生命工学部

Faculty of Life Science and Biotechnology

【生物工学科】ワインdeバスツアーに同乗してきました!

【生物工学科】ワインdeバスツアーに同乗してきました!

福山大学生命工学部生物工学科(2024年4月より生物科学科に名称変更予定)および福山大学ワイン醸造所では、地域特産のブドウを使ったワイン造りを教育と研究に取り組んでいます。福山大学も参加する備後福山ワイン振興協議会の企画で、11/11(土)にワインdeバスツアーを開催し、市民の皆さんとせらワイナリー広島三次ワイナリー山野峡大田ワイナリーの3ヶ所を巡ってきました!

道中では山本覚教授から福山大学でワイン造りを始めたきっかけなどが語られたほか、吉﨑隆之福山大学ワイン醸造所長からはワインに関するミニ講義が行われ、1日ワインづくしの会となりました。以下、各ワイナリーでの模様をお伝えします。

せらワイナリー

まず最初に訪れたのは世羅町にあるせらワイナリーです。案内してくれたのは弱冠24歳で醸造責任者となった、生物工学科卒業生の橋本君です。

ショップに入ると初めて見るプレシュラージュとアンブテイヤージュというワインが並んでいました。全12種類のコレクターズワインだそうで、よく見るとラベルに橋本醸造責任者が描かれているようです。こういうのつい集めたくなる私ですが、一部はすでに完売だそうで収集に走らずにすみました(笑)

橋本醸造責任者は説明も慣れたもので、皆さん熱心に聞き入っていました。きっと何十回となく説明されてきたのでしょう、とても頼もしく感じました。

このような機会でなければ見せてもらえない、奥のセラーも案内してもらいました。出荷を待つワインが沢山積み上がっています。数年前に完売となった福山大学のばら酵母ワインなども秘蔵しているようで、熟成でどう変わったのか気になりました・・・。

広島三次ワイナリー

2軒目は北部の三次市にある広島三次ワイナリーです。近年国内外のワインコンクールで数々の賞をもらい、日本で注目のワイナリーの1つです。こちらの太田醸造長には以前生物工学科で講義をしてもらったことがあります。ここではソムリエ資格を持つ職員の方から、高地で穫れる三次ブドウの特徴や仕込みのこだわりなどを語っていただきました。

先のG7広島サミットでは広島三次ワイナリーのワインも幾つか提供されたとのことで、今回はなんとそのうちの1つ”TOMOE小公子マスカット・ベーリーA”(もちろん完売済)を特別に試飲させてもらうことができました。小公子はヤマブドウ系のブドウで野性味溢れるブドウですが、マスカット・ベーリーAと上手にブレンドすることで飲みやすくて深みのある特徴的なワインに仕上がっていました! 付いてきて良かった・・・。

ここでは昼食タイムもありました。ワイナリー付属のレストランでバーベキューです。焼肉にビールも良いですが、赤ワインも良く合います。特に甘みのある脂身の付いた和牛に酸味のある赤ワインは最高のマリアージュと思います!おまけ、今回は福山大学人間文化学部メディア映像学科の学生に帯同してもらい動画撮影を行いました。動画は編集して、随時配信していくようです(備後福山ワイン振興協議会YouTubeチャンネル)。

山野峡大田ワイナリー

最後の訪問先は山野峡大田ワイナリーです。農家民宿型のふくやまわいん特区を利用して極小規模の生産から始めたワイナリーで、現在は通常の果実酒製造免許に移行しています。先のG7広島サミットにこちらの白ワイン「北天の雫」と赤ワイン「富士の夢」が提供され、一躍全国に名を馳せたワイナリーです。
工場では本学生命工学部食品工学科(現・生命栄養科学科)卒業生の峯松醸造長から醸造所や山野峡ブドウの特徴について解説いただきました。3軒のワイナリーの中では規模が小さく、手間暇を惜しまず丁寧に仕込んでいるとのこと。

オーナーの大田さんからは山野峡でワイナリー開設に至った経緯やブドウ畑の案内もしていただきました。手入れの行き届いた綺麗な畑が印象的でした。こちらでも完売済の貴重なワインを試飲させていただきました。G7サミットへ提供されることは事前に知らされなかったことや、日本らしさが表現されたワインであることを評価されたなどの裏話も教えてくれました。以上、近隣の3軒のワイナリー巡りでしたが、朝9時に出発して福山駅前に戻った時は17時をまわっていました。皆さん帰りには両手にいっぱいの荷物を抱えていましたので、きっとご満足いただけた旅だったと思います。次年度も開催される予定ですので、今回参加されなかった方はぜひ次回ご一緒しましょう‼️

 

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