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薬学科

志摩 亜季保(しま あきほ)

職 名 助教
学 位 博士(薬学)
専門分野 生化学、分子生物学
担当科目 生命活動を担うアミノ酸・タンパク質代謝系、生体調節分子、ファーマシューティカルケア総合演習、実習Ⅲなど
メッセージ 私たちヒトの体は、約37兆個の細胞から構成されているといわれています。また、細胞を取り囲むタンパク質や脂質、糖などさまざまな物質も体を構成する重要な因子になります。細胞同士を繋げるタンパク質の量を調節する仕組みの解明や脂質(コレステロール)の吸収にかかわる輸送体の機能を解明する研究を行っています。

 研究者情報 

Fukuyama Univ Ver. researchmap

血管の強さは細胞同士の結合で決まる!?

全身に張り巡らされている血管は、酸素や栄養を供給したり老廃物などの不要な物質を回収したりする重要な役割を担っています。血管は複数の細胞からできていて、細胞と細胞の隙間を埋めるタンパク質によって結合しています。そのタンパク質を、クローディンといいます。クローディンが少なくなると血管が弱くなり破けやすくなることが考えられます。クローディンの量を調節できれば、脳内出血などの予防につながると期待し研究に励んでいます!

コレステロールって悪いもの?

コレステロールは体に悪いと思っていませんか?実は、コレステロールは体にとても必要なものなのです。多すぎると動脈硬化や心筋梗塞の増加を引き起こしてしまいます。ですが、低すぎると総死亡率、脳内出血、うつ病、自殺などが増えるといわれています。コレステロールは多すぎても少なすぎてもいけません。コレステロールがどのように体内に取り込まれるのかについて、コレステロール輸送体であるNPC1L1について研究を行っています。