【スマートシステム学科】ETロボコン中四国大会報告!

【スマートシステム学科】ETロボコン中四国大会報告!

9月16日(日)に、福山駅前の宮地茂記念館において、ETロボコン2018中四国地区大会が開催されました。このETロボコン中四国大会には、毎年、工学部スマートシステム学科(フェイスブックはこちら)を中心とした学生チームが複数出場しており、昨年の様子はここで見ることができます。今回は、ロボット走行競技と設計モデル審査で入門者向きの内容であるデベロッパ部門プライマリクラスに、スマートシステム学科の1年生(村上君)を中心としたチームSANZO-D、ロボットを使った企画を発表するガレッジニア部門に、3年生の岩本君、田中君のチームSANZO-Gが参加しました。この様子を、スマートシステム学科の伍賀が報告します。

宮地茂記念館前の立て看板

今回のETロボコン中四国大会も、宇部高専、呉高専、津山高専、香川大学などの教育機関、マツダなどの企業が参加する激戦区ですが、健闘できるでしょうか・・・。デベロッパ部門プライマリクラスのSANZO-Dチームには、村上君のサポートを3年生の田中君が務めます。競技は、最初シーソーのあるコースに挑戦し、その後ハードル潜りのあるコースに挑戦します。今回は、どちらのコースも走行体(ロボット)のリモートスタートを実現していて、ボーナスタイムを獲得しています。

1年村上くんと3年田中君、慎重にロボットをスタート位置にセットします。

軽快にコースを進んだロボットはシーソーに乗りかかります・・・

スタートで手間取った相手チームを尻目に、SANZO-Dチームのロボットはコースを高速で進んでいきます。あっという間に最後のシーソーの障害物までやってきました。シーソーに乗りかかり・・・ここで、バランスを崩して転倒!残念ながら全ての障害物をクリアすることはできませんでしたが、コースタイム32秒は、昨年の67.1秒の半分以下のタイムでなかなかの健闘です。

コースタイム32秒、リモートスタートのボーナスタイム特典で結果 23秒 が記録されました

2回目のハードル潜り(ルックアップゲート)のあるコースでは、すべての障害物をクリアし、39.7秒、ボーナスタイムが加算され15.7秒が記録されました。これはデベロッパ部門プライマリクラスでは、津山高線、宇部高専などに続き4位の記録です。今回の大会では、上位は大学と高専が健闘しており、福山大学もその一角を担ったという感じですね。さて、、、その頃、大会会場の裏側では、次のガレッジニア部門の用意をする3年生の姿がありました。

大会会場の裏側で気球にヘリウムガスを充填する3年生の姿が

今回のSANZO-Gチームのテーマは【気球ロッカー】です。浮力の大きな気球を作り、操作を簡略化するために操縦アシストのソフトウェアを搭載、静かで低消費電力という特性を活用し、「人の手荷物を人の代わりに持って、追従してくる手荷物預かりサービス」という目標設定型テーマを提案しています。そして、今回会場に持ち込んだのは、デモンストレーション用の気球機体です。

エントリーするチームの後ろにスタンバイする巨大な気球がなんともシュールです

ガレッジニア部門での発表は3年生岩本君ですが、会場でこの気球ロボットをリモコンで操作し、搭載したカメラ画像をスクリーンに映し出しました。なかなか大がかりなデモンストレーションで、会場及び審査員の皆様からの注目を集めました。

実はこのガレッジニア部門の審査は、これからYouTubeを使ったオンラインビデオ審査で実施されます。エントリーした19チームのプロモーションビデオが10月3日10:00~10月10日22:00まで、YouTube上で公開されます。これを一般の方にご視聴頂き、良かったら「いいね!」を押して頂き、その数で全国大会に行けるかどうかが決まります。

詳しくは、こちらのウェブページをご覧ください。Sanzo-Gへの応援をよろしくお願い致します。

気球ロボットを操作する岩本君

質疑応答に応える岩本君

 

会場の審査員の方からも、気球ロボットの性能に関する質問などがありました

 

今回のETロボコン中四国大会には、スマートシステム学科1年生、3年生のチームが出場しました。工学部では、ETロボコンの競技をみらい工学プロジェクトの学修テーマにも設定し、これを題材に、モデルベース設計やプログラミングの勉強を進めています。これからも中四国地域の開催協力校としての存在感を示せるように取り組んでいきたいです。

今回出場の田中君と村上くん、岩本君、引率の沖准教授、みなさまお疲れ様でした。

 

学長から一言:今回はなかなか健闘でしたねッ!!!学びと緊張感ある楽しみが一緒になって、賞状も手にして、よい1日でした!!!