【国際交流】バングラデシュでは初!海外大学間協定を締結

【国際交流】バングラデシュでは初!海外大学間協定を締結

海外協定大学数が8か国28大学となり、国際的な学術教育交流の範囲がさらに広がりました。本学はバングラデシュの大学とは初となる大学間学術教育交流協定を締結しました。今回の協定調印式はコロナ禍のためオンラインで双方を繋いで行われました。その様子をご紹介します。(国際交流課 投稿)

ノース・サウス大学の外観(同大ホームぺージより)

今回交流協定を締結したノース・サウス大学はバングラデシュの首都ダッカにある私立大学です。現総長はバングラデシュ大統領のアブドゥル・ハーミド氏です。本年10月に発表されたTimes Higher Educationの世界大学ランキング2023年において、ダッカ大学と並んで、バングラデシュ国内1位の評価を得ています。1992年に同国初の私立大学として設立され、現在では学生数約1万4千人、教員数約900人を擁しています。同大学は、①経済学、②工学、③人文・社会学、④生命健康学の4学部16学科から構成されています。本学の学術分野と類似しており、本学初となる南アジアの拠点として、学術教育交流が期待されます。

さて、10月31日に交流協定締結のオンライン調印式が執り行われました。本学からは大塚豊学長、伊丹利明副学長、Bisset Ian James国際センター副センター長等が参加し、先方大学からは、アティクール・イスラム副総長、イスマイル・フサイン副総長補佐、モハメド・カスロ・ミア博士、キャサリン・リー博士等が参加されました。

式次第

イスマイル・フサイン副総長補佐による開式

福山大学長挨拶

大塚学長からは、日本とバングラデシュとの外交関係樹立50周年を迎える記念すべき年において、南アジア初となる大学間交流協定を締結できることについて謝辞が述べられました。また、福山大学で過去に学んだバングラディシュ人学生のことに触れながら、両大学の学生・教職員の交流促進への期待が述べられました。

アティクール・イスラム副総長ご挨拶

アティクール・イスラム副総長からも、この度の協定締結に対する強い期待が述べられ、両大学間の交流促進に向けたエール交換が行われました。

 

伊丹副学長挨拶

その後、伊丹副学長から、本学の国際交流や留学の概況について説明されるとともに、バングラデシュの人材育成に対する更なる期待が述べられました。

 

ビセット副センター長によるプレゼンテーション

協定書への署名

集合写真

 

なお、この度の協定締結のキーパーソンとなったミア博士は、日本の大学院(名古屋大学大学院 当時の指導教官:大塚豊教授)で学んだ経験を持つ日本通でもあります。ミア博士を中心とした、今後の交流発展が期待されます。

ミア博士福山大学ご訪問:2022年4月

 

今回の協定締結式は、新型コロナウイルス感染症の影響により、オンライン形式を取らざるを得ませんでしたが、今後お互いを自由に行き来できる日が一日も早く到来することを願っております。ノースサウス大学の学生・教職員の皆様方、福山大学に是非お越しいただければと思います。

この度の協定締結により、双方の関係が更に深まり、学術教育交流の推進が期待されます。

 

学長から一言:バングラデシュのノースサウス大学との交流協定の締結を心から慶びたいと思います。本学にとって南アジアでは初となる大学間協定です。かつての教え子の熱心な仲立ちがあったのも何かのご縁でしょう。日本語コースもあり、英連邦の国では実質的な大学のトップであるアティクール・イスラム副総長からは、研究面での交流への期待が挨拶の中で表明されたのが印象的でした。両大学間のこれからの交流進展に期待したいと思います。