学部・学科・大学院

国際経済学科

Department of International Economics

教育目的

国際経済学科は,国際的な視野と実践能力を持つ人材を育成することを目的とする。


  • 1.広い視野と実践能力を持ち,経済や組織体の仕組みや運営に十分な理解を有する者を育成する。
  • 2.基本的な経済理論・政策と日本経済を知ったうえで,欧米,中国,アジアの三極の少なくとも一つに十分な理解を持つ者を育成する。
  • 3.国際経済を日本経済との関わりでとらえることができ,それを社会に活かすスキルを持つ者を育成する。

アドミッション・ポリシー
(入学者受入れの方針)

国際経済学科は,グローバル時代のビジネスパーソンに求められる経済問題の把握・分析をする実践的な能力や外国語能力を修得し,企業人又は公務員として活躍し,多面的に海外との関係の深い地域社会の発展に貢献する人材を育成します。そこで,国際経済学科では,次のような人を求めています。


  • 1.企業の国際関連部門や海外で活躍することを目指す人
  • 2.グローバルな視点で民間企業で活躍し,地域経済の発展に貢献することを目指す人
  • 3.「公民」の高校教師として地域の発展に貢献することを目指す人
  • 4.大学院に進学し,より高度な専門知識を修得することを目指す人


上記のような知識や能力,態度などを身に付けているかを確認するため,必要に応じて筆記試験や面接,学習課題などを通して判定を行います。

カリキュラム・ポリシー
(教育課程編成・実施の方針)

国際経済学科では,ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)を踏まえ,欧米,中国及び東南アジアに関する科目として,これら地域の国々と日本の結びつきを経済面からとらえる科目を設置する。英語及び中国語については語学関連科目を豊富に提供しているので十分な学習機会が設けられている。国際経済学科のグローバル人材育成のために,3週間の海外研修をともなうトップテンカリキュラムを用意している。以上につき,次のような方針に従って教育課程を編成し実施する。


  • ・・・1年次・・・
    基礎学力を補強しつつ,専門基礎科目である「マクロ経済学」,「ミクロ経済学」,「基礎簿記」の学習を通して経済学の基礎を学び,同じく専門基礎科目である「情報処理技法」でデータ分析力を養い,幅広く経済学を学ぶ意義を見つける。


  • ・・・2年次・・・
    総合経済専門科目である「財政学」,「租税論」等により専門分野の基礎学力を養い,国際経済専門科目である「地域経済論」,「開発経済学」等により教養を広げながら,経済学の理解とその応用を実践できる人材としての自覚を持つ。


  • ・・・3年次・・・
    総合経済専門科目である「日本経済論」,「マクロ経済政策」,国際経済専門科目である「オープンマクロ経済学」等の学びを通して専門分野の学力を養い,専門科目の中核となる「経済学演習I」により発表・討論力を育て,専門分野の基礎学力を修得している。


  • ・・・4年次・・・
    専門科目の集大成となる「経済学演習II」及び「卒業論文」を通して,経済理論あるいは経済政策の理解を極めると同時に,社会に有為な人材としての資質を培う。


ディプロマ・ポリシー
(卒業認定・学位授与の方針)

国際経済学科の目的に沿って設定した授業科目を履修して,所定の単位数を取得した者に卒業を認定し,学士(経済学)を授与する。なお,卒業時に必要とされる資質は以下のとおりである。


  • 1.経済学及び国際経済を深く知っている。
  • 2.上記1を基礎として,中国,アジア,あるいは欧米の経済への深い理解を有している。
  • 3.他国の経済と日本経済との対比が十分できる。
  • 4.上記1,2,3で身に付けたものをビジネスに活かすことができる。

アセスメント・ポリシー
(学修成果の評価の方針)

本学科在学中の特定学期・学年修了時などに行う学生の学修成績に関する形成的評価とともに、卒業論文における卒論ルーブリック評価または試験による評価、ならびに予め定めたディプロマポリシーおよびカリキュラムポリシーに照らして全在学期間にわたる学修状況について行う総括的評価により、学生の学修成果を評価すると同時に、本学科における教育の在り方の適切性を評価する。具体的方法は以下に示す。


具体的な評価方法
学位授与の方針に掲げる資質の修得度に関しては、「学生レベル」「学科レベル」「大学レベル」の3つのレベルで評価する。この評価により、学生の資質修得度についての形成的評価・総括的評価および教育プログラムの評価を行う。


  • 1.学生レベルの評価:
    • ① 授業科目の成績評価
      シラバスに定めた評価方法で成績評価を行う。評価方法は、ペーパーテスト、レポート・プレゼンテーションのルーブリック評価など、学修内容に適した方法で行う。卒業(課題)研究は、学科で定めたルーブリックにより評価を行う。この成績評価により、当該科目の学修目標の到達度を確認する。


      ➢ 成績評価は以下に基準に従って判定し、当該授業科目の学修目標の到達度を確認する。

      秀 (90 点~100 点):特に優れた成績
      優 (80 点~89 点) :優れた成績
      良 (70 点~79 点) :良好な成績
      可 (60 点~69 点) :良好に達していないが合格の成績
      不可(60 点未満)   :合格と認められない成績


    • ② 資質の評価
      • ➢   資質を構成する7個の中項目※について、以下のように評価を行う。
        1~4年次:関連科目の成績から、学生個々の「学科の学位授与の方針に掲げる資質(中項目)」の修得度を算出し、レーダーチャートで可視化する。資質の修得度は、授業科目の成績、単位数、各中項目との関連度から算出する。この資質修得度およびレーダーチャートを用いて、学修成果の形成的評価および総括的評価を行う。
      • ➢   資質(中項目)の修得度は、以下の基準に従って評価する。


        修得度(あるいは GPA)3.3 以上 4.0 以下 :特に優れている
        修得度(あるいは GPA)2.8 以上 3.3 未満 :優れている
        修得度(あるいは GPA)2.0 以上 2.8 未満 :良好である
        修得度(あるいは GPA)1.0 以上 2.0 未満 :良好に達していない

      • ➢   TOEIC・実用英語検定又は中国語HSKで所定の点数又は級を取得しているかどうかの基準に従って、別途学科独自の評価を行う。


  • 2. 学科レベルの評価:
    学生が卒業時、学科の教育プログラムによって、「学科の学位授与の方針に掲げる資質」がどの程度修得できているか、「学科の学位授与の方針に掲げる資質の修得度アセスメント表」を用いて評価する。


  • 3. 大学レベルの評価:
    学生が卒業時、学科の教育プログラムによって、「大学の学位授与の方針に掲げる資質」がどの程度修得できているか、「大学の学位授与の方針に掲げる資質の修得度アセスメント表」を用いて評価する。


※中項目:
1) 広い視野   2) 経済学及び国際経済学に関する専門知識   3) 理解力   4) 実践力   5) 挑戦する力   6) 他者との協働性とコミュニケーション能力   7) 問題解決力  


カリキュラムマップ
(2022年度〜)

       ○共通教育科目の詳細はこちらから確認いただけます。