【大学教育センター】社会人基礎力育成グランプリ中国・四国地区予選大会で3年連続最優秀賞を受賞!

【大学教育センター】社会人基礎力育成グランプリ中国・四国地区予選大会で3年連続最優秀賞を受賞!

人生100年時代の社会人基礎力の育成に資する大学の取り組みと学生の成長について審査・表彰する「社会人基礎力育成グランプリ」。今年度、中国・四国地区予選大会に出場したキャリアデザインゼミの学生3名による挑戦「地元企業のDX化支援を通じた学びと成長」をテーマとしたプレゼンテーションが高く評価され、3年連続の最優秀賞受賞に輝きました。

この大会に向けて頑張ってきた3名のメンバーに、地区予選大会を通過した喜びと、3月15日(金)に開催される全国決勝大会に向けての抱負を語ってもらいました。学長室ブログメンバーで大学教育センターの前田が紹介致します。

 

先月の2月18日(日)、「人生100年時代の社会人基礎力育成グランプリ」中国・四国地区予選大会がオンラインで開催されました。この大会は、経済産業省の委託事業として2007年度に第1回目が開催され、今年で17回目を迎えます。

今回、この歴史あるグランプリに挑戦したのは、リーダーの越智時紀人さん(経済学科2年)と上野りりこさん(メディア・映像学科3年)、織田蒼梧さん(経済学科2年)の3名。学生時代にこれを頑張ったと胸を張って言える挑戦(ガクチカ)の一つとして、憧れの先輩達に近づきたいという想いを胸に、新しいことを始める決意をしたそうです!

 

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取り組みを始めたのは、2023年の5月頃。それから約8ヶ月間、自分たちの「やりたいこと」を基準に、メンバー3名の強みや個性が発揮できるテーマを試行錯誤しながら活動していました。

最初は「食と運動」をテーマに掲げ、小学生の健康状態を知るために学校訪問を試みたりしていましたが、自分たちだけでは解決が難しい困難に直面し、検討の継続を断念。地域の中小企業の困りごとを学生視点から解決する方針へと切り替えた後、地元企業の1社から協力を得てDX化支援をおこなったことについて、自身の学びと成長を振り返り、考察をおこないました。

「簡単に諦めることなく、自分達でできる最大限のことに取り組む」ことで、様々な困難を乗り越えてきた3名だからこそ、地区予選大会での堂々としたプレゼンテーションにつながったのだと思います。

 

中国・四国地区予選大会での発表の様子

 

ここで、この社会人基礎力育成グランプリに挑戦している3名の学生それぞれに、中国・四国地区予選大会通過の振り返りと、全国決勝大会に向けての抱負を聞いてみようと思います。

 

発表練習の様子(左から上野さん、織田さん、越智さん)

 

越智時紀人さん(経済学科2年、リーダー)

私の中では、取り組みのテーマを切り替えることが印象に残っています。ここでは活動を断念せざるを得ないところまでの話になりました。その際には、これでいいのか、なぜ取り組むことが難しいのかなどについて何日も3人で話し合い、先輩や先生にも相談してテーマを再設定しました。また、チームメンバーのモチベーションが下がって活動が停滞した時は、自分が夜遅い時間に2人を集めて、この活動をやり遂げたいという思いを伝えたことで再び動き出すことができ、今回の地区予選通過にまで繋げることができました。全国大会に向けて、地区予選の中で浮き彫りとなった課題を改善し、全国優勝を目指していこうと思います。

 

上野りりこさん(メディア・映像学科3年)

中四国大会を通過することが出来て嬉しかった気持ちと同時に、最後まで走り切れていなかった自分に対する悔しさもありました。準備をする中で自分の力不足やメンタルの弱さを体感し、自分が思っている以上に成長しがいがあると思いました。この経験や後悔をもとに、「賞を取るため」ではなく今までの活動や学びが審査員や出場者達にどうやったら響くか、そして次世代にどのような形で引き継いでいくかを考え、最善を尽くしたいと思います。

 

織田蒼梧さん(経済学科2年)

チーム内で意見をうまく伝え合えていないという課題がありました。悩んでいる時に、OB・OGの先輩方から頂いた「大学時代の失敗は成長のために必須だから、恐れずに何度も挑戦したら」という言葉に背中を押され、話し合いで質問を積極的にしていきました。そうすると、チーム内に互いの意見を引き出そう、深掘りしようという雰囲気を作っていくことができました。OB・OGの先輩方に気軽に相談できるキャリアデザインゼミの環境があったからこそ中国・四国地区大会を通過できたと思います。全国大会では活動をしっかりと発表して、助けてもらった人達にキャリアデザインゼミ全国2連覇という形での恩返しを目指したいです。

 

3名とも、自身の成長を自らの言葉で言語化できていて、本当に素晴らしいですね!全国決勝大会でも全力を発揮して、先輩達が手にした社会人基礎力大賞受賞の栄光を2年連続で掴み取ってほしいと思います!

 

大塚学長への受賞報告の様子

 

3月15日の全国決勝大会は、事前申し込みをすることで誰でもオンライン視聴が可能です。当日時間がある人はもちろん、この4月から福山大学に入学を予定されている新入生の皆さんも、是非応援よろしくお願い致します!

 

学長から一言:授業科目「キャリアデザイン」の前田講師担当の授業を受講していた学生により自然発生した自主ゼミの仲間が、今年もやってくれました。経済産業省の委託事業として17年も続いている「社会人基礎力育成グランプリ」の中国・四国地区予選をトップで通過し、全国大会に駒を進めます。頑張りの様子を報告してくれる3人の目がキラキラと輝いていたのが印象的でした。