学部・学科・大学院
生物科学科
Department of Biological Science
生物工学科から令和6年4月名称変更します。
生物科学科の歴史
20世紀後半、生化学、遺伝子工学、細胞工学などの分野が著しい発展を遂げ、生物の複雑かつ巧妙なシステムが次々と明らかにされました。このような状況の中、学際的な研究の推進、研究成果の社会への還元、そして将来のバイオテクノロジーを担う技術者・研究者の育成を目的として、昭和61年4月に日本初の“生物工学科”が福山大学工学部に開設されました。以来、時代とともに変化しながら、生命科学の未来へ歩み続けています。
これまでの歩み
1985. | 文部省、生物工学科の設置認可 |
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1986.4 |
工学部生物工学科 開設 酵素工学研究室、植物細胞工学研究室、動物細胞工学研究室、分子生物学研究室、生物科学研究室 設置 生物工学科 第1期生96名入学 |
1987.4 | 遺伝子工学研究室 設置 |
1988.4 | 微生物工学研究室(現・ゲノム科学研究室) 設置 |
2008.4 | 植物環境工学研究室 設置(応用生物化学科から配置換え) |
2011.3 | 植物環境工学研究室 廃止 |
2012.4 | 産業バイオテクノロジー研究室 設置 |
2014.3 | 酵素工学研究室 廃止 |
2014.4 | 醗酵科学研究室 設置 |
2014.8 | 福山大学ワイン醸造所(酒類製造場) 設置 |
2017.7 | 福山大学ブランドの赤ワイン“さんぞうの赤”(現・備後ワイン) 発売 |
2017.11 | 福山大学ラオス醸造研修所 設置 |
2019.7 | 福山大学ブランドのパン酵母“薔薇酵母パン種” 発売 |
2019.8 | 福山大学生命工学部生物工学科東村葡萄園 開園 |
2021.4 | ゲノム科学研究室を微生物科学研究室に改称 |
2021.4 | 動物細胞工学研究室を動物学研究室に改称 |
進化する生物科学科
生物工学科の開設以来、大学院工学研究科生命工学専攻の開設、質量分析装置や次世代シーケンサーなど最新の研究設備を導入したグリーンサイエンス研究センターの設置、進歩の著しい生命科学に対応するためのカリキュラムの改定、ブドウ園やワイン醸造所など実習施設の新設、そして教育・研究スタッフの充実を図りながら、生物科学科は絶えず進化し続けています。
全国で活躍する卒業生
開設当時最新の研究設備と独自の教育システム・カリキュラム、そしてユニークな教授陣を迎えて開設された生物科学科は、2015年に30周年を迎えました。これまでに、生物科学科から数百報に及ぶ学術論文が発表され、各学会から奨励賞や論文賞を受賞するなど、その研究内容は各方面から高く評価されています。これらの研究成果は、活発な産学官連携を通じて実社会でも役立てられています。これらの研究を担った2,000名を超える学部卒業生、大学院修了生は、化学、医薬、食品、農業、教育などの分野で全国で活躍しています。