【国際経済学科】「第29回外国人留学生による日本語スピーチコンテスト」で優秀賞を獲得!

【国際経済学科】「第29回外国人留学生による日本語スピーチコンテスト」で優秀賞を獲得!

2月26日(土)に「外国人留学生を支援する会」が主催する「第29回外国人留学生によるスピーチコンテスト」が開催されました。29回目となるこのコンテストには、福山大学からも毎年留学生が果敢にチャレンジしています。今回は、国際経済学科1年生でケニア出身のアントニー君(NYAMBURA ANTONY MURIUKI)が、見事優秀賞を獲得しました。その詳細とともに、スピーチの指導をしていただいた国際センター趙建紅准教授と参加学生のコメントについて、学長室ブログメンバーの白がお伝えします。

 

今回の「日本語スピーチコンテスト」には、7か国12名の外国人留学生が参加しました。

福山大学からは、国際経済学科1年生のアントニー君と国際経済学科4年生の羅軒さんが参加しました。アントニー君のテーマは「妊娠中の犬と象」、羅さんのスピーチのテーマは「幸せとは」です。

 

アントニー君が優秀賞を、羅さんが奨励賞を受賞しました。

左より羅軒さん、スピーチを指導した趙建紅准教授、そしてアントニー君

 

二人のスピーチは次のURLで視聴できますので、是非ご覧いただけましたら幸いです。

https://youtu.be/-GInYECxTaI

アントニー君のスピーチ: 26分40秒から

羅さんのスピーチ: 1時15分34秒から

 

『妊娠中の犬と象』についてスピーチしているアントニー君

 

アントニー君のコメント

“スピーチを準備するために、たくさんのスピーチを読みましたが、その過程で、お母さんの「妊娠中の犬と象」話を思い出し、それを自分の生活にどのように影響を与えたのかをみなさん伝えたいと思いました。スピーチのときは、とても緊張したため、練習通りに発表することができませんでした。しかし、どういうわけか審査員に感銘を与えることができて、優秀賞を獲得することができ、とても嬉しかったです。”

 

羅さんのコメント

“スピーチのテーマは、「幸せとは」です。生活の中でいつも悲しいことがあると、家族の温もりを懐かしく思います。意外にも幸せが身の回りにあることに気づきません。すべての平凡な日は、幸せな日です。日本語を勉强しているうちに、こういう機会があって、チャレンジすることができて、とても楽しかったです。私は日本語を勉強しているうちに、このような機会がもっと増えることを望んでいます。常に自信を持って新しいことにチャレンジしたいと思っています。”

 

アントニー君のスピーチに対する趙准教授のコメント 

“ケニアの民話及びアレックス・エルの言葉は、コロナ渦中に投げ込まれた多くの人に元気と勇気を与えたのではないでしょうか。きれいな発音、また自然な表現、アントニー君の「子象」が確かな手応えを持って降り立ったと感じます。これからもご活躍を期待、応援しております。”

 

羅さんのスピーチに対する趙准教授のコメント

“去年に続き、今年も、きめ細やかな表現で友人、家族の思い遣りに対する感謝の気持ちを綴ったいいスピーチでした。また、去年の大緊張より、今年は割と落ち着いて発表できましたね。やや表現力不足で惜しかったのですが、チャレンジをする姿勢、本当に素晴らしかったです。羅さんの卒業前、再度一緒にスピーチコンテストに取り組むことが出来て、私にとってもいい思い出になりました。”

 

 

 

学長から一言:昨年はコロナ禍のためにオンライン開催だった地元福山で学ぶ留学生による日本語スピーチコンテストが今年は対面での開催復活。数えて第29回と、長い歴史を誇る大会に出場した国際経済学科の二人がそれぞれ優秀賞と奨励賞を受賞した嬉しいニュース。アントニー君、羅さん、二人のスピーチの様子をしっかり見ましたよ。素晴らしい! 外国語を操るのは容易ではありません。まして、あんな緊張する場面でのスピーチをよく頑張りました。この経験はきっといつまでも日本留学の忘れ難い思い出になるでしょう。さあ、来年は誰が朗報を届けてくれるでしょうね。