【税務会計学科】ウイルス感染防止対策を講じながら積善山ハイキング~逆転の発想で新入生オリエンテーション~

【税務会計学科】ウイルス感染防止対策を講じながら積善山ハイキング~逆転の発想で新入生オリエンテーション~

 経済学部税務会計学科では、新入生オリエンテーションの親睦イベントとして、瀬戸内海の岩城島にある積善山ハイキングに行ってきました。4月16日の実施で、参加者は新入生31名(2名欠席)、学科の先輩である学生サポーター4名、教員5名の総勢40名となりました。学生相互の親睦の様子について、税務会計学科の関下が報告します。

【おことわり】行事終了直後にブログ公開を予定していましたが、緊急事態宣言が発出されたため、宣言期間中にもかかわらず実施したかのような誤解を避けるため公開を控えておりました。このたび、宣言解除となりましたので、過日の活動の様子をお伝えいたします。何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。


 まずは朝の集合ですが、まだ入学間もないため、皆さんよそよそしさが漂います。ソーシャルディスタンスを保つために却って好都合です!

集合時間はAM9:00

 水分補給用に1人1本ポカリスエットが配布され、バスへ乗り込みました。バスを降りたら、洲江港(生口島)経由で 小漕港(岩城島)行きのフェリーに乗り込みます。フェリーはもちろん、オープンエアークルーズ!

サポートで参加してくれた3年生、フェリーに乗る

 洲江港から小漕港までの所要時間は5分。あっという間に島に到着しました。

岩城島、小漕港にて

 標高369.8m、小漕港からおよそ5.2kmの積善山の山頂を目指し、いざ出発。学生の皆さんは期待と不安が入り混じった表情を浮かべていました。

 「誰がこんなにしんどいハイキングを決めたんですか!まるで登山じゃないですか!!」という愚痴ともつかぬ感激の雄叫びをあげながらも、元気な学生は予定より30分も早い登頂に成功しました。

途中、「あと、どれくらいで頂上ですか~?」と言いながら頑張る皆さん

 山頂では、サポートカーに弁当を積み込んた教員が弁当を準備して待っておりました。最後のグループもさほど遅れをとることなく、全員が無事登頂に成功しました。そして、お待ちかねのランチタイムです。

積善山山頂にてソーシャルディスタンスを保ちながらのランチタイム

 山頂には瀬戸内海を360℃見渡せる展望台が設置されており、瀬戸内海の多島美を満喫できます。登る際には「しんどい~」と言っていた学生もこの絶景を目の当たりにして疲れが吹き飛んだかどうかは定かではありませんが、スマホの連写音が積善山の展望台にしばらく響き渡っておりました。

 そして、今回の最大のコロナ対策として、税務会計学科では、「県外への移動の自粛」という観点からの「逆転の発想」として、「県外で、人のいない場所」というテーマを絞りだし、岩城島を見つけ出しました。福山大学からフェリーへの乗り継ぎがスムーズにいけば、30分で到着するこの岩城島ですが、何を隠そう広島県かと思いきや、愛媛県なのです。

 おそらく多くの皆さんがご存じの生口島は広島県尾道市ですが、5分フェリーに乗っている間に、愛媛県に・・・ですが、平日であるためか、はたまた桜の季節が終わったからか、積善山へのハイキングの間(ハイキングコース内では)、すれ違う人はなく、車も工事車両が3台ほど通っただけでした。

 3月某日には、教員による下見も行われ、ここであれば、安全にオリエンテーションを実施できる!と企画を温めて参りました。

福山大学見えるかな~(3月某日の下見の様子)

 その甲斐あってか、新入生の皆さんは、展望台からの景色を満喫し、展望台へと上がる駐車場での集合写真では打ち解けた様子がみられました。2、3年生の先輩サポーターにもきちんとお礼を言っている姿もみられました。

積善山頂からの瀬戸内海の眺め

マスクをしたまま、はい。チーズ!

 下山の前にも、水分の確保チェックをした後、小漕港を目指し、いざ出発です。先についた学生は港で海をみたり、灯台の近くまで行ってみたりと各々楽しんでおりました。

下山して小漕港まで歩く姿

港での様子

 

 フェリーの時間までひたすら休憩する人、「泳いで良いですか?」と時期的に気の早い質問する人など、さまざまでしたが、予定通り14:30発のフェリーで帰路に就くことができました。

対岸にみえるは尾道市(生口島)!

帰りのフェリーももちろんオープンエアークルーズ

 洲江港では、バスの運転手さんが待っていてくれました。帰りのバスに乗り込んだ途端、雨が降り始め、日頃の行いの良さのお陰かしら?と教員が己惚れている間、新入生のみなさんは何を思ったことでしょう。。。

 昨年度は新型コロナの感染拡大期にあたり、現2年生には新入生らいしい行事は何もしてあげられませんでした。学科教員もそのことについて忸怩たる思いをしていました。そのため、今年度こそはと、何とか外へ出かけ、親睦が図られる行事を計画したのでした。

 最後になりましたが、協力してくれた在学生サポーターの皆さん、予算や企画書についてご尽力くださった学生課の皆様、一見無謀にもみえる税務会計学科のオリエンテーション企画に理解を示してくださった、学長をはじめ法人の皆様に深く感謝申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。

 

 

学長から一言:行事の1ヶ月くらい前にきちんと下見したり、行事当日も感染防止に最大限の注意を払ったり、税務会計学科の教員の皆さん、お疲れ様でした。周到な準備により、学科のオリエンテーション行事の一つがつつがなく実施され、何よりでした。昨年度の入学生にはコロナ禍のために入学直後の思い出作りをさせてあげられなかった悔しさをバネに、逆境を逆手にとった企画に感心しました。これぞ福大教員魂ですね。参加者の多くにとって貴重な仲間作りの機会になったことでしょう。