【薬学部】学生による「iPadを使ったペーパーレス学修法」の紹介

【薬学部】学生による「iPadを使ったペーパーレス学修法」の紹介

令和5年度教育振興助成の採択課題の一環として、薬学部5年生の藤井惇一くんを講師として招き、薬学部1年生向けにICT活用勉強法について紹介してもらいました。その様子について、薬学部の渡邊准教授から報告がありましたので、薬学部ブロガーのY.Sが紹介します。

 


福山大学ではICTを活用した質の高い教育を実施しており、学生の皆さんがデジタルデバイス(ノートパソコン、タブレットなど)を大学に持参し、学修に利用する Bring Your Own Device(BYOD)を強く推奨しています。キャンパス内には、随所に無線LANを整備しており、本学学生と教職員を対象にOffice 365(Word、Excel、PowerPoint、Outlook、OneDrive等)やセキュリティソフトウェアが無償で使えるようになっています。また、未来創造館1階の共同利用センターには、学生のICT利用に関する相談・支援のためのICTサービス部門が設置されています。

令和5年度教育振興助成の採択課題「ICTを活用した学修の推進」の一環として、薬学部5年生の藤井惇一くん(病態生理・ゲノム機能学研究室の配属学生)を講師として招き、薬学部1年生向けに「勉強の質と効率を向上させるiPad活用勉強法」を紹介してもらいました。

藤井くんは、1年生からiPadを使いこなしており、実演を含め説明にも熱が入ります。

講演では、勉強における「使い勝手の良さ(利便性)」が大変わかりやすく説明されていました。特に5年時の薬局・病院実務実習実務実習セミナー)の時には「講義ノートを詰め込んだiPad一台を持っていくことで、過去の授業を振り返りながら新しい知識を積み重ねる事ができた」と理想的とも言えるデバイスの活用体験を具体例を交えて紹介していました。

参加した学生からは、「とてもわかりやすい説明でした」、「すごくわかりやすくiPadへ興味が湧きました!」、「iPadでノートをまとめたりして将来それを活かせるようにしたいです!」など大変好評でした。

そして講演の最後には、「自分に合った勉強法を1年生のうちに身につけること」と「楽しむところと勉強するところのメリハリをつけて薬剤師へのストレート合格を目指そう!」と先輩ならではの熱いメッセージが伝えられました。きっと1年生たちにもその想いが伝わった事でしょう。

 

藤井くんから一言:自分が紹介したiPad活用勉強法が、少しでも1年生たちのためになればと思っています。今回、iPad活用法を紹介しましたが、iPadに限らず、自分に合った勉強スタイルを1年生のうちに身につけてほしいと思います。薬学部1年生の皆さん、6年間で薬剤師国家試験に無事に合格できるように、1年生の基礎科目のうちからコツコツと勉強に励んでください。勉強ばかりで嫌になることもあるかもしれません。そこで、勉強後の息抜きも重要です。自分の場合は、定期試験後の息抜きを存分に楽しむことを原動力の一つとして、友達とグループで教え合いながら勉強してきました。1年生のうちに、分からないことを独りで考え込まず、まわりの友達や先生方に相談できる環境づくりも重要だと思います。3年生になると研究室配属があり、新たな仲間ができたり、これまで授業で学んできた知識が課題研究テーマにつながって好奇心をかきたてられたり、ワクワクすることも待っています🧑‍🔬。大学ライフを楽しみながら、がんばって乗り切ってください、Good Luck 🤞!

課題研究の際にも、ノートや文献整理、Office365によるクラウドでのスケジュール管理や情報共有などに、iPadを活用しています。

 

先輩学生の言葉は、時に教員よりも説得力があります。今回のような発信が、より良い学修のきっかけに繋がる事を切に願います。

 

学長から一言:本学の教育振興助成金を活用し、薬学部で進行中の研究プロジェクト「ICTを活用した学修の推進」の一環で実施された、5年生の藤井惇一君による「iPad活用勉強法」の講話は、大好評だったようです。藤井君、自らの経験を広めてくれて有り難う。これがきっかけで参加者の勉強法が変わり、学習の効率や上がることを期待します。