ただし、簡単にはできない場合もあります。しかしながら、失敗を繰り返す中で、自ら創意工夫して、障害を乗り越え、作りたい物ができたときの喜びはとても大きいです。仲間と一緒にやると、一人ではできなかったことができるようになります。従って、仲間と一緒にそれらができたときの喜びはもっと大きくなります。そもそも、なんでも簡単にできてしまったら、面白くありません。
また、作ったものを使っていただくのも結構大変です。次も使っていただくためには、使っていただく人を裏切らないようにする必要があります。安全に安心して使っていただく責任もあります。
多くの人に対して自分や自分が属しているチームが責任を持っている、ということは、やりがいがある、ということでもあります。
以上を別の言葉で言い換えたのが工学部の「教育目的」です。
工学部はハリー・ポッター(https://ja.wikipedia.org/wiki/ハリー・ポッターシリーズ)のホグワーツのような魔法学校であり、工学は魔法と考えることができます。テレビ、ラジオ、快適な住まい、高層建築、人工知能、コンピュータネットワーク、自動車、飛行機、などは、昔の人から見たら魔法です。今でも、何も知らない、技術を持たない人から見たら魔法です(参考:京大ナンバーワン教官が教える「勉強することのホントの意味」, https://gendai.ismedia.jp/articles/-/53586 )。
魔法を習得するためには、それなりの訓練(勉強)が必要になります。訓練も、それを乗り越える喜びを知ったら、より困難な訓練が楽しくなります。
どのような訓練を行うかについて述べたものが工学部の「カリキュラムポリシー」です。どのような魔法が使えるのか?どのような魔法使いになるのか?について述べたものが工学部の「ディプロマポリシー」です。
工学部のスマートシステム学科、建築学科、情報工学科、機械システム工学科で、それぞれの専門の、魅力的な教育が行われています。卒業生は現代の魔法使いとして大活躍しています。
工学部へようこそ