【スマートシステム学科】東村町かかし祭りでロボット展示

【スマートシステム学科】東村町かかし祭りでロボット展示

12月2日(日)に福山大学のご近所の東村小学校で第73回東村町かかし祭りが開催されました。工学部スマートシステム学科(フェイスブックはこちら)からは、田中准教授と研究室のゼミ生の皆さんがイベントに参加しました。この報告が田中准教授より届いておりますので、スマートシステム学科ブログメンバーの伍賀が紹介します。


12月2日、東村小学校で行われた「かかし祭り」は福山大学のある町の最も近い小学校で開催されるお祭りです。スマートシステム学科では本年度は初めてロボットの展示で参加させていただきました。

地域の高齢化に伴って祭りの中心者のみならず祭りの会場受付や車の誘導などの運営を担う方々もやや年齢が高めですが、まだまだ現役という気合いでテキパキと仕事をこなしていらっしゃいます。お互いに備後弁が飛びかう中で和気あいあいの雰囲気は、他にない暖かさに満ちた祭りです。会場の周辺には様々な住民グループが製作した人気キャラクタや世相を反映したかかしが立ち並びます。

かかし祭りに登場した面白かかしの面々

私たちのロボットコーナは体育館の一番入り口で目立つところに設定されましたてが、その体育館では地元産の野菜や果物の展示、書画、絵画といった地場文化的な雰囲気の前面に置かれているためか、開場直後にご来場されたご年配の方々からうさんくさげな視線を浴びていました。しかし、親子連れの子供達が増えてロボットで遊んでもらえるようになってやっとロボットコーナーらしくなってきました。

今回の出展にあっては「かかし祭り」の出展するために学生と一緒に知恵を絞りました。この一年の話題性をベースとして、参加者がともに楽しめるロボットならではの、動くかかしとは何か、と考えながら作り上げたものが6種類となりました。

レゴマインドストームを使ったイベント展示

写真中央は、災害が多い本年を象徴し、赤、青、緑等の色ステッキで進め、止まれなど操作する「進め!緊急自動車」、平昌オリンピックで活躍したカーリングのストーン型の「カー娘」(本体は自動車なのでカーとの語呂合わせ)、空の産業革命の呼び声の高い、ドローン(のような雰囲気のある)6方向自在移動車「ドローン配送」です。

そして意外な人気は次のダンスかかし「ダンス in USA」でした。人が正面に立つと沖縄風の音楽で踊ってくれますが、子供からお年寄りまで目の前で真似て踊るのが楽しかったようです。

近づくと動き出す ダンス in USA! USA!

今年は定年した元エンジニアという方々に興味を持っていただき、お声掛けをいただきました。エンジニアの皆さんは知識も豊富、そして何と言ってもロボット世代なので興味津々といった風に技術談義に花がさき、大変楽しい1日でした。

開催場所である東村小学校もまもなく統合でなくなってしまうという寂しい話題もありましたが、来年もかかし祭りは続くそうです。来年もぜひ参加したいと思います。東村町の皆さん大変ありがとうございました。

 

学長から一言:敗戦後すぐから続いている東村のかかし祭りですが、地域の高齢化を埋めるべく、最近は福山大学の学生や教職員がかなり関わるようになりってきました。。。子ども達の大人気のスマートシステム学科の他にも生命栄養科学科も食育指導でたくさんの地域の人を集めていました。。。学生のボランティアも。。。私のお目当ては学友会の大道芸のクラブの出し物でしたが、これも大人気!!!