【国際センター】国際センターグローバルラウンジがOPEN!

【国際センター】国際センターグローバルラウンジがOPEN!

 コロナ禍で海外渡航が難しい今日、どうすれば日本に居ながらにして国際交流を活発に行うことができるでしょうか?そんな課題に対応することもねらって、今年度新設された国際センターグローバルラウンジについて、国際交流課の坪根、神原、呉が紹介します。

 新型コロナウイルス感染症の影響により海外留学プログラムが軒並み中止となる中で、本学がこれまで脈々と続けてきた国際交流の学内拠点を築くため、またオンラインでの国際交流の環境を提供するために、早川前センター長時代から検討を続けてきた「国際センターグローバルラウンジ」が、この度オープンしました。本学には、中国・ベトナム・マレーシア・ケニア・タイ・ネパールなどの国から留学生が約100名在籍しているのですから、日本人学生も留学生も国内に居ながら活発な国際交流ができるはずです。

 さて、グローバルラウンジは、1号館(下のキャンパスマップの中心)ピロティ―の南側にあります。

 ピロティ―を南に進んで、写真奥にある窓の手前まで行くと……。

 ありました!本学のシンボルマークと地球のイラストが入った緑の看板が目印です。Come on in!

 肝心の部屋の中は?と言えば、次の写真をご覧ください。特に、大型ディスプレイなどのICT機器も備えられており、学生間での種々の言語による交流などの活動の他に、海外の大学とのオンライン交流での利用も可能な造りとなっています。

 もちろん、グローバルラウンジでも感染症予防対策を十分に講じています。また、万が一の際にも着席状況をトレーシングできるように、QRコードから利用状況を登録するシステムも導入しています。ここでもICTが活用されています。

 ところで、冒頭で説明したとおり、コロナの影響によって通常の海外留学プログラムの中止が余儀なくされていますが、その代わりとして、オンラインでの語学研修プログラムを実施したり、協定大学で行われる交換留学プログラムについてもオンラインでの対応(リンク先は募集終了)をとったりしています。

 この度新設されたグローバルラウンジを利用して、これらのオンラインでの取り組みをさらに広げるべく、現在はブルガリアの協定大学であるソフィア大学日本学科との琴を使った文化交流事業の準備を進めています。こうした今後の諸交流については、詳細が決まれば学生の皆さんに適宜ゼルコバ(学生ポータルサイト)で案内します。是非ご期待ください!

 最後に、グローバルラウンジの開設にあたり、伊丹センター長並びに専任教員の趙准教授からのコメントを紹介します。

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【伊丹センター長】

 学生の皆さん、今回の新型コロナ感染症は、海外に行くことだけがグローバル化の方法ではないことを示しました。つまり、海外からの遠隔授業等を受講、あるいはメディアを高度に活用して交流することによって、海外を知ることがより身近な方法となっています。とは言え、海外の現場の空気を吸うことも大切なことには変わりありません。海外留学を希望する皆さんには、今少し我慢の時です。今だからこそできること(例えば、語学の自己研修や専門知識の高度化など)を行って、コロナが去った後の新秩序の世界へ飛び立つ準備をしておきましょう。そして、本学には約100名もの留学生が在籍していますので、海外渡航ができない今こそ留学生との交流を通じ、他国の言葉や文化に触れてみてください。コロナ禍においても、グローバルラウンジが皆さんの国際交流に大いに役立つものであると期待しています。

【趙准教授】

 グローバルラウンジは、海外留学を希望する学生や外国人留学生に限らず、全ての学生が気軽な雰囲気の中で利用できる空間となっています。これから様々な国際交流イベントを通して、国内学生と留学生を繋ぐ機会もここで提供できればと考えています。1号館で授業がある際は、是非足を運んでみてください。

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 コロナが一日も早く収束し、気軽に海外に出かけられる世の中になることを願うばかりですが、上記の観点から国際センターグローバルラウンジが開設されました。学生・留学生の皆さん、利用に関して相談があれば、国際交流課へお気軽にどうぞ!

 

 

学長から一言:祝、グローバルラウンジ開設!です。これまで本学では留学生と日本人学生、あるいは異なる国や地域出身の留学生同士が交流できる本格的なスペースはありませんでした。時折行われる国際交流のイベントの時だけでなく、日常的に国際交流が展開できる拠点ができたことは本当に喜ばしい!いろんな言語が飛び交い、そこへ行けば、異なる文化的背景をもった友人に出会うことができる、なんと素晴らしいことではありませんか。また、そんなインフォーマルな付き合いだけでなく、国際交流センターや国際交流課の尽力で、本格的なオンラインでの語学研修の企画も準備されるようです。当面は感染防止対策に十分に心掛けた上で、大いに活用しましょう。私も暇を見つけて立ち寄ってみたいものです。