【電気電子工学科(スマートシステム学科から令和6年4月名称変更)】超異分野学会2024で住友不動産賞をいただきました!

【電気電子工学科(スマートシステム学科から令和6年4月名称変更)】超異分野学会2024で住友不動産賞をいただきました!

3月8日・9日にベルサール新宿グランドカンファレンスで「超異分野学会2024東京・関東大会」開催され、大学院工学研究科電子・電気工学専攻の修士2年生の村上力丸君、本田義典君が研究発表のために参加をしました。この学会では、研究者同士がコラボレーションを行い、即興で研究企画案を出す「知識製造イグニッション・ワークショップ」というアイデアコンテストが開催されました。このイベントにて、村上力丸君のチームが住友不動産賞を受賞しました。工学部スマートシステム学科(フェイスブックはこちら)の伍賀が報告します。

 

「知識製造イグニッション・ワークショップ」は、学会1日目のポスター発表での質疑応答ディスカッション、対話から生まれた連携プロジェクト案を発表するというアイデアソンの一種です。ここで村上君のチームは、「マイクとカメラで行動を計測し、データに基づいてスマートに働ける空間を作る」という研究プロジェクトを提案しました。チーム代表はハイラブル株式会社代表の水本武志様、チームメンバーとして近畿大学工学部の蟹江慧先生にも参加していただきました。

チームリーダのハイラブル株式会社水本様からマイクを渡されてスピーチする村上君

このプロジェクトで提案した研究内容は、死角と無駄な作業が多いオフィス空間に対して、マイクやカメラで働く人の動線を分析し、作業の最適化ができるようなレイアウトに変更し、創造的な雑談やアイデアが産まれる空間を作り出そう!というものです。このプロジェクトに使うためのカメラデバイスとして、村上君がポスター発表で紹介した、全方位カメラデバイスを活用するという計画です。

知識製造イグニッション・ワークショップのプロジェクト紹介のスピーチは、2日目の朝に開催され、1次書類審査を通過した10件の発表がありました。蛇足ながら私(伍賀)も「4Dプリンティングを活用するシン・ソフトロボティクス」というプロジェクト提案を行い登壇発表しました。結果は、無念の落選。

ワークショップには5つの部門賞が設けられ、それぞれ革新的で面白い研究アイデアが発表されました。部門賞のプロジェクトに選ばれることは大変な快挙です。

(右から)村上君、蟹江先生、水元様

授賞式での記念撮影の一コマです。

この3月に大学院の修士課程を修了した村上君、今後も実業や研究の分野で精力的に活躍していくことが期待されますが、幸先の良いスタートを予感させるものです。今回の超異分野学会は、3月にもかかわらず雪の東京という荒天の中の開催でしたが、ショートプレゼン、ポスター発表、そして新たな研究プロジェクトの提案と、非常に実りの多い機会となりました。今後も、私たちの研究の発展やプロジェクトの進展にご期待ください!

会場の住友不動産新宿グランドタワーにて、村上君(左)本田君(右)

 

 

学長から一言:超異分野学会という名前を聞くだけでも、異次元の創造性やエネルギーを感じますが、そこで展開された即興の研究・開発アイデアを競う催しで、本学工学研究科院生の村上力丸君のチームが住友不動産賞を受賞とは、実に素晴らしく、誇らしい! 全国各地から集まった研究者の中から選ばれたのです。おめでとう! 他の学生仲間に大いに刺激を与えたことでしょう。