【国際交流】大連外国語大学と協定締結!協定大学数が30に!!

【国際交流】大連外国語大学と協定締結!協定大学数が30に!!

先般のバングラデシュ韓国に続いて、この度、中国の大連外国語大学と大学間交流協定を締結しました。本学にとって記念すべき30大学目の協定大学であり、グローバル化時代において、益々の国際的な学術教育交流が期待されます。今回の協定調印式は、コロナ禍のためオンラインで双方を繋いで行われました。その様子をご紹介します(国際交流課投稿)。

今回、交流協定を締結した大連外国語大学は中国大連市にあり、外国語大学との校名が付いているものの、実は多彩な学問分野を擁する総合大学であり、6学部14学科から構成されています。学生数は約1万5千人、専任教員数は約900人です。同大学は1964年に大連日語専科学校として創設された経緯もあって、日本語学科の規模はひときわ大きく、現在でも中国の日本語学習拠点として機能しています。本学は学術交流協定並びにダブルデグリープログラムに関する協定により、相互の教育研究の強化と学生の国際化の推進を目指します。

大連外国語大学(同大学ホームページより)

さて、11月28日(月)に交流協定締結のオンライン調印式が執り行われました。本学からは大塚豊学長伊丹利明副学長佐藤彰三経済学科長趙建紅国際センター留学生部副部長等が参加し、先方からは劉宏学長、李凡国際交流・協力処長、于飛日本語学院長、謝広宜ソフトウェア学院党委員会書記、陳子驕漢学院長、邸珍玉国際交流・協力処副処長等が参加されました。

まず、劉学長より同大学によるこれまでの日本の政治・経済・歴史・社会・文化に関する総合的な研究・交流実績が紹介されるとともに、福山大学との間でも学術研究をさらに強化・深化させ、教育・文化分野における共同発展を実現し、新時代の日中関係の安定的かつ健全な発展に寄与することへの期待が述べられました。

 

大塚学長からは中国語で、日中国交正常化50周年を迎える記念すべき年において、両校の交流協定を締結できることの意義が述べられました。とくに、大連市は中国の東北地域を中心に世界各地とつながる海上交通の門戸であり、貿易・工業・観光面で日本人には馴染みの深い大都市であり、同地の大学と交流協定を締結できることの喜びが述べられるとともに、去る9月29日(木)に日中両国首脳・外相間でなされたメッセージ交換のとおり、日中関係の発展を重視した新たな未来を切り拓くことに貢献することへの期待が語られました。

中国語での祝辞

 

 

今回の協定締結式は、新型コロナウイルス感染症の影響によりオンライン形式を取らざるを得ませんでしたが、今後お互いを自由に行き来できる日が一日も早く到来することを願っております。大連外国語大学の学生・教職員の皆様方、福山大学に是非お越しいただければと思います。この度の協定締結により、双方の関係が更に深まり、学術教育交流の推進が期待されます。

左から趙留学生部副部長、伊丹副学長、大塚学長、佐藤経済学科長

 

 

学長から一言:個人的にはこれまでも長く関係のあった大連外国語大学と福山大学としての協定を締結でき、喜びに堪えません。今回の調印式は基本的に中国語で実施と聞かされ、久し振りに使う中国語でしたが、未だ錆び付いていなかったようで安心しました。ダブルデグリー取得を目指す学生の相互派遣や双方の強みを活かした研究交流など、充実した交流の可能性が開けています。コロナ禍の早期の終息による実質的な活動開始を願うばかりです。