【スマートシステム学科】遠隔開催の計測自動制御学会中国支部学術講演会で学生が研究発表!

【スマートシステム学科】遠隔開催の計測自動制御学会中国支部学術講演会で学生が研究発表!

11月28日(土)、第29回計測自動制御学会中国支部学術講演会が遠隔開催されました。これまでブログで紹介してきたように、この学会は中国地方の大学が会場となって開催されていましたが、コロナ禍のために今年は遠隔で開催されました。この学会には、工学部スマートシステム学科の学生と大学院工学研究科電子・電気工学専攻の院生の発表も、教員の発表と共に多数ありました。学生の発表の様子について、スマートシステム学科の伍賀がいくつか報告します。

 まず先日、昭特科学振興財団の研究助成を獲得した2年生の行平さんは、その研究の一環でドローンを用いた災害情報収集システムに関する研究発表を行いました。今回の実験では、ドローンに搭載した魚眼カメラと通常のカメラからの動画を比較、またドローンに搭載するロボットの製作に関する報告を行いました。今回の学会は遠隔開催ということで、工学部棟3階の小グループ室を使い、以下のような形式で発表しました。さらに、ZOOMを使って会場と接続し、ネットで参加した方々と質疑応答を行いました。会場からは「災害対応は非常に重要な研究」というコメントをいただきました。

工学部棟3階の回線を使用して発表する行平さん

 香川研究室4年生の高橋さんは、工学部棟1階の配信設備を使って学会発表を行いました。彼の研究は、音響センサを利用して雨音から降雨量を推測するシステムを構築するというもので、卒業研究のテーマとして日夜実験に勤しんでいます。今回が初めての学会発表ということで、かなり緊張したそうです。「質疑応答で質問されたことに十分な回答ができずちょっと悔しいです。」との感想でした。卒論発表では完璧を目指して頑張ってくださいね。

スマートシステム学科の配信設備で学会に参加の高橋さん

 今年入学した1年生にとっては、遠隔授業が多くなかなか大学に来れなかったのですが、「教養ゼミ」のレスキューロボットコンテスト・シーズグループが積極的に活動をしてくれました。三蔵祭でもレスコン・シーズ広島版を実施してくれましたが、今回の学会で半年間取り組んできたプロジェクトの纏めを発表しました。彼らにとっては学会の学術講演会はまったく未知のもので、かなり緊張したようですが、事前の発表練習をみっちりと行い、またグループのみんなで力を合わせて取り組んでくれました。工学部棟1階のプロジェクトルームで、発表は1年生の守本さん、質疑応答には同じく1年生の市川さんが回答するという協力体制も良かったと思います。

プロジェクトルームで学会参加の1年生(左から横本さん、守本さん、市川さん)

今年度は、新型コロナウイルス感染症対策のため、多くの学会は遠隔開催という形式になりました。遠隔開催では、開催会場の大学などに行かないので、その地方の名物が食べられない!!・・・というのは残念ですが、この新しい開催形式には多くのメリットもあると感じました。日ごろ慣れ親しんだ大学から参加するために、心理的なハードルが低くなりました。また、例年よりも多くの学生の方々が聴講し、学術講演会に参加し、研究の一端に触れることができたのも遠隔開催ならではのメリットだと思います。これからの社会での学会・学術講演会の有り方があったように感じました。

学会発表を終えてホっと一息の1年生有志諸君。お疲れ様でした。

香川研究室メンバー:発表を終えた高橋さんと聴講参加してくれた新木さん。お疲れ様でした。

昨年のETロボコン以降、頑張ってドローンやロボットを開発してくれている2年生有志。

(左から佐々井さん、行平さん、山本さん、謝さん、松原さん)

皆さんにとっては、今回の学会参加は学生生活の大きな経験になったと思います。この経験をこれからの卒業研究や大学の学びの中に活かしていってください!!

 

学長から一言:学生、院生の皆さん、遠隔学会参加と発表、お疲れさま!良い経験になりましたねッ!Withコロナ時代、学会参加・発表・運営等、様変わりしましたが、それらをプラスに生かすことも学びましたねッ。。。Afterコロナ時代にもしっかり生かしましょう!!!