【情報工学科】国内最大規模の情報処理学会シンポジウムでデモ発表!

【情報工学科】国内最大規模の情報処理学会シンポジウムでデモ発表!

国内最大規模の情報処理学会シンポジウム、インタラクション2023にて情報工学科4年生の田邊さんがデモ発表を行いました。このことについて、学長室ブログメンバーで情報工学科の中道が紹介します。


「インタラクション」とは、人と人工物がやりとりをすることで相互に作用することです。ゲームやバーチャルリアリティ(VR)で、人が何かをしたときにシステムが反応してくれることもインタラクションの技術です。
インタラクション技術を研究している人は日本にたくさんいます。そして、日本中の大学や企業からインタラクション研究者が集まって、最新のインタラクション技術やコンテンツを発表するイベント(学会)が「情報処理学会 インタラクション2023」です。
https://www.interaction-ipsj.org/2023/

3月8日(水)~10日(金)の3日間にかけて、東京の一橋にある学術総合センターにて開催されたインタラクション2023にて、情報工学科4年生の田邊さんがデモ発表を行いました。なお、デモ発表前の30秒研究紹介の様子はYoutubeにも中継されています。

(2B-20) サイバー空間の迷路探索におけるエンターテインメント性の時間変化
田邊 基起(福山大),中道 上(福山大/アンカーデザイン),山上 誠人(京都工繊大)

この研究では、避難誘導への応用を目指して、VR空間での巨大迷路探索実験を行いました。そこで、スマホ上に壁位置を通知する「みえないめいろ」を提案しています。

30秒研究紹介

30秒研究紹介

久しぶりの対面での開催ということもあり、実際に体感していただくことで数多くのご意見をいただきました。また、デモ発表でもあえてご意見をいただくために、先に寄せられたコメントを付箋でポスターに貼り付け、さらに新たなコメントをいただく形での応用や、さらには事業化、新たな特許技術に関する提案までいただくことができました。

デモ発表では多くの意見をいただきました

デモ発表では多くのご意見をいただきました

田邊さんの喜びの声:「自分のデモ発表に対して多くのコメントをいただいて、本当にありがたかったです。自分の研究に自信を持つことができ、大学院進学後も研究を続けて頑張る励みになりました。また、今回の発表では学内研究助成を活用させていただきました。ありがとうございました。」

会場前で記念写真

会場前で記念写真

 

学長から一言:全国規模の情報処理学会の大会で自らの日頃の研究成果を堂々と発表した田邊さんは、まだ学部4年生。本当によく頑張りました。今回の催しで受け取った種々のコメントも活かして、4月から始まる大学院生活で、さらに研究を深化させてください。期待しています。