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メディア・映像学科

Department of Media and Visual Studies

学科イベント

このページでは「高校生CMコンテスト」「メディア・映像学科主催映画上映会」等、学科が実施している各種イベントについてお知らせします。

第20回高校生CMコンテスト2025

高校生CMコンテストは、映像メディアに対する高校生の豊かな感性を開花させ、その才能を支援することを目的として、福山大学人間文化学部メディア・映像学科が毎年開催しています。
第20回目の今年度は<地域の魅力を発信>と題し、2つの部門で作品を募集します。地元の魅力で人をひきつけ、思わず人々が行きたくなるような作品をお送りください。高校生であれば個人・グループを問わず応募できます。あなたの作品をお待ちしています。

第20回目の今年度は<地域の魅力を発信>と題し、2つの部門で作品を募集しました。

 

映像の部83作品、ポスターの部448作品の応募のなかから、つぎの入賞作品が選ばれました。

映像の部

グランプリ 「30秒で恋に落ちる町、郡上八幡」

浜松学芸高等学校 村上 煌賀

審査員のコメント

郡上八幡への誘引を意識した視聴ターゲットの設定、モノクロ背景から彩りある背景への展開、映像や音楽のクオリティなど、非常に完成度の高い作品です。また、音楽の挿入タイミングや、郡上八幡との対比として用いられたごみの映像の選定、音楽とナレーションの音量バランスなど、細部に至るまで丁寧に作り込まれており、グランプリにふさわしい作品だと思います。

グランプリ 「猫と美観地区」

岡山県立水島工業高等学校 柚木 琉

審査員のコメント

美しいCGの高い技術だけでなく、全体の構成、カメラワーク、BGMと調和の取れた編集、全てにおいてバランス良く、質の高いCMに仕上がっていて、倉敷美観地区の洗練された雰囲気が伝わってきました。グランプリにふさわしい作品だと思います。今後の作品作りも楽しみにしています。

特別賞 「踊る市電」

豊川高等学校 田中 泰成

審査員のコメント

路面電車がカーブを曲がる動きを、ワルツのターンに見立てたアイデアがすばらしいです。見た人が、この場所で動画のように市電のダンスを撮影してみたくなるCM効果もあるようにみえました。今後、撮影技術や編集のつなぎ方がさらに向上し、アイデアがより光る動画制作されることを期待します。

ふくりん賞 「夏色に染まる尾道」

尾道高等学校 杉田 凛

審査員のコメント

まず音が非常に印象的に感じました。音楽を意図的に短い尺で切ってループさせ、そこに長短の映像カットをテンポよく組みあわせていますが、それぞれに流れる環境音が重なってくるリズムが心地よいです。最後に花火の音で終わるのも綺麗だと思います。少し緩い感じの映像もありますが、縦画面を効果的に使って尾道を切り取っている構図もとても良いと感じました。

最終審査進出作品 「注染浴衣の季節」

浜松学芸高等学校 福住 優空、磯部 香瀬、松尾 紗希

審査員のコメント

映像冒頭、とても印象的な立干しのシーンから始まり、伝統的な染色技法である注染の工程を紹介しつつ実際の浴衣を着た人が登場する、という流れに感心しました。特に、少し暗い工房でテキパキと捌く職人の姿や、そこで繰り広げられる様々な技術は、それだけでももっと長い時間観ていたいと思わせるものでした。

最終審査進出作品 「将来の繁栄と発展を願って」

石川高等学校 石井 蒼唯、遠藤 琉月、梶原 希望、関根 瑠莉花

審査員のコメント

30秒の中に、とても多くの情報が織り込まれています。CM内に文字として登場する言葉はシンプルですが、ひとつひとつの写真、映像にしっかりとメッセージを持たせようという意志を感じます。
スピード感のある編集になっていますが、大画面でじっくり見たい映像だとも感じました。

最終審査進出作品 「笠岡で良かった」

岡山県立笠岡商業高等学校 多賀 心音

審査員のコメント

夕暮れの笠岡港、岸壁を歩く少女の歩みに合わせて字幕が現れる。ここが私の「居場所」・・・
やがて桟橋に向かって「笠岡でよかった」と叫び、振り返って微笑む。高校生らしい表現で、「初々しさ」や、「郷愁」が、なぜか審査員の胸に刺さりました。

最終審査進出作品 「奈義町の魅力」

岡山県立津山商業高等学校 小童谷 有香、武本 心那、仁木 夕寿子

審査員のコメント

美しい風景にオーバーラップして、和傘を持った人物が繰り返し現れる不思議なCMです。説明を絞った仕上がりには、アート的な印象も感じました。さらに別の、長い映像の導入のようにも見えてきます。
本編の前後にタイトルと黒画面を入れ、しっかり1本の作品として鑑賞できるようにされている点も好印象です。

ポスターの部

銀賞 「桜花爛漫」

浜松学芸高等学校 鈴木 成海、黄楊 里音、鈴木 菜々子、鈴木 琉未菜、村松 佳奈

審査員のコメント

ボリューム感のある満開の桜と生徒(学生?)の姿から、春という季節的な区切り、そこから新しい時間が流れ始めるという期待感を感じさせてくれる作品でした。加えて、写真に映るここはきっと、人間と自然の距離感が近く気持ち良い場所なのだろうと想像させてくれます。桜から少し顔を出している屋根も非常に印象的でした。

銀賞 「白馬八方」

大阪府立東高等学校 一谷 紗雪

審査員のコメント

たくさんの応募作品の中でも圧倒的な存在感を感じるポスターでした。
キャッチコピーはありませんが、それが逆に写真の美しさを際立たせ、「白馬」という一文字に吸い込まれるようで、その堂々たる場所の魅力を表現しているように感じました。人が乗っていないリフトが、自然の風景に溶け込んでいるようで、不思議な魅力を放っています。

ふくりん賞 「1枚じゃ収まらない、この街が大好き」

広島県立高陽高等学校 岡野 朱羽

審査員のコメント

登場している人物も3人、写真から飛び出すイラスト。確かに「一枚じゃ収まらない」ですね!イラストと写真の組み合わせにも魅力を感じました。
部分部分で完成していて、それぞれをじっくり見てみたいという印象も受けます。
今回の規定からは外れてしまいますが、1キャラクターにつき1枚の、シリーズもののポスターとして制作しても、魅力的なものができそうだとも感じました。

ふくりん賞 「心の癒し三郎の滝」

<!- 受賞者情報 –>

広島県立戸手高等学校 硲 優衣

審査員のコメント

しっかりと撮られた写真と丁寧なコピーとの組み合わせで、重厚感も感じるような、ポスターらしい仕上がりになっています。細かな装飾を入れるなど、文字を入れる位置には少し苦労したのでしょうか。他のレイアウトや配色にも、違う可能性が見えてきたかもしれませんね。これからもいろいろとデザインを試していって欲しいです。

最終審査進出作品 「パナスタ」

大阪府立東高等学校 大森 智咲子

審査員のコメント

「暗く」スタジアムを切り取ったこの作品に驚きました。ナイトゲームは、煌々と照明がたかれ華々しく選手がプレーするというステレオタイプなイメージを覆されたように思います。中央に選手集まり、奥から審判が駆け寄ってきているようにも見えますが、その様子も含め、全体を支配するある種の不穏な風景に釘付けになりました。

最終審査進出作品 「やっぱり府中焼きが一番うまい」

広島県立戸手高等学校 井上 奈々子

審査員のコメント

府中焼きを材料ごとに描いて伝えるという手法には感心しました。また、「パリパリ」といったコメントでさりげなく食感を表現している点も素晴らしいと思います。一方で気になる点として、府中焼きの特徴のひとつである「ひき肉」が取り上げられていないことが挙げられます。他の商品との違いを強調することで、府中焼きの魅力がより際立つのではないでしょうか。
さらに、せっかくイラストで表現しているのであれば、写真を使用せず、イラストのみでおいしさを伝える工夫があると、より魅力的な仕上がりになると思います。

最終審査進出作品 「猫と暮らす」

広島県立尾道商業高等学校 盛中 佑美

審査員のコメント

「猫の街 尾道」を、強い奥行きを感じられる構図で象徴的に表しています。
背景の提灯にも猫のイラストが加工されていたり、猫の足跡も表現するなど細部に対する気配りも素晴らしいです。
強いパースペクティブの「猫」は、まるで光の塊ように透明感があり神秘的に表現されています。
暗闇を我が物顔で歩き回る猫の、「猫目線」のローアングルで描かれた魅力的な作品です。

最終審査進出作品 「御衣黄桜」

岡山県立高梁高等学校 宮原 唯依香

審査員のコメント

光の印象や、奥行き感が美しい写真と、「御衣黄桜」のタイトル部分の組み合わせがすっきりとしてとても良い印象です。矩形の色もうまく決まっています。一方、その他の文字の部分がやや弱く見えてしまうのが少しもったいないかとも感じました。配置やフォントを工夫することで、全体のデザインを保ったまま、さらに良いものにできそうです。

高校生CMコンテストに関するお問い合わせ先

お問い合わせ先

〒729-0292 広島県福山市学園町1番地三蔵

福山大学人間文化学部

「高校生CMコンテスト」係

TEL: (084)936-2112(内線2223)

Eメール: cm_contest★fukuyama-u.ac.jp(★をアットマークに変えてください)

映画上映会

メディア・映像学科では、メディアに関わる重要なイベントとして「映画上映会」を行っています。これまでに震災やジェンダー等、社会的関心の高い内容に関する映画や、日本が世界に誇るアニメーション映画などを取り上げてきました。その都度、作品の制作関係者や関連分野の研究者を招いて、学生とのティーチインを行っています。それらの運営準備はもちろん、作品選定や折衝など企画から運営までのすべてに学生が積極的にかかわりながら開催しています。

2022年度映画上映会の報告

2022年4月29日(金・祝日)に3年ぶりとなる映画上映会を開催しました。上映作品は岡山放送(OHK)さんが「地方の時代映画祭2021」でグランプリを受賞された『忘れてはいけないこと~認知症受刑者が問いかけるもの~』です。
日時:2022年4⽉29⽇(金・祝日)
場所:福⼭駅前シネマモード
料金:無料

上映会の報告を学長室ブログ学科ブログに掲載しています。

2018年度映画上映会の報告

2019年1月27日(日)に『寝ても覚めても』の映画上映会を開催しました。
日時:2019年1⽉27⽇(日)
場所:福⼭駅前シネマモード
料金:高校生以下・福山大生無料(学生証をご提示ください)、
   その他は映画館規定の金額

上映会の報告を学長室ブログ学科ブログに掲載しています。右の写真は上映後のティーチインの様子で、中央にいらっしゃるのが上映作『寝ても覚めても』の濱口竜介監督です。

2016年度映画上映会の報告

2017年2月25日(土)に『子グマと満月』『ロンドンコーリング』の映画上映会を開催しました。
日時:2017年2⽉25⽇(土)
場所:福⼭駅前シネマモード
料金:無料

上映会の報告を学長室ブログ学科ブログに掲載しています。 右の写真は上映後のティーチインの様子で、右側にいらっしゃるのが上映作『子グマと満月』『ロンドンコーリング』の長崎俊一監督です。

2015年度映画上映会の報告

2015年11月21日(土)に『心が叫びたがってるんだ。』の映画上映会を開催しました。
日時:2015年11月21日(土)
場所:福⼭駅前シネマモード
料金:2,000円

上映会の報告を学科ブログに掲載しています。右の写真は上映後のティーチインの様子で、中央にいらっしゃるのが上映作『心が叫びたがってるんだ。』のキャラクターデザイン・総作画監督田中将賀さんです。