Department of Media and Visual Studies
CMコンテストの記録
学科イベント「高校生CMコンテスト」の過去の入賞作品を掲載しています。
第20回高校生CMコンテスト2025
高校生CMコンテストは、映像メディアに対する高校生の豊かな感性を開花させ、その才能を支援することを目的として、福山大学人間文化学部メディア・映像学科が毎年開催しています。
第20回目の今年度は<地域の魅力を発信>と題し、2つの部門で作品を募集します。地元の魅力で人をひきつけ、思わず人々が行きたくなるような作品をお送りください。高校生であれば個人・グループを問わず応募できます。あなたの作品をお待ちしています。
第20回目の今年度は<地域の魅力を発信>と題し、2つの部門で作品を募集しました。
映像の部83作品、ポスターの部448作品の応募のなかから、つぎの入賞作品が選ばれました。
映像の部
グランプリ 「30秒で恋に落ちる町、郡上八幡」
浜松学芸高等学校 村上 煌賀
審査員のコメント
郡上八幡への誘引を意識した視聴ターゲットの設定、モノクロ背景から彩りある背景への展開、映像や音楽のクオリティなど、非常に完成度の高い作品です。また、音楽の挿入タイミングや、郡上八幡との対比として用いられたごみの映像の選定、音楽とナレーションの音量バランスなど、細部に至るまで丁寧に作り込まれており、グランプリにふさわしい作品だと思います。
グランプリ 「猫と美観地区」
岡山県立水島工業高等学校 柚木 琉
審査員のコメント
美しいCGの高い技術だけでなく、全体の構成、カメラワーク、BGMと調和の取れた編集、全てにおいてバランス良く、質の高いCMに仕上がっていて、倉敷美観地区の洗練された雰囲気が伝わってきました。グランプリにふさわしい作品だと思います。今後の作品作りも楽しみにしています。
特別賞 「踊る市電」
豊川高等学校 田中 泰成
審査員のコメント
路面電車がカーブを曲がる動きを、ワルツのターンに見立てたアイデアがすばらしいです。見た人が、この場所で動画のように市電のダンスを撮影してみたくなるCM効果もあるようにみえました。今後、撮影技術や編集のつなぎ方がさらに向上し、アイデアがより光る動画制作されることを期待します。
ふくりん賞 「夏色に染まる尾道」
尾道高等学校 杉田 凛
審査員のコメント
まず音が非常に印象的に感じました。音楽を意図的に短い尺で切ってループさせ、そこに長短の映像カットをテンポよく組みあわせていますが、それぞれに流れる環境音が重なってくるリズムが心地よいです。最後に花火の音で終わるのも綺麗だと思います。少し緩い感じの映像もありますが、縦画面を効果的に使って尾道を切り取っている構図もとても良いと感じました。
最終審査進出作品 「注染浴衣の季節」
浜松学芸高等学校 福住 優空、磯部 香瀬、松尾 紗希
審査員のコメント
映像冒頭、とても印象的な立干しのシーンから始まり、伝統的な染色技法である注染の工程を紹介しつつ実際の浴衣を着た人が登場する、という流れに感心しました。特に、少し暗い工房でテキパキと捌く職人の姿や、そこで繰り広げられる様々な技術は、それだけでももっと長い時間観ていたいと思わせるものでした。
最終審査進出作品 「将来の繁栄と発展を願って」
石川高等学校 石井 蒼唯、遠藤 琉月、梶原 希望、関根 瑠莉花
審査員のコメント
30秒の中に、とても多くの情報が織り込まれています。CM内に文字として登場する言葉はシンプルですが、ひとつひとつの写真、映像にしっかりとメッセージを持たせようという意志を感じます。
スピード感のある編集になっていますが、大画面でじっくり見たい映像だとも感じました。
最終審査進出作品 「笠岡で良かった」
岡山県立笠岡商業高等学校 多賀 心音
審査員のコメント
夕暮れの笠岡港、岸壁を歩く少女の歩みに合わせて字幕が現れる。ここが私の「居場所」・・・
やがて桟橋に向かって「笠岡でよかった」と叫び、振り返って微笑む。高校生らしい表現で、「初々しさ」や、「郷愁」が、なぜか審査員の胸に刺さりました。
最終審査進出作品 「奈義町の魅力」
岡山県立津山商業高等学校 小童谷 有香、武本 心那、仁木 夕寿子
審査員のコメント
美しい風景にオーバーラップして、和傘を持った人物が繰り返し現れる不思議なCMです。説明を絞った仕上がりには、アート的な印象も感じました。さらに別の、長い映像の導入のようにも見えてきます。
本編の前後にタイトルと黒画面を入れ、しっかり1本の作品として鑑賞できるようにされている点も好印象です。
ポスターの部
第19回高校生CMコンテスト2024
高校生CMコンテストは、映像メディアに対する高校生の豊かな感性を開花させ、その才能を支援することを目的として、福山大学人間文化学部メディア・映像学科が毎年開催しています。
第19回目の今年度は<地域の魅力を発信>と題し、2つの部門で作品を募集しました。
映像の部107作品、ポスターの部464作品の応募のなかから、つぎの入賞作品が選ばれました。
映像の部
銅賞 「津山の自然」
岡山県立津山商業高等学校 坂手 葵
審査員のコメント
津山の美しい自然の情景を効果的に使った秀作です。よく似たフリー素材も多く存在するので、場合によっては著作権フリーの素材が使われているかも知れませんが、非常に効果的に使われています。特に冒頭のシーンでB G Mに使われているフクロウの鳴き声は、選者の心を打ちました。
銅賞 「つしょうがみそ」
岡山県立津山商業高等学校 安東 陽生
審査員のコメント
冒頭10秒で心を掴まれました。音楽、トランジション、キャスト、演出にユーモアを感じるイントロ。つーちゃんのロゴも可愛いです。何より、制作者が楽しんで作っている感じが、観ているこちらにも伝わってきました。後半にあまり工夫は感じられませんでしたが、繰り返し流れていたら頭に残ってしまう、そんなCMになっていると思います。津山商業高等学校の皆さんが作った「つしょうがみそ」、食べてみたくなりました。
銅賞 「絵になる島 佐久島」
名城大学附属高等学校 若山 舞衣、米田 浩大
審査員のコメント
観光名所を第三者視点で巡る、観光CMとしてキレイな構成となっている映像です。登場人物がスマートフォンで写真を撮影している他、画面を横切るなど動きがあることも大変評価できます。その上で、音響の撮影ノイズなど雑音が気になりました。途中から音楽が流れてくるのですが、冒頭から音楽があった方が良いかもしれません。また、ラストシーンで撮影してきた写真がラストカットの上に重なってしまっています。別のカットなどに分けることでラストがよりキレイな印象的になると思います。
特別賞 「浜名湖の想い出」
浜松学芸高等学校 和田 優月、鈴木 杏望、加藤 有紗
審査員のコメント
全体的にクオリティが高く、大変よい映像でした。撮影、編集を大変丁寧に行っているため、時間の流れが心地よい印象でした。しかし、CMという点からすると、女子高生3人と浜名湖周辺の描写のみで構成されており、ターゲット層がみえてこないということが気になりました。例えば、浜名湖の特産であるウナギや貝類など海鮮物などが要素して入ってくるとより良いCMになるのではないかと思います。
ふくりん賞 「福山に伝わる魅力、琴。」
広島県立府中高等学校 岡田 雄太
審査員のコメント
「琴」は福山の特産物として有名です。厳選の素材を野ざらしで乾燥させるため製作には時間がかかります。そんな福山の特産物をテーマに取り上げたところに感心しました。後半ではその琴を演奏するシーンが印象的です。全体の造りとナレーションが、現代的ではなく地味な仕上がりになっています。さらに工夫すると良い作品になると思います。
最終審査進出作品 「毎日が日曜日。吉祥寺。」
立教新座高校 永森佑希、久保彰太、丹羽晴人、田中望蒼、只野玄
審査員のコメント
吉祥寺に行った際に外国人観光客が多く訪れていたことが印象に残って作成したという
着眼点が素晴らしいです。外国人向けに英語のナレーション、少しでも多くの場所を紹介するためのテンポなども効果的です。惜しいのはトランジションが主役になっており、紹介箇所の魅力が引き出せているとは言えないことです。魅力的に映るような角度や光の入り方、構図などを丁寧にすればより良い作品になると思います。またナレーションは英語ですがテロップは日本語が主体であること、三鷹を吉祥寺の範囲にいれることは個人的には違和感を感じました。
最終審査進出作品 「学生のまち」
広島新庄高等学校 和田 紗昆、髙橋 乘道、菅原 壮真、竹下 浩平、野村 駿仁
審査員のコメント
実写とアニメーションを組み合わせるというアイデアを、冒頭は動画としてスタートし、合成部分では静止画も使いつつ画面全体を動かすというように、一つの方法にとらわれず最適な手法を探りながら実現できている部分が評価できます。ただ、現状では光や時間の印象がバラバラなのが少し気になってしまいました。動画、写真とも、もう一息、魅力的な絵、最適なカットを探してくる努力を重ねることで、さらに良くなると思います。
最終審査進出作品 「学問の神様」
高松中央高等学校 藤井 友音
審査員のコメント
淡路の由来に着目した点、そこからラストのコピーへつなぐ流れは良いと思います。しかし、初見では内容は理解できないのがもったいないです。
文字数に対して表示時間が短く認識は難しいため、表示内容を精査し、表示時間を長くした方が良いでしょう。また冒頭の駅外観カットは淡路駅の文字を認識する前にフレームアウトするため、こちらも内容が理解できない要因になっています。狙いは良いと思いますのでその狙いが伝わるかどうか確認するとよいでしょうか。編集後は視聴者の立場になって確認すれば改善できますのでぜひ実践してみてください。
最終審査進出作品 「妖怪の町」
兵庫県立香寺高等学校 野上 滉翔、北川 健生、西 希望、岸本 颯生
審査員のコメント
個人的には今回の作品の中で一番引き込まれた作品です。妖怪と主人公の切り返し、ノイズによる映像加工は妖怪の世界観と不気味さを表現できています。またラストにきっちり町名を紹介しているためCMとしても成立はしています。賛否が分かれるのは主人公が襲われてしまうという結末です。視聴後に恐怖のみが植え付けられるためホラー映画であればこの表現もアリかとは思いますが街の魅力を得られるかと言われれば難しいです。「妖怪と出会える」結末の表現にする、街に点在する作品を観覧する主人公で終わるなどであれば印象も変わると思います。
最終審査進出作品 「「あさくち」って最高」
岡山県立鴨方高等学校 岡本 麗菜
審査員のコメント
この作品を完成とするか未完成ととらえるかが、審査会でも議論になりました。個人的にも判断に悩む部分はありましたが、カット割や展開は丁寧に考えられ、絵にも魅力があり、作者が目指そうとしているものはしっかり伝わりました。もし作品をアニメーションとして完成させるとすると大変なエネルギーが必要だと思いますが、登場するキャラクターたちが動くところを見てみたいと感じる魅力があります。また、アニメーションに限らず、映像にはいろいろな表現があります。このように静止画を切り替えていくスタイルでも、BGMや効果音の演出で、もう一歩先に進めると思います。
最終審査進出作品 「玉野市宇野の景色」
岡山県立玉野光南高等学校 松本 侑奈
審査員のコメント
縦長のフォーマットで作られた、ある意味でとても今っぽい仕上がりです。とはいえ、文字の大きさを抑えるなど、スマートフォン以外の環境でも見ることのできるバランスになっていると思います。静かな音楽と映像が切り替わるタイミングがおおよそ揃えられているでしょうか。若干ずれているように感じる部分と、最後の部分がぶつ切りになってしまっているのは勿体無いと思います。細かい部分を整えると、駅などのデジタルサイネージなどにも対応できそうです。
ポスターの部
端が切れるほど画面いっぱいに配置したダイナミックな写真と尾道のフォント選びが好感を持てました。一目で花火大会と分かるシンプルさは日付・開催場などが入ればそのまま花火大会のポスターとして使用できるほどです。ただ花火大会のポスターとしてはとなります。地域の魅力が表現できているかとなるとなぜ花火なのかと思ってしまいます。ほかの県にはない花火の特徴を表すか、花火に照らされる尾道の街並みを撮影し、尾道の魅力として知られる街並みが花火に照らされて違った楽しみがあるなど、表現したい地域の魅力がどうすれば伝わるのか考えるとよりよくなるでしょう。
審査員のコメント
はじめにこの作品を見たとき、控えめですがすっきりとよくまとまっていると感じました。同時に、夢風鈴ってなんだろう、という疑問も持ちました。もちろん、気になって調べてみれば、“神代和紙”についてのいろいろなことを知ることができます。その点では、地域を探るきっかけになる良いポスターだと思います。コピー+写真という今回の課題からはやや離れますが、実際のポスターの多くには、コピー以外にも内容を説明する文章が、目立ちすぎないようにデザインされていたりします。今回の作品にも和紙のことなどを説明する文章を嫌味にならないように加えることができれば、より多くの人に届くものになるはずです。
審査員のコメント
全体的にシンプルな構成ながら、写真の構図、文字、レイアウトのバランスが良く、キレイなポスターとしてまとまっていると思います。まず、斜めに撮影している写真がとても良いです。レイアウトとしても余白を持たせることで、画面が斜めになっていることが中和されて画面内の文字を読むことができます。しかし、英語、日本語が左下にまとまってしまったこと、海の水面が暗いことで、一箇所の比重が高くなってしまっています。日本語のレイアウトの配置を変えることでより見やすいポスターになるのではないでしょうか。また、貿易港というロケーションが伝わるタンカーなどが大きく画面に入り込んだ写真を使用するなど、同じアプローチからより完成度の高いポスター制作に取り組んでもらいたいと思います。
第18回高校生CMコンテスト2023
高校生CMコンテストは、映像メディアに対する高校生の豊かな感性を開花させ、その才能を支援することを目的として、福山大学人間文化学部メディア・映像学科が毎年開催しています。第18回目の今年度は<地域の魅力を発信>と題し、2つの部門で作品を募集しました。
映像の部75作品、ポスターの部503作品の応募のなかから、つぎの入賞作品が選ばれました。
金賞 「そうか草加、行こう。」
立教新座中学校・高等学校 松尾 優志、池田 篤生、本田 悠真、宮内 彰吾
審査員のコメント
和風でモダンなBGMに合わせて、匠の技が感じられるカットがテンポ良く切り替わり、観終わったら草加せんべいが食べたくなるCMでした。途中、実際の作業音を入れることでより臨場感が出ていると思いました。最後のカットの「そうか草加、行こう」のコピーをロゴにして、せんべいがかじられるグラフィックと効果音の演出が、CMらしさを高めていると思いました。実際にどこかで使われても良いような高いクオリティだと思いました。
お知らせ
本作品が、草加市役所1階PHOTOSPOTのモニターや、草加駅前のマルイ1階にある観光案内所、草加せんべい振興協議会が参加するイベント等で上映されるとのことです。お近くにお越しの際はぜひご覧ください。
金賞 「父が恋した季節」
浜松学芸高等学校 鈴木 楓、坂本 りつ、中畑 瑠菜、生駒 彩華、甲賀 響、牧田 心路
審査員のコメント
映像そのもので語る、ということにしっかりチャレンジしていることが伝わります。丁寧に撮られた美しいカットを気持ちよく繋いでいる、非常に完成度の高い映像だと思います。BGMの音も素晴らしい。
ただ全体としては父娘のドラマの印象が強く、美しい海岸(ゴミひとつない…!!)が、二人を支える脇役にとどまっているようにも感じます。今回のCMの尺では難しいですが、ここを舞台としたオムニバスの短編映画などになっていれば、海岸の印象がいろいろな形で伝わり、より存在感が際立つでしょうか。
銅賞 「心温まる懐かしさを大子町・旧上岡小学校」
茨城県立水戸第二高等学校 山下 由季、山田 結愛、尾又 杏莉、大久保 千夏
審査員のコメント
セピア色で始まるシンメトリーな校舎全景の画面は、ブラーのかかったズームで始まり、時を超えて訪れた世界のようです。
女子生徒が教室を跨ぐとカラー表現となり、現在でもとても良い状態で保存されている教室の紹介映像、最後にはズームアウトしてまた校舎全景の映像で終わるのだが、始まりと同じアングルで、動画の構成もシンメトリーで面白い。
保存された文化財の紹介映像として、一定の完成度を評価しました。
ふくりん賞 「世界でひとつの博物館」
岡山県立笠岡商業高等学校 宮口 陽菜
審査員のコメント
冒頭、英語のナレーションで惹きつけ、カブトガニの豆知識を披露する流れは記憶に残りやすく良い演出です。ただ迫力のある恐竜を表現するのであれば分割画面ではなく、ひとつの画面の方が良いでしょう。またスムーズではないズームは視聴者を現実に引き戻してしまいます。迫力のある映像を狙うのであればもっと近接から見上げる構図にするなど制作意図を表現できる撮影方法を身につければより良い作品になると思います。
ふくりん賞 「伝統と変革のまち」
広島県立高陽高等学校 境谷 颯馬
審査員のコメント
可部の街を散歩しているかのようなカメラワークが心地よい映像でした。BGMの頭と最後が全体の尺に合わせて作られていて、安心感がありました。最後のカットのロゴとモーショングラフィックスがCMらしさを高めていました。観光地を網羅的に魅せるだけでなく、ストーリー性も加われば、可部の魅力を伝えられるより高い完成度のCMになると思いました。
最終審査進出作品 「一生忘れられない町-onomichi-」
広島県立尾道商業高等学校 古畑 さくら
審査員のコメント
メインの部分では写真とキャプションをテンポよく繋いでいます。街で撮られた写真全体のトーンが揃っていることで、雰囲気よくまとまっています。冒頭と最後の動画部分では、もう少し時間帯を感じられるように撮ることができればコントラストが生まれ、より効果的だったと思います。スマートフォンでも、撮る際に色調など調整できることもあると思いますので、ぜひチャレンジしてみてください。
最終審査進出作品 「ようこそ、備中の海へ。」
銀河学院高等学校 渡邉 蓮翔
審査員のコメント
瀬戸内海を題材に映画を思わせるシネマスコープとその雰囲気に合わせた音楽など制作の意図は伝わります。しかし「ぜひおいで下さい」とまとめるには瀬戸内海の魅力がそこまで伝わってきません。雄大さを表現するには三脚でぶれないように撮りましょう。特にラストカットは水平も傾いているためもったいないです。
最終審査進出作品 「目に映るもう一つの景色」
兵庫県立香寺高等学校 上田 修護、高橋 穂乃馨、種田 もか、有末 桃香
審査員のコメント
文字通り目の中に合成処理された映像が映り込むと言う発想が大変面白いと思いました。テンポの良いB G Mによる進行もとても良いと思うのですが、ちょうど18秒あたりでB G Mが途絶えると同時に映像がブラックアウトするのは何か意味があるのか偶然なのか疑問が残ります。また同じ場所の夕景で背後に載っている周囲の話し声が大変気になってしまいました、環境音はフェードしても良かったと思います。
最終審査進出作品 「歴史の街 “上下”」
広島県立日彰館高等学校 ギロン リュウ
審査員のコメント
テロップが少し読みづらいですが、映像だけでも十分理解できる映像でした。最後のロゴは、ロマンと歴史を感じるようなデザインになっても良いかと思いました。
最終審査進出作品 「錦川を跨ぐ古風橋」
広島工業大学高等学校 梶本 瑛太、松本 怜士、中村 海翔
審査員のコメント
錦帯橋を真下から見上げているカットの迫力と美しさが素晴らしいです。ポスターとしても成立するくらいの画面の強さを感じました。この印象が作品全体に及んでいてほしかったように思います。橋以外の部分でも、よりグッとくる画を探してみてください。
ポスターの部
審査員のコメント
ほぼシンメトリーな構図で、退屈な感じになってしまいそうなところですが、左右の提灯、人々のシルエット、竿のカラフルな装飾と目を引く要素が多く、見飽きません。
そして何より、コピーが絶妙です。しっかりと祭りへの想像を掻き立てられますし、写真と相まって、戦いの前の静けさといった趣を作品に与えています。地名、祭りの名前がストレートに記されていることも、効果的だと思います。大きさにも関わらずあまり邪魔に感じないのは必要な情報だからですし、配置もよいですね。
この祭りのことを知らない人もきっと調べたくなるはず。グランプリにふさわしい作品だと思います。
高校生CMコンテストは、映像メディアに対する高校生の豊かな感性を開花させ、その才能を支援することを目的として、福山大学人間文化学部メディア・映像学科が毎年開催しています。第17回目の今年度は<地域の魅力を発信>と題し、2つの部門で作品を募集しました。 映像の部147作品、ポスターの部436作品の応募のなかから、つぎの入賞作品が選ばれました。 グランプリ 「静岡の日本一」 静岡県立科学技術高等学校 上山いゆ、海野紗矢 審査員のコメント とってもおもしろい映像で、満場一致のグランプリでした。 金賞 「小江戸 川越氷川神社」 立教新座高等学校 石山 諒、新井 瑛太、小川 文孝、片桐 啓太 審査員のコメント 音楽のテンポに合わせたカット割りとトランジション、バランス良く切り取られた画角が、観ていて心地良い映像作品になっていると思います。 金賞 「いつかの君に会える街」 広島県立尾道商業高等学校 小倉 美月 審査員のコメント まず猫のアニメーションがとても良いです。道を登っていく途中に出会う猫。現れたり消えたり、尾道の猫はこうなのだな…と感じます。線描の丁寧な動きも魅力的ですね。 銀賞 「夜の東山区」 京都府立京都すばる高等学校 田渕 匠真 審査員のコメント まるで映画のオープニングのような情感あふれる映像作品です。 ふくりん賞 「尾道にやって来て音」 広島県立尾道商業高等学校 奥元 亜海香、礒部 心海、王野 知乃花、岡 愛未、新田 光菜、黒木 夢月、高橋 海桜 審査員のコメント 音で魅せるというアイデア、そして実際に魅力的な音を集めて映像としてまとめ、最後にしっかりとコピー、タイトルで決めています。大変良いと思います。 最終審査進出作品 「広島のカキうまいんよぉ」 広島県立広島高等学校 中島啓冴、橋村和樹、相馬悠 審査員のコメント 張りのある声、明快なナレーションが印象的でした。音声合成ソフトの質感や、ある種の滑稽さに頼ったようにも見える作品が多い中で、自分たちの声でしっかり表現しようという意志は好ましく感じます。 最終審査進出作品 「伝説のマイナー路線 TOMO鉄道」 近畿大学附属広島高等学校福山校 大田 仁成 審査員のコメント 鉄道車両のCGが自作ということにまず驚きました。質感や線路への映り込みなど素晴らしいクオリティだと思います。ただ廃線となった鞆鉄道の物語であることは分かるのですが、存在したという「情報」のみになってしまっているのが残念です。 最終審査進出作品 「live my own way」 鹿島朝日高等学校 大村優太朗、金泥匠、保利優梨花、向井華、矢野主税、寺岡歩彩 審査員のコメント 伊予鉄道に乗って海辺の駅で降り、防波堤の先端まで行って大きな声で叫ぶというストーリー。私が評価したのは「絵コンテ」と映像の整合性です。後出しジャンケンかもしれませんが絵コンテとピッタリの映像が表現されています。とても丁寧でよく描けています。この学生はなんと叫んでいるのか?連想が膨らみます。 最終審査進出作品 「アルバム」 広島県立尾道商業高等学校 神田彩夏 審査員のコメント 絵になる景色が多い尾道を紹介するために「フレーム」を使用する演出はシンプルで制作者の意図を伝えるという点では成功です。 最終審査進出作品 「姉の帰省」 浜松学芸高等学校 社会科学部地域調査班・地域創造コース 審査員のコメント 「昔と変わらない」景色が残されている公園と幼少時代から訪れている姉妹の関係性を重ねるという試みは良いと思います。映像のクオリティも高いと思います。 最終審査進出作品 「未来心の丘」 広島県立日彰館高等学校 上神瀬比亜 審査員のコメント 早いテンポでカメラを動かしながら短いカットを重ねていく、 “今っぽい“印象の映像です。ただそれだけではなく、作品全体で、どのような場所なのか、どのようなところに注目しているのかを見る側に伝えることができているところが良いです。短い時間の中に役者を配し、人との絡みで場所を見せているのも効果的です。階段のシーンで後ろに別の人物が映ってしまったのは残念。第17回高校生CMコンテスト2022
映像の部
グラフィックやアニメーションの技術も高いですが、なんと言っても構成とアイデアがすばらしいと思います。ユニークなアニメーションと、早すぎるテロップを読みたいと思わせる要素も相まって、何度も観たくなるCMだと思います。
最後のテロップに「静岡」というワードが入れば、静岡県のCMとして使われていてもおかしくない作品だと思います。
初見では、筆記体の英語表記ということもあり、どこの神社で何を宣伝したいのかが伝わりにくいと思いますが、そこは繰り返し観てもらうことで補っているCMとして成立していると思います。
「神社」が持つ意味、もしくは「川越氷川神社」の特性が、何かしらこの映像で表現されていたら、尚良いCMになるのかと思います。
人物の背中を追うところからスタートしつつ、一旦その人物は画面から消え、風景や猫に主役がバトンタッチし、最後に出会う構成、編集もシンプルですが良いと思いました。
曇り空気味のもとでの撮影ですね。この雰囲気もしっとりしていて悪くはないのですが、揺れなどがちょっと気になります。イメージどおりの天候を選び、カメラを固定するなどして画面全体の印象をアップさせれば、さらに良いものになるのではないでしょうか。
デフォーカス画面にタイトル文字、続いてゆらめくような夜景に、これ以外ないと思われるような音楽が被さって、不思議な世界に誘われます。私はすごく感動しました。
これはもう少し長い作品の一部を切り取ったものなのでしょうか?
突然の終わりでそれを感じさせます。できれば全編観たいと思います。
観せていただければ幸いです。
一方、かなり“ゆるい”フレーミングが多少気になります。個人的にはとても好きな画面も多いのですが…揺れをグッと抑えて対象を捉えるようなショットを加えても良いかもと感じました。そして画面の魅力で数秒引っ張る部分を入れるなど、カットの長短をもう少しだけ大胆に変化させても視覚的な緩急が強まって、さらに面白さが増したかもしれません。
ただ、映像はもう少しがんばってもらいたいところ。牡蠣を美味しそうに撮ることも、それを美味しそうに食べている映像を撮るのも大変難しくはあるのですが…この内容ならぜひチャレンジしてほしいところです!
駅跡がバス停になっていることや橋の跡地などいろいろと調べたのだと思いますが、それらの情報から「魅力」を伝えるためにもう一つ踏み込んだ物語、メッセージが表現できればより良いものになるのではないでしょうか。
まさか「バッカヤロー!」じゃないですよね?
「写真に残したい町」のコピーを最後に表示させることでより分かりやすくなっています。
ただ肝心の「フレーム」の中の画に魅力がありません。カメラは遠景で撮影して「フレーム」の中の画が美しい構図になるように工夫すればより意図も伝わり、効果的になったと思います。
鈴木 楓、坂本 りつ、牧田 心路、中畑 瑠菜、生駒 彩華、甲賀 響
しかし最後の姉妹の会話を無声にしたため内容が伝わりにくくなっています。
短い時間、かつ無声で表現する場合は動作や小物の活用も検討した方がよいでしょう。
また昔から変わらない景色が残っている公園の表現方法ですが過去と現在のシーンは同じ場所で撮影すればより分かりやすくなったのではないでしょうか。
ポスターの部
審査員のコメント
昨年度に引き続き浜松学芸高等学校からの応募、ありがとうございます。
「天浜線応援団」プロジェクトの作品で、プロの指導のもとに制作されている様な完成度があります。天浜線のロゴ。橋と車両、ヘッドコピー、少女達の配置が、リズム感があってとても軽やかな雰囲気の作品です。この写真を撮影するための、車両が通過するダイヤに合わせた時間設定、それに合わせた少女達の手を振る動作など、タイミングをピッタリと合わせるのは、大変だったのではないかと想像します。
第16回高校生CMコンテスト2021
高校生CMコンテストは、映像メディアに対する高校生の豊かな感性を開花させ、その才能を支援することを目的として、福山大学人間文化学部メディア・映像学科が毎年開催しています。第16回目の今年度は<地域の魅力を発信>と題し、2つの部門で作品を募集しました。
映像の部146作品、ポスターの部659作品の応募のなかから、つぎの入賞作品が選ばれました。
映像の部
グランプリ 「恋する天浜線」
浜松学芸高等学校 社会科学部地域調査班
横村 美優 畠山 倖知 戸塚 巧真 セライヤ 桜 山田 祐未佳 近藤 優 大石 美亜 山本 果奈
審査員のコメント
高校生がつくったとは思えない高いクオリティーに審査員満場一致でグランプリとなりました。出演者の演技も遜色なく、音楽もオリジナルということもポイントが高いです。
個人的には、「あの頃の私がいるようで・・・」という大人になった視点で語られるストーリーが、高校生の発想から生まれたことに少し驚きました。
金賞 「天領 倉敷美観地区」
岡山県立水島工業高等学校 天野 太翔
審査員のコメント
前半のモノトーンのシネマチックな映像と「倉敷」の文字以降はカラー映像で現代の景観も表現している。倉敷の文字を中心にシンメトリックな構成でまとめていて、好感が持てました。
また映像はしっかりした撮影技術で、ブレてしまうドリーの撮影も上手に撮影されていました。
確かな技術に支えられた表現として評価しました。
金賞 「浜松餃子」
静岡県立科学技術高等学校 上山 いゆ 海野紗矢
審査員のコメント
ユーモアたっぷりで飽きさせない構成と、細かい動き、効果音、どれもすばらしいです。完成した餃子が、布で作られたとは思えないくらいとっても美味しいそうでした。
見る度に味わいのある、CMらしい作品だと思います。
全体の明暗をもう少し明るくしても良いかなと思いました。
終わり方はいさぎよくて良いと思いますが、音が途切れている印象がありました。
ふくりん賞 「15秒でわかる寄島」
岡山県立笠岡商業高等学校 川崎 鉄
審査員のコメント
CMは15秒間すべてを見てもらうには難しい時代ですが、この作品は「15秒でわかる」と謳うことで最後まで見せる工夫が感じられました。またAIによるナレーションは無機質な側面もありますが時報のエッセンスを入れることで無機質さが逆に活きています。
伝えたい町のポイントはシンプルにして、余計なグラフィックは使用しないという潔さを感じました。未完成な表現が完成度を高めている不思議な作品です。ただ個人的にはURLではなく検索窓を表示した方が良いと思います。
最終審査進出作品 「The city of prayer in the nostalgic」
広島市立沼田高等学校 髙橋 瑛司
審査員のコメント
アップテンポでハイキーのBGMに乗って広島の名所を写真とテキストで紹介している作品です、写真をベースに様々なデザインが加工され、また現れる文字はBGMに合わせて変形し、おそらくは読ませると言うよりは動くオブジェクトの一部のように扱い、音響とのマッチングによってスピード感を楽しませる作品です。タイポグラフィーやモーショングラフィックスの要素がうまく表現されていると思います。波紋のエフェクトは、私は微妙だと感じました。
最終審査進出作品 「内海紹介させてもらえませんか?」
銀河学院高等学校 浦上 陽海
審査員のコメント
手描きのタイトル(なかなか魅力的です!)から始まって、丁寧に構成されています。その一方で、気になるところも。まずは音声について。音声合成によるナレーションは、そのコミカルで楽しくなることもありますが、この作品では、肉声の方が良い効果を生むのではないでしょうか。また、画面全体の傾きが落ち着かないところがありました。ダイナミックな感じと不安定な感じは少し違うのです。もう一息!
最終審査進出作品 「まちを走り続ける電車」
静岡県立科学技術高等学校 鈴木 嘉二
審査員のコメント
外から見た電車、車内、車窓からの景色、それらが若干不安定なところもあるもののとても魅力的に撮られています。電車の音声とも合わさり、期待の高まる前半でした。後半では文字が入りますが、この電車の魅力を画と音で伝えていた前半と異なり、情報を伝えることが中心になり過ぎてしまったのかもしれません。魅力を感じさせてくれる前半とやや空回っているように感じる後半があり、惜しい!と感じました。
最終審査進出作品 「夕食の用意をせよ!!」
立教新座中学校・高等学校 山口隼輝 岡田健大
審査員のコメント
きちんとオチがあり、街の魅力も伝わる構成に好感を持ちました。
お店の出口から出てくるカットを重ねる表現は、様々なお店で購入していることを表すには効果的です。そして、文具店は通り過ぎるという演出をあえて挿入するところも遊び心があって良いと思います。ただ冒頭に音声がないのはもったいなさを感じます。音声も動画の一部ですので環境音も入れるようにした方が良いでしょう。また冒頭の母親のメールの文面は認識するには秒数が足りないように思います。物語の目的であるため視聴者が視認できる秒数は確保した方が良いでしょう。
最終審査進出作品 「不動院」
広島工業大学高等学校 田邉 航希
審査員のコメント
琴の調べに乗って国宝の不動院が紹介されています。爆心地広島には古くからの建築物が残らず破壊されたこともあり、唯一の国宝です。雨の日の撮影という事が分かり良い味を出しているのと、トランジションの面白さが良かった点だと思います。太田川の後の不動院前の地面から山門へとフォーカスが移動する場面も良いと思います。高校生らしい良い作品です。
気になる点としてはフォントの選択でしょうか?毛筆のような書体は、必要な情報が伝わりにくいばかりでなく、付加的な要素が加わって、私はあまり評価しません。この辺は見る人の好みで分かれるところかも知れません。
最終審査進出作品 「懐かしさに出会う街“高梁市”」
岡山県立高梁高等学校 片山奈緒
審査員のコメント
わざとレンズを曇らせて撮るなど工夫されたのか、冒頭のところなど、不思議なレトロ感を醸し出しており、魅力を感じました。しかし最後の方ではキリッと写っている部分もあり、ややアンバランス。この辺り、大きい画面で見ながら丁寧に確認すると良いと思います。また、途中から音とトランジションがずれるのは意図的でしょうか。ディゾルブの時間も変化させるなど、もう少し仕掛けをしても良かったかも。
ポスターの部
審査員のコメント
桜に水辺、学生と青春を感じるロケーションが素晴らしい。
地名などが入っていない作品が多い中、浜名湖の地名、コピーを入れることで何を伝える広告なのか分かります。ビジュアルも良いのですが私が推したポイントはコピーです。「浜名湖」を知らない方はコピーの「潮風」に違和感を覚えてしまいますが浜名湖の特徴を知れば「なるほど」と納得させる仕掛けになっており秀逸です。
この気づきは記憶に残るので広告としても成功です。ロケーション、写真、コピーなどすべてにおいて完成度の高い作品です。
第15回高校生CMコンテスト2020
高校生CMコンテストは、映像メディアに対する高校生の豊かな感性を開花させ、その才能を支援することを目的として、福山大学人間文化学部メディア・映像学科が毎年開催しています。第15回目の今年度は<地域の魅力を発信>と題し、2つの部門で作品を募集しました。
映像の部96作品、ポスターの部371作品の応募のなかから、つぎの入賞作品が選ばれました。
映像の部
グランプリ 「くらしにプラス くらしきガラス」
金光学園高等学校 渡邉文奈・中藤浩文・岡邊こむぎ・三澤葵
審査員のコメント
ナレーションは放送部の方を採用されたのでしょうか。聞きやすいナレーションでした。 コメントに合わせた映像のシチュエーションもよく考えられています。 またロゴはオリジナルで制作されたとのことですが小谷ブルーの色を取り入れるなどコンセプトもデザインもしっかりしており、動画のクオリティを引き上げています。 すべてにおいて丁寧に制作されており、完成度の高い作品となっていますが きれいにまとまり過ぎていてCMとして逆に印象が弱くなっているのが残念です。 つかみとなるファーストカットは炉のアップや真剣な職人の顔など強い映像を使用し、紹介する商品を単品でしっかりと見せることを考えるとより良くなると思います。
受賞校の活躍についておしらせ
金光学園高等学校のみなさんの「倉敷ガラス」に関する研究活動が、Webマガジン「倉敷とことこ」に掲載されています。ぜひご覧ください!
くらしにプラス くらしきガラス 〜 民芸品「倉敷ガラス」の魅力を金光学園高等学校の生徒が紹介
Yahooでも公開されています。リンクはコチラ
金賞 「絵になる町」
エクセラン高等学校 メディア研究同好会 小松紗依・山岸紀花
審査員のコメント
岩井俊二監督作品のような色彩表現、 ガス・ヴァン・サント監督作品に登場するようなフォトジェニックな主人公。カット割り、構成、演出のどれもが映画のようで心地よく、何度も観てしまう作品。審査員の中には涙を流した者も。作者の今後の作品にも大いに期待。
一つだけ気になる点があるとすれば、選曲。幅広く公開することを考えて、オリジナル曲やクラシック曲などでも良かったのではと思いました。
金賞 「宮城のうまいもん!」
クラーク記念国際高等学校仙台キャンパス 菅野 真悟
審査員のコメント
自作の歌の独特なノリと、太鼓のリズムが全体を引っ張って行き、映像はすべて写真という、割り切った作りの映像が印象的です。方言の持ち込みかたも良いですね。しっかり30秒でまとめているところにも力量を感じます。
気になるところをあげるとするならば…登場している様々な食材がみな、1発目のドンで出た時に全体が見え、何かわかってしまいます。ここの登場のさせ方や、拡大されていく感じをもっと極端に、などまだ工夫できるかも。歌とリズムの強力な推進力に任せて、遊んでみても良いのではないでしょうか。
ふくりん賞 「ミーちゃんと尾道焼き」
広島県立尾道商業高等学校 大礒 菜月
審査員のコメント
イラストによるアニメーションにチャレンジしていることがまず目を引きました。絵を動かして動画を完成させるのは決して簡単なことではありませんが、ナレーションも含めてしっかり完成させていることを評価したいと思います。話と映像の流れがやや説明過多にも感じるのと、若干展開に無理がある部分(スズメ?をみて鶏・・・砂肝を思い出すところ)などにはもう少し良い表現を探せたかもしれませんね。
最終審査進出作品 「げたの町 福山」
近畿大学附属広島高等学校福山校 中尾百音
審査員のコメント
ノスタルジックな、そして少し大人びた感じの作品ですね。浴衣の女性の仕種が大人っぽいです。色調をいじっているのかどこかノスタルジックな色調で、振り返れば浴衣の子供達が駆けてゆくシーンではモノクロームの表現で、古い過去に戻ったような表現。子供達にも浴衣を着せ、下駄を履かせてロケーション撮影に臨んだんでしょうね。絵コンテもしっかりと書かれていて、とても計画的に作成されていると感じました。最後のナレーションがややぶっきら棒な印象に聞こえてしまったように感じます。もう少し抑揚を丁寧に話すと印象が変わると思いますよ。
最終審査進出作品 「吉備津神社」
広島県立戸手高等学校 海原 真優
審査員のコメント
まずSNSへの広告として考えるとタテ型の動画は珍しくないもののタテ型動画の応募数が意外に少なく驚きでした。その中で本作品はタテ型で構成されており新鮮でした。
トランジションはSNSで見かける手法など流行を取り入れた作品ですがCMに必要な「伝える」要素が弱いです。
応募用紙に記載されている「装飾が美しくて見てほしかった」ことを伝えたいのであれば対象物をどんどんクローズアップにしていき、カットの切り返しに流行のトランジションを取り入れることもできたのではないでしょうか。「伝える」内容を明確にした後、その内容を表現できる手法を考えるように心掛けてみると良いでしょう。
最終審査進出作品 「自然が作りだした芸術作品」
広島県立戸手高等学校 高橋 唯
審査員のコメント
森にカメラが入り込んでいく導入部の印象がよかったです。一方これは審査員共通の意見だったのですが、最後のカットが打ち捨てられたベンチであることには若干疑問を感じました。このベンチ、ある意味フォトジェニックな、目をひきつけ、人との関わりを感じさせるモチーフなので、単に森を映すより強い印象を与えています。そこに気づいたことは良い発見なのですが、この印象を全体の中でもう一歩うまく生かす方法を見つけ出せればさらに良いものになったと思います。
最終審査進出作品 「JK2人の橋巡り」
広島県立尾道商業高等学校 室屋 佳穂
審査員のコメント
ジャンプ繋ぎでポジションを変えてゆく手法は、一時期流行った感じですが、今使うのは微妙かも知れません。また前後に入る輪郭処理というかエンボスのような処理も、これも少し古さを感じてしまいました。
何が審査員の目を引いたかといえば、表現が難しいのですが、出演の2人の高校生の、スレていないと言うか純情そうなと言うか、瀬戸内の自然一杯の中で、のびのびと育った可愛らしさです。この2人をもっと現代的な表現で、おしゃれな作品に仕上げれば、さらに良くなったと思います。
最終審査進出作品 「倉敷美観地区の魅力」
岡山県立玉野光南高校 吉井夏妃
審査員のコメント
古くから変わらない景観を保っている倉敷美観地区、この美しさを現代からタイムスリップして過去に戻ったような、そんな幻想的な作品です。
現代の表現はカラーで、過去はモノクロームにブラーをかけたようなソフトな映像で表現していて、メリハリがあり主題がはっきりと分かる作品だと思います。
ただ、審査員全員が口を揃えて言っていたのは、過去へ移る部分のトランジッションについてでした。カラーの部分の所謂OLの表現はそんなにうるさく感じないかも知れませんが、大きなモザイクのトランジッションはうるさ過ぎます。面白いので使いたくなってしまう気持ちは分からなくはないのですが、トランジッションの印象が強過ぎて主題がボケてしまうのです。映像制作は、盛って行くのではなく、削ぎ落として行く気持ちが重要なのだと思います。
ポスターの部
審査員のコメント
雨の中、鬱蒼と茂る竹林の小径。もうこのシチュエーションだけでも心惹かれてしまいます。その状況を優れた構図と、独特のパースペクティブを用いて表現した、素晴らしい作品です。目線を両サイドの生垣の2段目の直線のちょうど人の腰の高さ辺りに置いて奥行き感のある表情を、またそれより上の情景はレンズの歪みを一杯に使って、空を覆う竹林を表しています。そのどれもが計算し尽くされているような理知的な表現だと思う良い写真です。それに比べるとキャッチコピーは、??ていう感じだと思います。「旧都」を「きょうと」とルビをふって駄洒落のような感じにしたのでしょうが、理知的な写真とは裏腹な感じで、私は少し違和感を感じました。文字の位置は良いと思いますが、書体(フォント)にはもう少し気を使った方が良いと思います。
審査員のコメント
スッキリと収まりの良い、ポスターとしての完成度を感じます。
大阪のどの地域かは分かりませんが、こんな稲のしける田んぼがあるんですね。地平線の奥には住宅地も見えたりして、シチュエーションの切り取りが良いと思います。
そのさらに奥には入道雲があって時間や季節も感じさせられます。おそらく作者にとっては何気ない日常の中の風景を写真に留めた感じなのでしょうが、なんと懐かしく日本を感じさせる風景に仕上がっていますね。「かわらないもの」とはそんな気持ちが込められているんでしょう。少し気になるのは「かわらないもの」の「の」の下の空間です。もう少し開けた方が、つまり写真の位置をもう少し下に移動して空間を広げると良いと思います。文字を上げてしまうと上の空間が狭くなってしまうので、文字の位置は変えないということです。






























































