生命工学部

Faculty of Life Science and Biotechnology

【生物科学科】有志による夏休みこども研究教室

【生物科学科】有志による夏休みこども研究教室

夏休み真っ盛りの令和8年8月11日(祝日・山の日)、「まなびの館ローズコム(福山市立図書館)」で、福山大学生物科学科有志による『夏休みの研究教室』を行いました。

世話人と講師は、生物科学科卒業生で、学部同窓会長も務めてくれている平島宗一郎さん。学科長の岩本教授と秦野名誉教授、3年生の女子学生3名(門脇さん、岸根さん、松崎さん)がボランティアに入りました。テーマは『洗剤のしくみを実験で調べてみよう!!』。 洗剤にはどんな種類があるのかpH試験紙などを使って調べ、そのあとで実際に汚れが落ちる様子を観察します。本番に先立つ1週間前には、平島さんに大学に来ていただき、予備実験と打ち合わせをしました。上の写真は打ち合わせ風景です。平島さんは福山市内の小学校で『小学校トイレきれいプロジェクト』に取り組んでおり、日本トイレ協会の『2025年度 JTAトイレ賞奨励賞(社会的活動)』を受賞しました。今回のテーマである洗剤は、その活動から来ています。

まずは平島さんによる洗剤の講義です。講義が長くなると子供たちの集中力が続かないので、なるべく講義は短くします。講義内容は「一言で汚れといっても千差万別で、それぞれにあった洗剤を使い分けることが大切」というお話で、お店で売られているいろいろな洗剤を例に、洗剤の種類について説明します。次に、実際の操作を見せて、こどもたちにもやってもらいます。講義と違って手を動かす操作には興味津々です。

今度は、チョークの粉を使って作った尿石汚れを洗剤で浮かせてきれいにする実験です。尿石というのはトイレの便器などにこびりついて石のように固まった汚れで、炭酸カルシウム(CaCO3)という物質からできています。尿の中に含まれているカルシウムイオンが、炭酸ガス(CO2)などと結合して固まったアルカリ性の汚れで、クエン酸という酸性物質が含まれている洗剤で落とします。学校で使うチョークも尿石と同じ炭酸カルシウムでできており、ホタテガイの殻から作ります。ちなみにチョークには大きく分けて2つの種類があり、一般的に使われる固く、チョーク粉が出にくいチョークがホタテガイチョーク、書き心地が少しやわらかっくてボソボソっとしているのが石膏チョークです。上の写真は、チョーク粉で作った汚れにクエン酸洗剤を入れたところで、炭酸カルシウムが分解して炭酸ガス(二酸化炭素)がブクブク出ている様子です。こどもたちには大人気!

最後に、友情出演の洗剤のプロ、マスブチさんによるベタベタ汚れ落としの実演会。マスブチさんは前日の夜、知り合いのお好み焼き屋さんから換気扇のフィルターを預かってきて、この汚れを落とします。触るのも嫌なぐらいベタベタです。

この汚れを、マスブチさんが開発した洗剤につけると「あーら不思議!」ベタベタの油汚れがみるみる落ちていきます。それを興味津々に眺める子供たち。

無事汚れがおちてホッとするマスブチさん。あらかじめ確認していなかったので、本当に汚れが落ちるのか心配だったそうです。ちなみに実演会は、お母様に大人気でした。

ということで、試験終わりの帰省前に、ボランティアで手伝ってくれた学生さん、どうもありがとうございました。おかげでとっても楽しい会になりました。

岩本教授も交えて、会場前で記念撮影。最後に、会場の予約から何から何までお世話になった平島さん、どうもありがとうございました。

最後に、スタッフみんなでお昼ご飯を食べました。お皿の汚れも、洗剤できれいに。

 

この記事をシェアする

トップへ戻る