【大学教育センター】インターンシップ事前研修、3年ぶりの対面開催!

【大学教育センター】インターンシップ事前研修、3年ぶりの対面開催!

卒業後の進路を考える学生達にとって、「BINGO OPEN インターンシップ」は福山大学のある備後地域で活躍している企業や、そこで働く人々の様子を肌で感じることのできる貴重な学びの機会の一つです。本日は、そんな「BINGO OPEN インターンシップ」に参加する前の定例行事「事前研修」の様子を、学長室ブログメンバーの前田がお届け致します。

【過去の記事 BINGO OPEN インターンシップ事前研修】

2021年度 【自分未来創造室】オンラインでインターンシップ事前研修会を実施!
2020年度 【自分未来創造室】初挑戦!Zoomを使用した「インターンシップ事前研修」

 


 

2020年度、2021年度の2年間は、コロナ禍による影響を受けてオンラインでの実施となった事前研修ですが、2022年度の今年は感染拡大防止対策を十分に行い、対面型での集合実習を3年振りに実施することになりました。

事前研修会場(20号館)の様子

最初に、キャリア形成支援委員長の香川教授から開会の挨拶として、携帯電話の通知機能に支配されることなく、自らの主体性を発揮してインターンシップに取り組むことの大切さをはじめとして、「主体的に取り組むこと」の重要性に関するお話がありました。

開会挨拶:香川キャリア形成支援委員長

司会進行は、国家資格キャリアコンサルタントの資格も所有しているインターンシップ担当教員の一人、向井勝也特命講師です。事前研修で初めて出会う仲間に対する緊張感をほぐすために、簡単なゲームを行って「アイスブレイク」を行いました。その後、インターンシップ実習に向けた注意事項などについて、説明がありました。

アイスブレイクと実習に向けた注意事項の説明

その後は会場を2つに分けて、「マナー講座」と「グループワーク」を行いました。マナー講座は、キャリアコンサルティング技能士1級の資格保持者である平喜美恵就職課長の担当です。ここでは、地元備後地域の企業が大学生に求めているリアルな声をもとにした実践的な講義と、全身を使っての挨拶練習などを行いました。

マナー講座「挨拶練習」の様子

グループワークでは、4人1組のグループに分かれて「コンセンサスゲーム」を行いました。同じ会社で同様の仕事をしていても、働く人によって仕事への取り組み方や考え方といった価値観は少なからず異なります。そんな「価値観の違い」が浮き彫りになるゲームを通じて、相手の考えを受け入れながら、お互いにとっての納得できる合意点を導き出すプロセスを学びました。

グループワーク「コンセンサスゲーム」

事前研修の最後のプログラムは、インターンシップ参加にあたっての「目標設定」です。「何のためにインターンシップに参加するのか?」という問いに改めて向き合い、平均5日間という短い実習期間で何を学び、何を得るのかという目標を言語化していきました。同じ企業の実習に参加しても、参加目的や伸ばしたい能力は一人ひとり異なります。事前に実施した社会人基礎力診断の結果を参考に、参加目的を明確にするためのワークを行いました。

「目標設定」の様子

事前研修後に行ったアンケートの集計結果では「役立った(78.5%)」が最も多く、「どちらかと言えば役立った(19.8%)」を合わせると合計98.3%の人が事前研修を好意的に捉えてくれたことがわかりました。

自由記述欄には「少し不安があったのですが、今回の事前研修を通して不安が少し解消されました。自分自身の強みや弱みをしっかりと知るために、今回のインターンシップ頑張りたいなと思いました。」「マナーに関しては不安が多かったので、同じ参加企業ごとに班に分かれて対策できてよかったです。」といった、インターンシップに向けての決意や参加にあたっての不安が取り除かれたことに関する記述が数多く見られました。

 

アンケート「本日の事前研修は役に立ちましたか?」

今回の事前研修に参加した127名の学生の皆さん、1日に及ぶ長時間の事前研修、お疲れ様でした。でも、実際のインターンシップ実習では、この事前研修よりも更に大変なプログラムが皆さんを待っていることでしょう。

そして、改めてお願いがあります。自覚を持って規則正しい生活を送って下さい。しっかりとした食事と睡眠をとり、日々の自己の体調を確実に把握して下さい。皆さんが健康であり続けることは大切な社会的責任です

今回学んだことをしっかりと活かして、各自で立てた目標を達成できるインターンシップになることを、インターンシップの運営に当たる自分未来創造室メンバー一同、心より願っています!

 

 

学長から一言:今年も「BINGO OPEN インターンシップ」の時期がやって来ました。コロナ禍に阻まれて対面での実施が長くできなかった事前研修が、関係者が一堂に会して実施できて、本当に良かったです。やはりオンラインとはひと味ちがっていたことでしょう。コロナに負けず、コロナと共に生きるための試練です。本番の実習にも、感染防止に最大級の注意を払って臨んでもらいたいものです。