【スマートシステム学科】ＥＴロボコンチャンピオンシップ大会ガレッジニア部門の報告！
１１月２１日（木）にパシフィコ横浜（神奈川県横浜市）で開催された「ＥＴロボコンチャンピオンシップ大会ガレッジニア部門」に、中四国予選を勝ち抜いたチームSanzo2019－Gが参加したので報告します。チームSanzo2019-Gは、工学部スマートシステム学科の１年生有志を中心に構成されたチームで、今回のチャンピオンシップ大会にも彼らが参加しました。これまでの経緯はこちらのブログで報告している通りですが、今回は全国大会である大舞台での発表、はたして結果はどうなるのでしょう？この様子をスマートシステム学科（フェイスブックはこちら）の伍賀が報告します。
「ＥＴロボコンチャンピオンシップ大会ガレッジニア部門」 は、組み込み総合技術展EmbeddedTechnology2019という国内外から多数の企業が参加して開催されるアジア最大の技術展示会の催事の１つとして行われました。パシフィコ横浜の展示会場のメインステージに赤絨毯のパフォーマンスステージが用意され、ここでのプレゼンテーションを競うというものです。
パシフィコ横浜でのメインステージ会場
この大会のために、スマートシステム学科１年生の有志は、限られた時間の中で準備を進めてきました。同学科の４年生や２年生に手伝ってもらいながらも、ドローンと地上ロボットの合体分離の仕掛け、地上ロボットの遠隔操縦の実現などを何とか実現できていました。当日は、福山大学で製作してきた災害地形のジオラマとこれらのロボットを会場に持ち込み準備を進めました。しかし、この総合技術展の会場では、多様多種の通信機器が展示され稼働されている環境で、無線通信が混線！どんなに設定をしても、ドローンも地上ロボットも操作できないというトラブルに見舞われてしまいました。
発表準備で地上ロボットとコントローラを確認する山本さんと謝さん
これは福山大学だけでなく、参加するチームはすべて無線通信が使えないというトラブル発生で、大変苦労しました。結局、プレゼンテーション内容を変更し、ドローンや地上ロボットは発表者チームが手で持ってパフォーマンスを行うという形にすることとなりました。
ドローンを調整するも、無線接続ができなくて残念でした
今回のガレッジニア部門のチャンピオンシップ大会では、福山大学チームの他に、第一工業大学や富士通コンピュータテクノロジーズからもチーム参加があり、３チームでの競技でしたが、福山大学のチームSanzo2019-G は第一演者であり、否が応でも緊張が高まります。下の写真のように呼び出しがあり、チームSanzo2019-G はパフォーマンスの準備に取り掛かります。
パフォーマンスNo1、ゼッケンG-01 Sanzo2019-G 福山大学
今回のパフォーマンスでは、１年生の行平さんがプレゼンターとなり、同じく１年生の大江さんがジオラマ上にドローンを手動で移動させ、災害シミュレーションを行ってみました。プレゼンターも急遽の処置に四苦八苦！頑張って準備したシステムを動かすことができず悔しい思いをしました。
プレゼンテーションの様子
今回のプレゼンテーションの講評では、やはり、チームSanzo2019-G の力不足が指摘されました。災害対応というのはまさかの事態が起こるので、今回のような無線がつながらない場合の方策も考えなければならない、との指摘や、もっとプレゼンテーションの練習が必要、というアドバイスがありましたが、これを糧に１年生は実力を磨いてほしいですね。しかし、１年生からこのような大会に出場するのは立派で、「技術立国日本の将来も明るい！」という温かい励ましもいただきました。１年生諸君も非常に貴重な勉強の機会になったと思います。
出場チームみんなで記念撮影を行いました。
ちなみに、今回の優勝は富士通コンピュータテクノロジーズチームの「ファンタスティック野球シミュレーター」でした。残念ながら、チームSanzo2019-G は賞を逃してしまいましたが、彼らの捲土重来を期待したいです。また、参加した１年生からの声では「様々な企業の方にアドバイスをいただいたので、今後に活かしたい」「団結力やみんなで協力することが重要であると感じた」「このような大会にまた参加したい」など、彼らの中でも良い変化が起こっていることを感じました。
チームSanzo2019-G の皆さん、お疲れ様でした。また、次回の機会には大学で学んだことを活かしてすごいシステムやデバイスを製作し、良い評価を勝ち取りましょう！
学長から一言：チームSanzo2019-Gの1年生の皆さん、想定外の障害に見舞われたようですが、最後までよく頑張りました！まだまだ大学生活も始まったばかり。。。皆さんのこれからの成長を楽しみにしていますよ！！！「技術立国日本の将来も、Sanzo2019-Gの将来も、明るい！」
