
【電気電子工学科】第5回広島テックプラングランプリで「MARUI賞」を頂きました!
2025年2月15日に、ひろぎんホールディングス本社のホールで「第5回広島テックプラングランプリ」が開催され、大学院工学研究科を修了したOBで福山大学の研究生と大学発ベンチャー企業(株式会社サリー・プロジェクト)の一員という二足の草鞋で活躍している村上力丸さんがファイナリストとして出場し、見事にMARUI賞を受賞しました! 広島テックグランプリには、第一回、第二回と福山大学の教員が出場し、企業賞を受賞していますが、研究生としてそれに続く快挙です。その模様について、工学部電気電子工学科のブログメンバーの伍賀が投稿します。
村上さんは今回、「二次災害を防ぐ観測装置と迅速な報告書出力システム」を提案しプロジェクトを立案、詳細なプレゼンテーションを行いました。村上さんは卒業研究と大学院の修士論文で群ロボット(ロボティック・スワーム)の研究に没頭し、オリジナルの小型ロボットも製作、今回提案したデバイスにもそこで培った知見が盛り込まれたものです。
小型ロボットに搭載していた全方位カメラを用いて、環境の計測や災害監視を行い、画像処理のソフトウェアで異変を迅速に察知、また、長期に渡る24時間監視を画像処理ソフトと生成AIの活用で効率化するというシステムを提案しています。
ファイナリストとして、1次の書類審査を通過した9チームのプレゼンテーションがありました。村上さんからは以下の感想が届いています。
「主テーマは災害対応でしたが、質疑応答では河川監視や倉庫管理など、多岐にわたる分野での活用提案があり、我々の技術の将来性を強く感じました。また、デバイス構成や稼働時間、システムの拡張性など技術的な鋭い質問もあり、課題も見つかりました。」
また、村上さんは福山大学の研究生として、電気電子工学科に在籍しており、オープンキャンパスなどでも活躍をしています。今回のテックグランプリの受賞を受けて、丸井産業様や地場の企業様からの案件やご相談が多くあり、ビジネスチャンスを掴みつつあります。工学部電気電子工学科から、明日の広島や日本を支える技術ベンチャーが産まれつつあることにご期待ください!
学長から一言:株式会社リバネス(本社:東京)が広島県における創業を支援するプログラム「広島テックプランター」の一環として開催した第5回広島テックプラングランプリで丸井産業様ご提供のMARUI賞を見事受賞した村上力丸さん、本当におめでとうございます! 本学の学部・大学院で電気工学を専攻し、大学院修了後は大学発ベンチャー企業を立ち上げるとともに、本学の研究生としても研究を続ける稀有なキャリアの持ち主。学部時代から度々名前のあがる村上さんが、福大を土台に大きく世界に羽ばたいてくれることを期待しています。