【心理学科】発達心理学研究室の3年生がこども遊び広場でハロウィンイベントを開催しました!

【心理学科】発達心理学研究室の3年生がこども遊び広場でハロウィンイベントを開催しました!

心理学科で行われるボランティア活動の1つ「こども遊び広場」で、こどもが喜ぶハロウィンイベントが開催されました!

心理学科濱本有希助手からの報告をお届けします(投稿は学長室ブログメンバーの大杉です)。

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心理学科の濱本です。

10月29日(土)にこども遊び広場でハロウィンイベントを開催しましたので、その様子を報告します。

心理学科では、2007年度から福山駅前にある福山大学社会連携推進センター2階にある子育てステーションにおいて、「幼保連携型認定こども園 こどもえんつくし」と協働で「こども遊び広場」を実施しています(こども遊び広場に関する過去の記事はこちら)。

新型コロナウイルスの蔓延により、2022年度も6月はオンライン開催、7月は活動中止となりましたが、10月は対面で開催することが出来ました。発達心理学研究室の3年生は、対面での活動は初めてでしたが、一生懸命計画して、とっても素敵なハロウィンイベントとなりました。

<学生が作成したチラシ>

こども遊び広場は、発達心理学研究室3年の学生7名と「こどもえんつくし」が毎月準備や運営をしています。

今回は、6人の保護者と10人のお子様(0歳から8歳)というたくさんの参加者を迎えてのハロウィンイベントとなりました。そしてなんと、参加者の保護者として、心理学科の卒業生(一期生)も参加してくれました。

対面のイベントでは、参加者の来場時に最初に受付をしていただく必要があります。受付で名前を聞いて、名簿に記入して、名札シールを作って、名札を貼り付ける説明をして・・・・等々、学生たちは、事前に受付でやるべきことをしっかり確認しあっていました。そして、本番でも混雑することもなく、とってもスムーズな受付でした。

<受付の方法を相談する様子>

参加者の皆さんが開始時間ぴったりに同時に来られるわけではないので、余裕をもって来られた参加者には、会場で自由遊びをしてもらいました。大学生は、対面で小さな子どもたちと遊ぶ機会が少ないようで、最初は緊張している様子でした。しかし、すぐに慣れてきて、とても楽しそうに遊んでいました。子ども達も大学生のお姉さん達に遊んでもらえて大喜びの様子でした。

<早く到着した子どもと自由遊びをする様子>

最初に、発達心理学研究室の赤澤淳子教授より始まりの挨拶がありました。最近は、オンラインでも様々なイベントを開催することができますが、やっぱり対面っていいなと感じました。

<始まりの挨拶の様子>

続いて、こどもえんつくしの南先生による絵本の読み聞かせがありました。子どもたちは、とっても集中して聞いていました。保護者としては、どうしても季節の絵本よりも1年間通して読める絵本を買ってしまうことが多くなるので、こういうイベントでハロウィンの時期にふさわしい絵本を読んでもらえるのは嬉しいですよね。

<絵本の読み聞かせの様子>

そして、いよいよ、学生たちが考えたハロウィン版福笑いです。保護者の皆様にわかるように、かつ、子ども達が飽きないように、実際に作ったものを前で示しながら説明を行いました。今回は、参加者が0歳児から小学2年生までとても幅広かったので、学生たちは各テーブルに分かれて、月齢(年齢)に合ったサポートができるよう工夫していました。

<ハロウィン版福笑いを作っている様子>

ハロウィン版福笑いは、完成したらすぐに子どもたちのおもちゃとして大活躍。とっても楽しそうに遊んでくれていましたが、まだまだ活動は続きます!制作物はお持ち帰りしていただいて、自宅でもまた遊んでもらえるようにと考えました。

<小さな子が目隠しなしで福笑いに挑戦する様子>

続いては、ハロウィンマント作りです。小さい子どもがゴミ袋を切るのは危ないのではないかということで、ゴミ袋を切るところは保護者にお任せして、その間に子ども達には宝探しをしてもらいました。学生たちが事前にたくさんのハロウィンに関連する飾りを作っていて、それを部屋のいたるところに隠しておきました。子ども達は、部屋中をニコニコ嬉しそうに探し回っていました。

<学生が隠したハロウィンの飾りつけを見つける宝探しの様子>

オレンジと紫の2色のゴミ袋を用意していたので、子ども達は自分で好きな方の色のゴミ袋を選びました。そして、保護者の方や大学生に切ってもらったゴミ袋に、宝探しで見つけたハロウィン飾りをくっつけて、ハロウィンのマントが完成しました。

<マント作りの様子>

<完成したマントを身に付けている様子>

ハイハイ赤ちゃんやよちよち赤ちゃん、そして3歳、4歳のお姉ちゃん、さらに小学生のお兄ちゃん、みんながニコニコ大満足の素敵なマントが完成しました!

最後に集合写真を撮影しました。

<集合写真>

活動終了後に、保護者の方々から、個別にお礼のメッセージをいただきました。いただいたメッセージを、少し紹介します。

  • 0歳のHくんの保護者の方より

息子と工作できて楽しかったです。お土産のお菓子もたくさんありがとうございました。

  • 1歳のSくんの保護者の方より

普段はほぼ息子と2人だけで過ごしているので、大学生のお姉ちゃんたちと一緒に遊んでもらえてとても嬉しかったです。まだ小さいので工作はうまくできませんでしたが、いつもとは違うことが出来て息子もとても楽しそうでした。ハロウィンの衣装を着て、とても思い出に残る1日となりました!

  • 4歳のIちゃんの保護者の方より

とても楽しく子ども達と工作をすることができました。下の子に手がかかって、なかなか上の子の相手ができないでいることが多いのですが、学生さんが上手に遊んでくださったので、久しぶりに上のことゆっくり過ごすことが出来ました。

続いて、初めての対面でのこども遊び広場を終えた発達心理学研究室3年生のメンバーの感想をいくつか紹介します。

  • 高城琴羽さん(発達心理学研究室3年・広島県立呉三津田高等学校出身)

初めて対面でこども遊び広場を行い、不安もありましたが先生方のサポートもあり無事行うことが出来て安心しました。想像していたよりも子ども達と触れ合うのは大変で、なかなか思った通りに進行することが難しかったです。次回以降は、先生やメンバーと相談しながら臨機応変に対応して頑張りたいと思います。

  • 松野未奈さん(発達心理学研究室3年・広島県立三原東高等学校出身)

初めて対面で大人数の子ども達と接し、たった数時間だと言うのにとても大変で、親御さんや先生の大変さを実感しました。私が思っているより、子ども達は考えて行動しており、予定していた計画通りに進行するのも難しく、今後の課題も見つかりました。しかし、楽しかったと感想をいただけて、活動できてよかったと思います。次回からも、参加してよかったと思ってもらえるように企画や準備を頑張りたいと思います。

  • 藤井愛海さん(発達心理学研究室3年・福山市立福山高等学校出身)

初めての対面ということもあり、計画通りに進行することは少し難しかったですが、多くの方に参加いただけたこと、子どもたちが楽しんでくれたことがとてもうれしく、やりがいを感じました。また、ものづくりや宝探しをしている時の子どもたちの自由な発想に直に触れ、これを抑え込むことなく伸ばすことのできる活動にしたいと思いました。これからは活動内容の把握や役割分担を事前にしっかりと行い、もっとこども遊び広場の質を高めていきたいです。

とっても楽しいイベントで、保護者の方にも満足していただけたようです。そして、学生の皆さんも初めての対面イベントで多くの学びや気づきがありました。

次回は、11月26日(土)に愛媛大学教育学部の教授で、愛媛大学付属幼稚園の園長を務めておられた深田昭三教授をお招きして、科学的思考を育てるおもちゃ作りを行います。

今後もこども遊び広場のイベントにご期待ください!!

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福笑いに宝探し、そしてハロウィンマント。子どもも大人にも充実のイベントだったようです。毎度参加しそびれている私(大杉)ですが、次回のおもちゃ作りもとっても気になります。小さなお子様をお持ちの保護者の皆さん、ぜひぜひご参加をご検討ください!

 

 

学長から一言:心理学科のボランティア活動「こども遊び広場」の今回は、子ども達とハロウィンを題材に遊ぼうという企画。一緒に「福笑い」を作って遊び、ハロウィンマントも作って着込んだりと、大いに盛り上がったことでしょう。0歳児も含めて、お子さん達も親御さんも“非日常”を楽しんで下さったようです。きっと準備は大変だったでしょうが、学生諸君も実践発達心理学や親業を学ぶ良い機会になったと思います。