研究・産学連携

備後圏域経済・文化研究センター

Bingo Region Center for Economic and Culture Research

文化研究部門:文化フォーラム

2022年度

2022.9.1 文化フォーラム2022「歴史と街」(ポスター趣旨と各講座の詳細

第1回 福山城と城下町の形成

10月8日(土) 14:00~16:00 社会連携推進センター9Fホール

講師 三浦正幸氏(広島大学名誉教授)

第2回 古代瀬戸内海の国際交流―平安時代を中心に

11月6日(日) 14:00~16:00 社会連携推進センター301

講師 古内絵里子 講師

第3回 フランツ・フェルディナントの訪日:日本=ハプスブルク関係史の視角から

11月19日(土) 14:00~16:00 社会連携推進センター301

講師 村上 亮 准教授

第4回 神辺本陣と神辺宿

12月3日(土) 14:00~16:00 社会連携推進センター505〔未定〕

講師 柳川真由美 准教授

講師 山口佳巳氏(比治山大学講師)

2021年度

備後圏域経済・文化研究センター主催文化フォーラム 2021「日本古典文学で時空を超える―五七五・七七の世界」開催

文化フォーラムは、人間文化学科の行事として10年以上実施してきましたが、2021年度からは備後圏域経済・文化研究センターの行事として新たに出発します。人間文学部の教員スタッフの新たな研究成果を中心に、備後文化の特徴を多角的に解明していきます。
2021年度は短歌を主軸に、人間文化学科の日本文学・日本語学・アメリカ文学の教員に、古典文学、日本史、連歌の外部講師を加えて6回の講座(12月2回、1月1回、2月3回)を開講します。

第1回は、本学教授・青木美保が井伏鱒二の未公開の短歌を取り上げます。これまで井伏の短歌は知られておらず、極めて貴重な資料です。その起源は、井伏の兄の地域での文学活動ともつながると思われ、作家になる前の井伏文学の特徴を明らかにします。

第2回は、広島大学名誉教授の竹村信治氏を講師に、和歌に描かれた備後を取り上げ、幕藩体制で分断される前の備後の景観を明らかにします。

第3回は、備陽史探訪の会会長の田口義之氏を講師に、室町時代に重視された備後の国人領主が京都に滞在して東山文化の担い手となるとともに、最後の将軍・足利義昭が所謂「鞆幕府」を置いたことが地域の文化に与えた影響について明らかにします。

第4回は、連歌の実作に挑戦し、連歌の面白さを体験します。講師の黒岩淳氏は、連歌研究者・実作者でもあり、授業で連歌の実践もされ、それを著書で出版もされています。

第5回は、本学教授・重迫隆司を講師に、英訳された和歌・俳句を取り上げて、翻訳されることで見えてくる古語や背後の気持ちを読み取り、楽しく鑑賞します。

第6回は、本学准教授・脇忠幸を講師に、古来続く「歌会」での「声を合わせる」という行為を取り上げて、古典文学から現代につながるコミュニケーションの問題に迫ります。