【薬学部】青少年育成広島県民会議から青少年表彰を授与!

【薬学部】青少年育成広島県民会議から青少年表彰を授与!

薬学部6年生の吉岡利紗さんが青少年育成広島県民会議によって表彰されたことについて、薬学部道原教授より報告が届きましたので、薬学部学長室ブログメンバーのY.Sが紹介します。

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6月17日(金)、公益社団法人青少年育成広島県民会議(県民会議)の第34回定時総会・表彰式(https://hiroshima-jc.jp/5745/)において、薬学部薬学科6年生の吉岡利紗さんが、青少年表彰を受けました。

県民会議では毎年、青少年健全育成の促進を図ることを目的として、青少年及び地域において自主活動を積極的に続けている青少年団体・グル-プ・企業、並びに青少年育成に顕著な功績のあった個人などを表彰しています。

吉岡さんは、善意の行為やボランティア活動によって地域の人達などに感謝されている優れた青少年であることが、彼女の過去2年間の活動実績に照らして認められ、この度、県民会議によって表彰されました。

湯崎知事も御列席でした(起立者右:吉岡)

看板の前で記念写真

吉岡さんの2年間(令和2年3月から令和4年4月)にわたるボランティア活動:
平成30年2月に福山大学薬学部の有志が集まり結成したボランティアチーム「和ごころ」の前代表(令和3年4月から令和4年3月)である吉岡さんは、福山市の松永近郊で行われている認知症カフェ「cafeGETA(カフェゲタ)」への参加を通じて疾病予防の企画を行うなど、地域住民に貢献してきました。また、認知症カフェの実行委員も兼務しており、年間を通じた運営(予算・人員・企画などの計画)にも参画してきました。

さらに、コロナ禍により認知症カフェの対面での開催が困難に陥り、オンラインでの再開が主流となる中、自らの考えをまとめ、実行委員や「和ごころ」メンバーと共に少人数の、対面式認知症カフェを成功させるなど、地域住民のニーズに沿った活動を展開してきました。

これらの経験を活かし「コロナ禍における対面式認知症カフェ再開に向けた取り組み」と題する論文として発表(『認知症ケア事例ジャーナル』2021年9月、筆頭・責任著者:吉岡利紗)し、再開時に向けた根拠資料として、多くの認知症カフェが活用できる取り組みも行ってきました。

吉岡さんが行ってきた2年間の活動内容(ボランティア参加ならびにグループ代表、認知症カフェの運営、地域住民に対する疾病予防活動、論文報告による情報提供)は、青少年表彰に値する十分な実績であると思います。 素晴らしい! エクセレント!

 

「和ごころ」の活動内容については、過去のブログ記事をご覧ください。

【薬学部】和ごころ、対面式の認知症カフェ再開に向けた取り組みに貢献!

 

7月4日(月)、吉岡さんの青少年表彰受賞の報告に井上敦子薬学部長、道原、吉岡さんの3名で学長室を訪問しました。

左:大塚学長、右:吉岡さん

大塚学長:これが今回受賞対象となった内容ですね! 

左から大塚学長、吉岡さん、道原、井上敦子薬学部長

大塚学長:賞に値する立派な実績ですね! おめでとうございます!

吉岡さん:はい、ありがとうございます。

大塚学長:立派な盾を貰いましたね! 
吉岡さん:はい、 あれっ!ちょっと楯の部品が外れたかもしれません。あっ! 大丈夫です!

左から井上敦子薬学部長、大塚学長、吉岡さん、道原

 

学長室訪問に続いて、副学長(前薬学部長)の鶴田教授のところへも受賞の報告に行ってきました。

左から鶴田副学長、井上敦子薬学部長、吉岡さん

鶴田副学長:後継者を育てて、息の長いボランティア活動にしてくださいね!
吉岡さん:はい、頑張ります。                                      

 

吉岡さんは、令和3年度(2021年度)冬の学生表彰(学業部門学長賞:個人、社会活動部門学長賞:団体)も受賞しています。卒業までに論文(卒業論文の内容)をもう一編、投稿して掲載されるようにしたいと意気込んでいました。飽くなき探求心、御見それいたしました! ワンダフル!

吉岡さんは、本当に親しみやすく、誰とでもすぐに仲良くなれる性格の持ち主であり、cafeGETAに参加している認知症者・介護者・地域住民・実行委員(薬剤師、福祉施設職員、地域包括支援センター職員)等、多くの方から可愛がられると共に感謝されています。また、先輩・同僚・後輩の悩み相談を受けることも多々あり、自分の考えを的確にアドバイスしています。吉岡さんの活動・経験・性格が将来の職場で十分活かされることを願っています。

 

吉岡さんから一言:
3年後期に研究室配属され、「和ごころ」の活動や認知症カフェの存在を初めて知りました。
認知症カフェに実際に参加してみると、お年寄りにとって自分の住む街に通いの場があることの大切さを、聞いて学ぶより、はるかに強く感じとることが出来ました。
それと同時に、この通いの場を守って行くことの重要性と使命感を感じました。少しでもカフェ継続に貢献できたなら幸いです。
このような意義深い活動を続けてこられた先輩方に感謝し、また携わる事ができたこと光栄に思います。この経験は私にとってかけがえのない宝となりました。この活動がより多くの方に広まり、脈々と受け継がれていくと良いなと思います。
最後になりましたが、この活動を評価していただき、青少年育成県民会議に推薦してくださいました大塚学長、井上敦子薬学部長、道原教授をはじめ、多くの先生方に感謝申し上げます。このような賞を受賞させていただき、大変恐縮です。
とくに、研究室主宰教員である道原教授なくしてこの活動を継続することは出来ませんでした。この場をお借りしてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

 

吉岡さんの活動に興味を持った学生諸君!「和ごころ」で共に活動してみませんか!
一歩が踏み出せない、あなた! 勇気をもって、チャレンジしよう!
我々の熱いパッション! 熱い思いよ! 君に届け!

 

学長から一言:吉岡利紗さん、認知症カフェなど地道なボランティア活動に積極的に関わるだけでなく、そこでの体験を論文としてまとめ上げ、認知症ケアの専門誌に掲載されたのは素晴らしい! なかなか真似のできないことであり、青少年育成県民会議によって表彰されたのも納得できます。これから薬剤師国家試験の難関を突破して社会に出て行ってからも、こういう人助けの精神をずっと持ち続けてくださいね。