生命工学部

Faculty of Life Science and Biotechnology

【海洋生物科学科】水族館でイルカ研究〜イルカの行動観察〜

【海洋生物科学科】水族館でイルカ研究〜イルカの行動観察〜

海洋生物科学科 山本講師の担当する海洋哺乳類研究室では、かごしま水族館と共同でハンドウイルカの行動や認知について研究を進めています。卒業研究として行われた調査風景を2回に渡ってお伝えします。

1回目の今回は行動観察についてお伝えします。
群れでくらすハンドウイルカは、仲間たちと様々なコミュニケーションのための行動をします。かごしま水族館には水族館生まれのコドモのイルカたちがいますが、オトナとコドモでは何か違いがあるのでしょうか?イルカの行動を記録して調べます。

イルカの行動観察で大切なのが、個体を見分けることです。体や顔の特徴から1頭1頭を見分けます。最初は背びれの形などで見分けますが、慣れてくると顔が違うこともわかります。

個体が見分けられるようになったら、記録を始めます。あらかじめ用意した記録用紙に、事前に考えた記録項目を記入していきます。後から見返せるようビデオカメラでも撮影します。調査前に個体識別の練習もしていた学生M君は、初めてとは思えないほどしっかりと観察していました。

かごしま水族館の皆様のご協力のもと無事に観察が行え、色々な行動を記録することができました。どんな結果が出るか、今から楽しみです。

 

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