人間文化学部

Faculty of Human Culture and Sciences

【#心理学科】ボランティア前期活動報告第三弾!西藤小学校での防犯教室です!

【#心理学科】ボランティア前期活動報告第三弾!西藤小学校での防犯教室です!

後期がいよいよ始まりましたね!学生で賑わうキャンパスはよいものだと改めて感じています。

さて、すでに後期ではありますが、心理学科としては前期の活動報告をもう少しだけお伝えしたいと思います。心理学科濱本有希助手からの報告をお届けします(投稿は学長室ブログメンバーの大杉です)。

 


心理学科の濱本です。

心理学科には、PACE福山支部(ペース)福山大学サイバー防犯ボランティアCyPat FU(サイパットエフユー)という2つの防犯ボランティア団体があります。

7月3日(月)には小学3年生を対象としてPACE福山支部による地域安全マップを、20日(木)には小学5年生を対象としてCyPat FUによるサイバー防犯教室を、福山大学から1番近い小学校である尾道市立西藤小学校で行いましたので、本日はその様子をご報告いたします(尾道市立西藤小学校での過去の地域安全マップサイバー防犯教室の様子)。

PACE福山支部による地域安全マップ

1.事前講義

事前講義は指導に慣れてきた大学3年生や4年生が行うことが多いのですが、今回は、大学1年生にも講義の一部、クイズのパートを担当してもらいました。まず、PACE福山支部代表の増田礼智さん(捜査心理学研究室4年・広島県立因島高等学校出身)から「犯罪が起こりやすい場所」と「犯罪が起こりにくい場所」を見分けるポイントに関する講義を行い、その後、高橋基さん(心理学科1年・広島県立福山工業高等学校出身)、景山美幸さん(心理学科1年・島根県立三刀屋高等学校出身)によるクイズがありました。事前に何度も集まり、練習した成果も十分に発揮することができ、終始笑顔が絶えないクイズでした。

<事前講義の様子>

2.フィールドワーク

今回は初めて小学生に対して指導する学生が多かったので、児童5人~6人の班が2班合同でフィールドワークを行いました。そうすることで、学生指導員は2人(ないし3人)で協力して、フィールドワークの際に児童がより多くのポイントを発見できるようサポートできたようです。

地域安全マップは、小学校の授業の中で実施するので、ほとんどの活動が平日になります。そのため、学生は授業の空コマの時間を利用して活動を行っています。この日、1年生には2限に授業があったため、フィールドワーク後に大急ぎで大学に戻りました。マップ作りまで参加したい!という熱意も皆持っていましたが、大学生の本分である学業も大切にしています。ここからは上級生たちがしっかり引き継ぎます。

3.マップ作り  

マップ作りは、それぞれの班に分かれて行いました。そのため、はじめて小学生に対して指導を行う学生も、他の指導員に頼るわけにはいきません。もちろん、経験豊富な学生が巡回し、進捗状況を確認したりコメントをするなどのサポートは行いました。その結果、すべての班でとても素敵なマップを完成させることができました。

<マップ作りの様子>

4.発表会

発表会は、1班から4班、5班から8班に分かれて2か所で行いました。小学生から、「地域安全マップを作った感想」、「大学生と一緒に活動して楽しかったこと」、「今回の活動で分かったこと」など、たくさんの意見を聞くことができ、学生指導員もとても嬉しい表情で聞いていました。とても素敵な地域安全マップができ、皆の満面の笑顔で終了です。

<発表会の様子と、完成したマップの例>

CyPat FUによるサイバー防犯教室

1.学生による講義

サイバー防犯教室は、CyPat FU代表の三村由佳さん(捜査心理学研究室4年・福岡県立城南高等学校出身)と、副代表の迫里奈さん(捜査心理学研究室4年・広島県立上下高等学校出身)によるインターネットの8つのお約束についての講義からはじまりました。講義では、インターネットやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)に潜む危険について、具体的な例を示しながら紹介し、それぞれのお約束に関連する学生が考えた標語の紹介も行いました。講義の中では、「こんな時どうする?」という問いに対して、小学生は一生懸命考え、積極的に手を挙げてこたえてくれました。

<学生によるインターネットのお約束の講義の様子>

2.標語作り

講義の後は、習ったインターネットのお約束について、最も印象に残ったテーマを題材に、標語作りを行いました!参加してくれた児童全員が、1つ以上の標語を考えられるよう、学生は教室内を巡回し、標語作りのポイントを紹介したり、一緒に考えるなどのサポートを行いました。サイバー防犯教室の内容がしっかり伝わっていたようで、とっても素敵な標語がたくさんできました。

<標語作りの様子と、完成した標語の例>

最後に集合写真を撮りました(上記の完成した標語の例の右上にある番号は、下のインターネットのお約束の番号に対応しています)。

<サイバー防犯教室実施後の集合写真>

学生にとっても、参加してくれた児童にとっても、大きな学びのあるイベントになったと感じます。この経験を今後の活動にもしっかり活かし、犯罪の防止に貢献していってほしいです。

参加・協力してくださった西藤小学校の皆さん、本当にありがとうございました。今後も、PACE福山支部、福山大学サイバー防犯ボランティアCyPat FUの活躍にご期待ください!


PACEもCyPat FUも、それぞれの防犯教室をしっかりやり遂げました。少しずつでも、参加してくれた小学生自身に防犯の力がつき、1人でも悲しい思いをする子どもが減りますように。後期もそれぞれの活動を、しっかりと継続していきたいと思います。

 

学長から一言:学長室ブログではもうすっかりお馴染みの心理学科の二つの防犯活動のボランティア団体、PACE福山支部とCyPat FUによる活動報告は、いつ読んでも活き活きした雰囲気が伝わってきます。大学に隣接する尾道市との連携・協力も益々盛ん。同市立の西藤小学校の小さなお友達の意識は安全マップ作りとサイバー犯罪防止の標語作りを通じて高まったことでしょう。

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