【社会連携センター】コロナ禍でも川崎医科大学の学術集会で発表!

【社会連携センター】コロナ禍でも川崎医科大学の学術集会で発表!

8月1日(土)、川崎医科大学で学術集会が開催されました。この学術集会は2010年度から開催されていますが、今回で第11回になります。福山大学はこの学術集会に2015年から参加させていただいていますので、今回で6回目の参加となります。
発表の様子について、学長室ブログメンバーの社会連携センター中村が報告します。

コロナ禍ではありますが、学術集会は、出入口でのアルコール消毒や出入口の常時解放、検温で体温が37.5℃以上であれば入場制限を行い、会場内は定員を減らし、座席間隔を開けた席、マスクは各自で用意するなどの感染防止対策を講じての開催となっていました。

学術集会関係の過去ログです。
併せて、特別セッションとポスターセッションの発表者も列挙します。(役職は当時のものです。)

(2015年8月1日)川崎医科大学の学術集会で発表!
口頭発表:町支臣成教授
ポスター掲示:橋本 優花里 教授、仲嶋 一 教授、沖 俊任 准教授、井ノ内 直良 教授、上敷領 淳 准教授

(2016年8月6日)吉備地域での産学官連携の取り組み 知的財産活用の学術集会で発表!
口頭発表:町支臣成教授
ポスター掲示:仲嶋 一 教授、中道 上 准教授、中東 潤 准教授、今 重之 教授

(2017年8月5日)ハプニングに負けず川崎医科大学の学術集会の発表を無事終了!
口頭発表:前原昭次 講師
ポスター掲示:白川 真 講師、松岡 浩史 講師、柴田 紗知 助教

(2018年8月4日)透析患者さんの透析中のQOLを高める!
ポスター掲示:中道 上 准教授、井ノ内 直良 教授、山下 純 准教授、大西 正俊 講師、木平 孝高 講師

(2019年8月3日)川崎医科大学の学術集会で大学院生も発表!
ポスター掲示:瀬尾 誠 講師、髙山 健人 講師、番匠谷 研吾 助手、志摩 亜季保 助手

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例年の発表題数は百数十題ですが、今回は新型コロナウイルス感染症防止のために川崎医科大学教員のポスターセッションは抄録集に限定されたため、当日の発表総数は、川崎医科大学以外の大学を中心に口頭発表が9題、ポスター掲示が15題でした。
その中で、福山大学は、1題の口頭発表と3題のポスター掲示による発表を行いました。
発表者は、薬学部薬学科の佐藤 雄己 教授小川 祥二郎 准教授本田真知子 助手の3名です。

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開会は、川崎医科大学の柏原副学長の司会による福永学長の挨拶で始まり、口頭発表とポスターセッションが行われました。

9題の口頭発表は、3回に分けて川崎医科大学現代医学教育博物館2階大講堂で行われました。
小川 祥二郎 准教授による口頭発表の模様です。発表会場は、座席間隔を大きく開けて聴講する形式です。また、入場制限も行われていますので、少し閑散とした雰囲気となっています。


さらに、15題のポスター発表は、4階展示室で行われました。
本学から参加して発表した3名の様子を紹介します。

ポスター発表会場では、ブースを設けていただきました。
ポスター掲示は、3密を避けたソーシャルディスタンス形式です。
ポスターとポスターの間隔は、かなり開いています。

佐藤 雄己 教授は、「Pharmacokinetics-Pharmacodynamics解析に基づく抗菌化学療法個別化への臨床的アプローチ」について発表しました。薬の効果的な使用方法を血液の濃度と関連させた統計手法によって解析する研究です。

また、口頭発表も行った小川 祥二郎 准教授は、「内因性ステロイドの検査試料としての爪の有用性評価」について発表しました。病気の診断に血液ではなく、爪を用いることを考案しています。長く伸びた爪を切って使用するので痛くないですね。

 

本田真知子 助手は、「細胞外基質ネフロネクチンは、T細胞内の活性酸素種ROSレベル調節を介したTh17と制御性T細胞(Treg)のバランス制御により自己免疫疾患増悪化に関与する」について発表しました。自分の免疫系が誤って自分を攻撃することがあることから、なぜ攻撃が起こるのかをモデルを用いて調べた研究です。

 

さらに、5階の多目的ホールには、昼食用としてサンドイッチ、ケーキ、プリンや飲み物などが準備されていました。すべていただくことができないほど、たくさん準備していただいていました。
ありがとうございました。

今回の学術集会に参加した本学全員の集合写真です。
お疲れ様でした。
写真撮影も間隔を開けたソーシャルディスタンス形式です。

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福山大学社会連携センターは、これからも他大学との研究交流や共同研究の更なる進展を目指して活動して参ります。
お世話になりました川崎医科大学学術集会での発表によって、研究交流の深化、新たな研究アイデアの発見、共同研究締結へ繋がればと思っています。
今後とも、引き続きよろしくお願い申し上げます。


 

学長から一言:川崎医科大学様、お世話になりありがとうございました。。。コロナ感染防止に徹底したご配慮をいただき、このブログの記事を読むだけでも、そのご苦労がしっかりと伝わってきます。。。発表者の皆さん、お疲れさま!