【建築学科】「インテリア設計士検定試験」を実施!

【建築学科】「インテリア設計士検定試験」を実施!

本学の資格取得の支援制度とも関連する話題ですが、「インテリア設計士」資格の検定試験が工学部棟の製図室で実施されました。建築学科の学生たちは、長時間の検定試験に粘り強く取り組んだようです。藤原美樹教授からのリポートに基づき、学長室ブログメンバーの伊澤が紹介します。

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建築学科は、2年次に「建築コース」・「生活環境デザインコース」の2つのコースに分かれます。どちらのコースも、必修科目の履修で学校課程別の指定科目を満たす内容のカリキュラムになっています。また、どちらのコースで学修した場合でも「1級建築士」と「2級建築士」の受験資格を得ることができます。

インテリア関連の資格

「生活環境デザインコース」は、主に住宅やインテリアを中心に学修したい学生向けのコースです。「インテリア」関連の資格というと「インテリアコーディネーター」を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。インテリアコーディネーターは、インテリア設計士と違って設計は行わず、空間の提案をする仕事です。他方、インテリア設計士(一般社団法人日本インテリア設計士協会)は、戸建住宅や集合住宅、オフィスビル、商環境、モデルハウスなどにおいて、リノベーションを含むインテリアの設計(家具設計も含む)を行い、より快適で安全、魅力的なインテリア空間の提供を行います。

インテリア設計士検定試験

昨年度は、新型コロナウイルス感染防止の観点から、受験者の安全を考慮した結果、10月に実施されました。本年度は7月10(土)及び11(日)の2日間、大雨の心配がありましたが、天候は何とか持ち直し、予定通り実施することができました。2年生の18名が挑戦しました。1日目の午前は学科試験、そして午後の4時間と2日目は7時間(昼休憩1時間を含む)という長時間、製図版に向かってひたすら製図です。全員、集中力が途切れることなく、最後までやりきりました。

学生の皆さんの努力が報われることを願っています。低学年のうちから、このように集中して取り組むことや早く丁寧に描くこと、また長時間製図に取り組む経験は将来のキャリアに向けて必ず皆さんの力になります。今回受験した学生の皆さん、長時間の検定試験への取り組み、大変お疲れさまでした!

 

 

学長から一言:建築関係のキャリアを目指す人にとって、関連各種の資格を取得して行くことは文字通り登竜門。一つ一つを突破して、自分の目標に到達するために全力で取り組んでもらいたいものです。7時間も集中して設計図を描く大変さは経験した人でないと分からないのでしょうが、自分の思いが具体的な形になっていくプロセスは、きっと他のものには代え難い喜びでもあるのでしょう。その結果として、多くの諸君の合格の報告を聞くのを楽しみにしています。