【生物工学科】新入生オリエンテーションでバスツアー開催!

【生物工学科】新入生オリエンテーションでバスツアー開催!

4月13日(火)、生物工学科のオリエンテーション行事で せら夢公園八田原ダムを巡るバスツアーに行ってきました。1年生担任で福山大学ワイン醸造所長の吉崎がお伝えします!

当日は、朝10時に福山大学を出発してせら夢公園へ向かいました。せら夢公園には せらワイナリーがあり、まずはバスで1時間ほどかけて、せらワイナリーを訪問しました。

生物工学科とせらワイナリーはワイン醸造で協力関係にあり、久冨教授が福山市のバラから分離した酵母を用いてこちらのワイナリーで醸造していただいています(備後ワインとして販売されています!)。なお、工場を案内してくれたのは2018年度卒業生の橋本主任です。在学中からワインが大好きだっただけあって、未成年ばかりの1年生にも実に分かりやすく、芳醇な香りまで伝わってくるように説明してくれました。

すっかり、卒業生の成長に目を細めてしまいました。もう私の代わりに講義をお願いしたいくらいです(笑)1年生からは「ワインの貯蔵にオーク樽を使うとのことですが、他の木ではいけないのでしょうか?」などといった中々鋭い質問がありました。確かに檜の樽に詰めると和食に合う味わいになるかも!?やってみないことには何とも言えませんが。

昼食はレストランで特別にお弁当を用意していただきましたが、見ての通り大変おいしいお弁当で大満足でした!世羅はお米や農畜産物も有名ですから、皆さんにも是非味わっていただきたいですね。

食事場所は せらワイナリーに隣接しているせら県民公園のベンチでした。外なので密も避けられ、またあいにくの雨模様でしたが、屋根の下で快適に食事ができました。

続いて、せら夢公園にある自然観察園を散策しました。ここでは生物の保全のために溜め池や湿地、田んぼなどが整備されています。予約すればインストラクターが案内してくださいます。

絶滅危惧種の蝶であるヒョウモンモドキの保護活動なども行っており、広大な敷地で中々見応えがありました。夏休みの自由研究などに訪れるのも良いですね。

せらワイナリーのショップや夢高原市場でお土産を購入したあと、またバスに揺られ八田原ダムへ移動しました。このダムは、芦田川の治水と備後地域の利水を目的とした特定多目的ダムで、形成された人造湖は芦田湖といいます。

ダムに着いたら、まずは遊学館という資料館に寄って、芦田川の歴史やダムの機能などを学びました。福山市の位置する備後地域は有数の工業地帯であり、また農業地帯でもあります。八田原ダムがこれを支えているのですね。

次は、敷地内を散策しました。ダムには一般見学ができるエレベーターが設置されていて、下に降りることもできます。ダムの中は中々見る機会もないのですが、ひんやりした内部では、せらワインが貯蔵試験中だったりなど勉強になりました。最後は、芦田湖にかかる夢吊橋を見学し、渡ってみました。この橋は橋脚を持たない吊床版橋(つりしょうばんきょう)として世界最大規模を誇るとのことです。素晴らしい景観で、夢の橋を渡るなんて1年生にピッタリでしたね。最後は、記念撮影を行いました。あいにくの小雨~弱雨でしたが、なんとかびしょ濡れにはならずに見学を終えました。福山大学の近隣には他にも沢山の名所や景勝地があり、地域の良さを知りながら4年間楽しく過ごしてもらえたら嬉しいですね!

 

 

学長から一言:ワイナリーから自然観察園、多目的ダムから世界最大規模の吊り橋と、盛りだくさんの見学・研修内容のバスツアーだったようですね。新入生にとっては、学科の専門内容に直結した種々の体験ができたばかりでなく、コロナ禍での日頃の閉塞感を吹き飛ばして、大いに楽しめ、一日だけでも息抜きができたのではないでしょうか。ワイナリーでバリバリ働く学科の先輩にも出会って、キャリア教育にも役立つなど、実に充実したオリエンテーション、羨ましいほどです!ツアーの間に気の合う友達ができた人もいたのでは・・・。引率の先生方、お疲れ様でした。