【生物工学科】東村葡萄園2年目のビニール張り

【生物工学科】東村葡萄園2年目のビニール張り

マスカット・ベーリーAを植えた生物工学科東村葡萄園が2年目を迎え、順調に生育しています。今回初めてビニール屋根を全面に張りましたので、学長室ブログメンバー 兼福山大学ワイン醸造所長の吉崎が報告します。

雨よけのビニール張り

福山大学では現在、新型コロナウイルスの影響により遠隔授業が進められています。ブドウ栽培は生物工学科2年生の果樹栽培加工実習で行っているのですが、さすがに屋根にビニールを張る作業は遠隔ではできませんので、教員4人で行ってきました。

栽培用のブドウは病気にとても弱く、黒とう病、べと病、灰色カビ病などなど、実に様々な病気に罹ります。これらを防ぐために農薬はもちろんですが、特に雨の多い地域ではビニール屋根による雨よけが有効です。

昨年はブドウの苗がまだ小さかったので部分的にビニールを張っただけでしたが、今年は大分成長していますので、初めて全面を覆うことにしました。およそ50m×4列です。ビニールを持ち引っ張るのも結構な重労働です。

この作業は梅雨が来る前にどうしても終わらせなくてはなりません。吊り下がっている黒い紐は屋根を上から固定するのに使います。強い風でも飛ばされないように、かなりの数をくくりつけます。

固定用の紐の合間には専用のクリップで補強をします。紐は数百本、クリップは1,000個以上つけたでしょうか。結構な手間です。

ようやく4列、ビニール屋根を貼り終えました。風もなく過ごしやすかったので、順調に作業が進みました。早く対面授業が再開され、学生たちと作業できることを願っています。

 

学長から一言:私の通学路にある葡萄園なので、もちろん新しいビニールの屋根がついたことには気づいていましたが。。。教員の皆さんの労作だったのですねッ!お疲れさま!早く、学生達が元気に手入れに来れるようになるとよいですねッ!!!