【海洋生物科学科】しまなみサイエンスカフェ「海の植物『海藻』のはなし」

【海洋生物科学科】しまなみサイエンスカフェ「海の植物『海藻』のはなし」

海洋生物科学科では、因島の渚の交番SEABRIDGEと連携して、しまなみの海や生物を食を通じて学ぶリレー講座「しまなみサイエンスカフェ」を月替わりで実施しています。今回は、学長室ブログメンバーで海洋生物科学科の山岸が担当して実施した6月のリレー講座の様子を紹介します。

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会場は渚の交番のおしゃれなカフェスペースです。

6月25日(土)14時~15時に、渚の交番にて「海の植物『海藻』のはなし」をテーマにリレー講座を行いました。海藻の話の後に、参加者には乾燥した海藻を自由に使って「海藻押し葉しおり」を作ってもらいました。参加者は、低学年~中学年の小学生が中心でしたので、内容はできるだけやさしくなるように心がけました。山岸の研究室に所属する4年生2名が補助員として参加しました。

瀬戸内海に生育する海藻の紹介や、海藻の役割について話をしました。

ワカメは何色かを考えるミニ実験。生きたワカメは茶色ですが、お湯に漬けるとあら不思議…!?

次はいよいよ海藻を使ったしおり作りです。用意した約10種類の海藻を自由に切り貼りして、オリジナルのしおりを作ってみましょう!

何を作ろうかな?海藻は色も形もさまざまです。

インスピレーションを働かせて台紙に貼りつけていきます。

見本のしおりを参考にしてアレンジするのもいいですね。

補助の学生も積極的に机をまわり、参加者の質問などに対応していました。

ラミネートしてリボンをつけて完成!世界に1つの素晴らしい作品が出来上がりました。

このイベントを通じて、参加者の皆さんが海の生き物に興味を持ち、少しでも海を大切にする気持ちにつながれば幸いです。

次回のサイエンスカフェは、7月30日(土)に「海の恵みを支える小さな生き物」(北口教授が担当)をテーマとして、船に乗りプランクトン採集を実施します。今後のサイエンスカフェも多彩な内容で実施していきますので、ご期待ください。

 

 

学長から一言:海洋生物科学科の皆さんが、内海生物資源研究所もある因島の「渚の交番」で、海の生物や海藻のことについて子ども達や親御さんにわかりやすく解説する催し。しかも、今回は海藻を使った手作りのオリジナル「しおり」の工作というおまけ付き。きっと子ども達の学び心、遊び心を大いに刺激したことでしょう。地域との距離の縮め方に関する答えの一つが、ここにあるようです。嬉しい悲鳴を上げるくらいもっともっと多くの方々に参加してもらいたいですね。