学部・学科・大学院

天然物薬品化学研究室

天然物薬品化学研究室

植物と微生物の共生をヒントに天然物の可能性を広げ新たな生理活性成分を見つけます

植物は体内でエンドファイトという微生物と共生関係にあります。エンドファイトは、宿主植物を環境に適応するための手助けをしています。私たちはこの共生システムを利用して新型コロナウイルス感染症やマラリアなどの感染症治療薬となる生理活性成分の発見を目指します。

お知らせ

  • 2025.03.28 日本薬学会第145年会(福岡)で兵庫さんが研究成果を発表しました。
  • 2025.04.01 新たに「天然物薬品化学研究室」が始動!!」
  • 2025.06.08 第75回日本東洋医学会学術総会(東京)で舘上さんが研究成果を発表しました。
  • 2025.06.23 髙原助手が第29回腸内細菌学会(東京)で発表しました。
  • 2025.08.28-29 「2025年度シン・全国学生ワークショップ(東京)」に宮尾君が参加予定です。
 

研究内容

1.エンドファイト糸状菌を用いた新型コロナウイルス感染症治療薬の探索

ニチニチソウの花

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、SARS-CoV-2を原因ウイルスとする感染症で、現在も本感染症によって、呼吸器系重症患者、感染後遺症等、様々な問題が引き起こされます。私たちは、エンドファイトが植物内の病原菌を排除するシステムを利用して抗ウイルス薬の開発を進めています。

2.ヨモギエンドファイト糸状菌を用いた抗マラリア活性物質の探索

ヨモギの花

マラリアは熱帯地域において今なお深刻な感染症です。その感染者数は全世界で2億人を超え、死者数は40万人に上る。本研究の目的は、抗マラリア活性を有するアルテミシニン変換能を有する微生物、その変換物、さらに、抗マラリア活性化合物のライブラリーを構築することによって、当該ライブラリーと機械学習を組み合わせることによる新規抗マラリア活性物質の探索を行うことにあります。

 

研究業績
(Researchmapの研究者情報)

 

スタッフ
(教員紹介)

写真をクリックすると、「教員紹介」ページが表示されます。
前原昭次准教授

近藤(髙原) 千穂助手