【就職課】「ローカルジョブサミット」で学生が企業をプレゼン!

【就職課】「ローカルジョブサミット」で学生が企業をプレゼン!

11月13日(土)に広島市内で開催された広島県中小企業家同友会主催の「ローカルジョブサミット」に、本学から3チームが参加し、備後地域の優良企業を学生目線で紹介しました。その様子について、学長室ブログメンバーで就職課の平が報告します。

ジョブサミットとは

「ジョブサミット」は昨年から始まったイベントで、広島県中小企業家同友会に加盟している企業を学生たちが訪問取材し、学生目線で企業の業務内容や一押しポイントを見つけ、就活を始める仲間へわかりやすく紹介するという内容です。広島県内の広島修道大学、広島女学院大学、安田女子大学の3大学に加え、今年初参加の本学を含めた4大学12チームがプレゼンを実施しました。

<会場前の看板>

福山大学から3チームが参加

今回、本学は山陽パッケージシステム株式会社テクノス三原株式会社株式会社山本屋という備後地域で活躍されている3社を訪問し、実際に商品の製造過程を見学して現場の社員から説明を受けた後、グループでポスターにまとめ、7分という時間制限のなかで発表を行いました。

就活生を対象として開催される合同説明会では、企業の担当者が会社のPRをされていますが、今回は学生たちが企業について自分たちが知りたいことや伝えたいことを7分のプレゼンにまとめ上げました。

初参加となる本学の3チームは「学生目線で企業を紹介して発表する」という大きなテーマだけを与えられ、あとは全て自分たちで取材してまとめ、取材で聞き忘れたことは担当者とメールや電話でやり取りしながらプレゼンポスターを作成して発表しました。

 

<商品の見せ方やフリップの持ち方を打ち合わせ中>

山陽パッケージシステムの発表

梱包資材の製造メーカーを発表したのは、経済学科佐藤ゼミと田中ゼミのチームです。自分たちが、見学時に段ボール箱の組み立てを実際に体験した映像や製造工程の動画を流しながら普段は目にしない製造工程をイメージしやすいように工夫していました。また、SDGsに向けた実践がなされていることやリサイクルで環境にやさしい企業を目指していることなどを説明しました。

<いよいよプレゼン!!最初はとても緊張気味>

<慣れてきたらアドリブもお手のもの>

<組み立て体験を動画で流し、来場者にアピール>

テクノス三原の発表

船舶や橋・建物の大型建造物の非破壊検査の企業を紹介したのは、経済学科の高羅ゼミのチームです。聞きなれない非破壊検査とはどんなことをするのか、実際の現場の写真を提示しながら来場者にそのスケールの大きさを説明しました。また、フィリピンへの6ヶ月派遣を通して語学を学べること、働き方改革に力を入れられていること、奨学金返済の支援があることなど福利厚生もしっかり説明し、来場者からも質問が飛び交いました。

<初めの段階は担当者がフォロー>

<卓上幟を持って、さりげなく企業PR>

<企業担当者の補足もその場で応用して、自分の言葉にして説明>

<最後の発表が終わりみんなで成功ポーズ!>

山本屋の発表

和菓子製造の企業の発表は、心理学科ゼミのチームです。企業理念にスポットを当てて、社員の日頃の姿勢や働き方を説明しました。また、安全で安心な商品づくりを目指すための様々な取り組みや、さらには海外にも和菓子を輸出していることなどをフリップや現物の商品を見せながら説明しました。説明終了後は、卓上に陳列した桜餅をはじめとする全ての商品を紹介して、多くの来場者の人気を博していました。

<発表、商品紹介、フリップ提示をチームで連携>

<甘い話だけに訪問者は女性が中心?!>

さらに、企業の担当者も各ブースに待機されており、来場者からの難しい質問や、さらに詳細な補足説明が必要な場合などに適宜フォローをして下さっていました。

<さりげない担当者のフォローで助かっています>

手作りの良さをPR

来場した学生たちが「知らない会社だけど聞いてみようかな」と思えるようなインパクトのあるポスターが並び、隣から隣へと移動しながら聞いていました。また、企業ブースへの来訪者が1人でもいれば説明を開始するため、11時から15時までの約4時間、繰り返し発表を行っていました。そのため、最初はぎこちなかった説明も最後にはアドリブで来場者の興味を惹きつけられるようになった学生もいました。

<隣のブースへの誘導に担当者も協力>

約4時間という長丁場で緊張の連続でしたが、途中、参加企業からの差し入れもいただき、学生たちは元気をチャージしながら頑張りました。

<来場者全員へ企業からの差し入れがありました>

学生の反応・企業の反応

学生からは「自ら取材に行って企業紹介をするというのは、とても新鮮でおもしろかった」、「初回こそ緊張したが、2回目、3回目と発表するうちに、自分の言葉で魅力を語りかけられるようになった」との声がありました。また、担当者からは「一日ですごく成長しましたね」、「ポスターパネルは会社で掲示します」などと参加者全員が満足のいく結果になったようです。今年の3年生は人前で発表する機会も少なかったのですが、自分が発表するだけでなく、他大学の学生発表も聞いて刺激になったようです。

最後になりましたが、ご協力をいただきました担当者の皆様、お忙しい中を取材後もメールでアドバイスをいただくなど本当にありがとうございました。

この発表の様子は、主催者側がビデオを撮影していますので、ビデオが届き次第、ポスターと合わせてゼルコバまたはセレッソに掲載したいと思います。ご期待ください。

 

 

 

学長から一言:学生目線で見た訪問企業の業務内容や職場の様子をうまくまとめて紹介する技量を競い合うという内容を読んで、別の催しを連想しました。本学が備後地域の諸大学をリードして年末に何年も実施してきたBingo Openインターンシップの合同発表会です。実際にインターンとして働いて得た経験を発表するものですが、インターンシップ期間中の個人的体験や学びとともに、やはり若い感性でとらえた企業の特色が語られます。学生の報告を通じて自らを見直し、あわせて少しでも良い人材を獲得したいという企業の本気度が感じられる催しですね。