生命工学部

Faculty of Life Science and Biotechnology

【生物工学科】秦野教授のラオス通信#9スファヌボン大学

【生物工学科】秦野教授のラオス通信#9スファヌボン大学

秦野教授のラオス通信#9は、ルアンパバーンにあるスファヌボン大学訪問がメインです。 まだ続くようです。

おみくじ

今日はちょっと長いけど一回で一日分です。

その前に、前回お伝えしたシャントン寺院のおみくじです。 第7番札です。 誰か日本語に翻訳してください(笑)。

※ラオ語はよくわかりませんが、そこそこ良いことが書いてると思います。 取引はうまくいくとか、今年は良い年になるとか。

スファヌボン大学

第8日目はまずスファヌボン大学訪問です。 朝食の後、昨日通りかかったメコン沿いのカフェでコーヒーを飲みながら、簡単な作戦会議です。 といってもアウトラインだけの確認です。

ルアンパバーンの街から車で走ること30分。 スファヌボン大学に到着しました。 そこそこきれいな校内ですが、外周のフェンスは草ぼうぼうでした(田舎の大学)。 

校内の奥まったところにある食品科学・工学科に到着しました。 

お互いの挨拶の後、まず先方の大学の説明を受けました。 今回のミーティングでよかったことは、学生(3年生、10月から卒論が始まります)が一緒に参加してくれたことです。 

この大学は2003年11月5日開学の、ラオスで3番目にできた国立大学で、5学部を設置しています。 

ただすべての学部が定員を満たしているのではなく、人気のない学部はかなり定員割れしているようです。 それとやはり授業料を払えるのは、近隣の住民のうちわずかだということもその理由です。 

大学の名前はこの国の初代大統領の名前を冠しているそうです。 この学科には全部で10の研究室があるそうです。 

続いて井上氏とシハッタ氏が簡単にLAODIの説明をしました。 そもそもなぜこの大学を訪ねるようになったかというと、昨年の秋にこの学科の4年生たちが20人近くLAODIを訪ねてきて、プラムからのワインの作り方やナンプラー(魚醤)の作り方を教えてほしいと、井上さんに指導を仰いだことがあったのです。 なぜLAODIかというと、そこに「福山大学ラオス醸造研究所」の看板が上がっているからです。 その学生たちは陸路7~8時間かけてわざわざ訪ねて来たそうで、その話を聞いた私は「これはまず一度訪ねてみなければ・・」と思ったわけなんです。 

LAODIの説明の後、お互いの教員の専門分野や、学生たちがこれからどんな卒論実験をやりたいかなど、いろいろな話をしました。 学生3人はそれぞれこの地方にたくさんある果実からワインを作りたいそうで、もう一人はサプリメントになる植物成分を探したいと言っていました。 可能かどうか事前にいろいろなことをちゃんと調べてから始めたほうがいいよと、アドバイスしておきました。 ここでの会話そのものは、お互いを理解するにことに役立ったともいます。 ミーティングの後、記念写真を撮りました。  

この後、緑に囲まれた建物を案内してもらいました。 

最低限の実験器具はそろっているけど、これらをフル稼働させる実験を行うまでには至っていないという印象でした。

昼食

スファヌボン大学を後にして、2~3か所立ち寄った後、昼食です。 豚肉の野菜炒めと目玉焼き、スープです。 先ほどの大学の食品科学科が開発したという、メコンの川ノリもいただきました。 結構おいしかったです。 このあとこのレストランから生物工学科の先生たちとつないで、Zoom ミーティングをしました。 

プロペラ機

ルアンパバーンからビエンチャンへの帰りは、シハッタさんの意向で飛行機にしました。 

どうもシハッタさんは、電車の1時間半がまどろっこしいと思っているようで、「飛行機だと50分だからねえ」。 

でも飛行場で1時間以上待つのですが・・(にが笑)。 乗るのはプロペラ機・・うーん何十年ぶりだろう。 でも快適な飛行でしたよ。 そして、喧噪なビエンチャンに戻ってきました。

第9日目は次回。

 

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