【経済学科】第2報・福山大学から初のプロ野球選手誕生!!

【経済学科】第2報・福山大学から初のプロ野球選手誕生!!

10日27日(火)の学長室ブログ「福山大学から初のプロ野球選手誕生!!」の記事でも紹介されていますが、福山大学硬式野球部投手で経済学部経済学科スポーツマネジメントコース4年生の山崎友輔君(玉野市立玉野商業高等学校[現玉野商工高等学校]出身)が、読売巨人軍から育成ドラフトで10位指名をいただきました。今日は、山崎君の学科での様子を学長室ブログ随時メンバーの野田がお知らせします。

 

左:尾田温俊部長(経済学部教授) 中:山崎君 右:蔵田修監督と記念撮影  ※記念撮影のためマスクは外しています

偶然ではありますが、山崎君は私(野田)のゼミに所属しています。プロ野球選手になりたいという話はゼミでも聞いていましたが、まさか在学中にその夢を叶えるとは思ってもいませんでした。周りのゼミ生の就職先が次々に決まっていき、プロ志望届を提出する際には焦りもあったようで何度か相談を受けました。指名をいただけて、私も嬉しく思います。

ゼミでの1コマ 山崎君と私(野田) 進捗具合が気になります・・・

4年間ストイックに野球の練習に取り組み、幼少期からの夢を叶えた山崎君ですが、大学で野球だけをしていたわけではありません。練習が辛い時期も授業を休まず、勉強と両立させていました。山崎君の所属する経済学科スポーツマネジメントコースは、プロスポーツリーグの構造やスポーツクラブの経営戦略、スポーツと地域との関わりなどについて専門的に学ぶコースです。山崎君もミクロ経済学・マクロ経済学といった経済学の基礎を学ぶとともに、スポーツに関連する専門的な知識を学んできました。特に、野球のデータを統計学的見地から客観的に分析する「セイバーメトリクス」の手法を用いた投手評価の分析には、強い熱意をもって取り組んでいました。また、プロ野球選手のセカンドキャリアについても関心を持っており、自身の将来について考え高校の保健体育の教職免許も取得する見込みです。プロ野球選手引退後、将来的には高校の先生になるという夢も持っているようです。実は、試合の直前に教育実習へ行っていましたので心配していました・・・

ドラフト会議の次の日もゼミで勉強してました!野球も勉強も資格取得も頑張っています!

ドラフト会議の次の日にゼミがありましたが、山崎君はいつもと変わらずゼミにも参加してくれました。ゼミ生とみんなで抱負や現在の心境について話を聞いたところ、次のように話してくれました。

山崎君のコメント

「ドラフト前日も当日も緊張は全くしていませんでした。指名されることを信じて心の中で祈っていました。プロ野球選手になるのは小学生の頃からの夢でした。これまでお世話になったたくさんの方や野球を続けさせてくれている家族のためにも、絶対に叶えたいと思ってきました。
 セカンドキャリアについても、中学の時から考えていました。特に、玉野商業高校(現玉野商工高校)の監督である槌谷信行先生に憧れて、野球選手引退後は高校野球の監督がやりたいと思うようになりました。そこで、保健体育の教員免許が取れる福山大学を選びました。
 新型コロナウイルス感染症の流行拡大で緊急事態宣言が発表され、大学キャンパスに入ることも出来なかった間は実家で1人で練習していました。また、体重アップや自重でのトレーニングなどにも取り組みました。自粛期間をポジティブに考え、意識高く練習できたことが指名された1つの要因になったと思います。指名された瞬間はホッとした部分もありましたが、やっとプロの世界に入った、ここからがスタートと思いました。冬は必ず春となる。厳しい状況に置かれていても、いつか必ず良い状況になると信じて、目標を立てて取り組みます。」

野球部の仲間でありゼミで一緒に勉強している桂君(左)と片山君(右)も嬉しそうです!

 福山大学で良い仲間にも出会え、充実した大学生活を送ることができたようです。目標を持って取り組んできたことで1つの夢を叶えることができ、ゼミを担当する者としては嬉しい限りです。読売巨人軍の育成選手ということで、厳しい世界に身を置くことになると思いますが、今後の活躍に期待したいと思います。

 

学長から一言:山崎君、文武両道でがんばってきたのですねッ!君のようなすばらしい学生が福山大学に学びプロの世界に巣立っていくことを、とてもとてもうれしく誇りに思いますよ!!!これからのがんばりも、しっかり見ていきますよ!