状を受け取ったリーダーの藤本さんは、「最優秀賞を頂けたのは、メンターの方をはじめ沢山の方々のサポートのお陰だと思います。この受賞をきっかけに、これまで以上に地域に貢献しながら成長していきたいと思います。ありがとうございました!」と、主催者及び来場者の方々に感謝の気持ちを伝えていました。

トロフィー及び賞状を授与されて(左:藤本さん、右:森山さん)

ビジネスコンテストでの最優秀賞受賞を報告するため、先日、学長室を訪問しました。リーダーの藤本さんがビジネスコンテストでの受賞報告と今後の事業化に向けての想いを説明し、森山さんと井丸さんがそれぞれ自身の役割について説明を行いましたが、3名とも大塚学長からの問いかけに対して堂々と自分の意見を話している様子から、1年前とは比べ物にならない成長を垣間見ることができました

受賞の喜びを大塚学長に報告するメンバー3名

最後に、藤本さん、森山さん、井丸さんの3名からのコメントを紹介して、締め括りたいと思います。


●藤本悠太さん(心理学科3年、リーダー)

『まず今回、自分達の考えたビジネスプランが「最優秀賞」という形で評価をいただくことができて嬉しいです!この活動は、大学生のうちから地方創生に取り組み、新たなビジネスを生み出す経験をしたいメンバーが集まってスタートしました。この事業を考えつくまでに、甲奴町に約1ヶ月住みこんで地域の課題や魅力を発見したり、多くのイベントを企画するなど様々な挑戦をしてきました。挑戦する中での苦悩も数多くありましたが、その度に、チームで支えあい、多くの人にサポートしていただいたおかげでここまで来ることができました!自分未来創造活動エリアで活動しているキャリアデザインゼミのメンバー、そして顧問の前田先生にもとても感謝しています。この受賞はあくまで過程に過ぎません。今回の経験を糧に、これからも引き続き「REBORN SAUNA」の実現に向けて活動していきます。

●森山竜斗さん(メディア・映像学科3年)

『初めは、メディア・映像学科に所属していることもあり、広報活動やホームページ制作を頑張ろうという気持ちでいました。しかし、活動を通じて多くの人と出会ったり、ビジネスコンテストに出場したことで、自分の専門分野だけでなく様々なことに取り組めるこのプロジェクトは、新しい学びを教えてくれる魅力的な活動になっていきました。プロジェクトはまだまだ途中段階なので、これからも皆で協力しながら、心からやって良かったと思える結果を出していきたいと考えています。

●井丸竜輝さん(経済学科3年)

『今回のビジネスコンテストから、私たちの行っている活動の意義を改めて実感することができました。今回の受賞までに甲奴町住民の方々をはじめ、メンターの方や先生など応援して下さった多くの人々へ恩返しができるように、そしてこの活動を実際に成功させて甲奴町や備後地域をもっと活性化できるように、また「地元尾道を自分の手でもっと盛り上げたい」という自分の夢に近づけることができるように、これからも活動していきたいと思います。』


せとうちビジネスコンテストの受賞者は、発表したビジネスアイデアの実現に利用可能な支援金・人的サポートの情報提供を得ることができるため、実はこれからが本格的な活動のスタートです!20234月の事業化を目指して奮闘している3名に、これからも応援とご協力をよろしくお願い致します!

左から、井丸さん、藤本さん、大塚学長、森山さん、前田

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学長から一言:地域を活性化するためのビジネスプランコンテストで最優秀賞に輝いたキャリアデザインゼミの藤本さん、森山さん、井丸さん、それに指導に当たった前田講師、おめでとう! サウナと地元の滝とをドッキングし、単に頭の中だけで考えたプランでなく、現場に1ヶ月も入り、地元の方々とも協力しながら、本当に実行可能な企画を練り上げて行ったのは、ものすごいことです。このプランの本格的実現まで視野に入っているとのことで、大いに期待が膨らみます。