【福山大学】㈱中電工と協働事業契約 締結

【福山大学】㈱中電工と協働事業契約 締結

安全・安心な地域社会を作り維持するために、大学と企業両者の技術を活かしてスマートな社会を実現しようと、1月29日(水)に、福山大学にて株式会社中電工様と福山大学との協働事業契約締結式が執り行われました。この協働事業契約は、昨今の激変する社会の中で、社会の発展に貢献することを企業使命とし活動されている中電工様と、工学からライフサイエンスまで幅広い研究領域での知見を積み重ねている福山大学の様々な方面での協力を目指すものです。この模様について、工学部スマートシステム学科(フェイスブックはこちら)の伍賀が報告します。

今日の社会のIoT化は様々な分野で急速に進み、また今後はAIやビッグデータの活用で我々の暮らしが大きく変化することが予想されています。また、世界的な気候変動や我が国における少子高齢化社会など、技術や知識を活かして対応していかなければならない問題も山積されています。このような事情を背景に、安全・安心な地域社会のため大学と企業両者の技術を活かしてスマートな社会を実現するために、今回のような産学連携の体制作りは非常に有意義です。

代表取締役副社長の堤様のご挨拶では、福山大学が今まで研究してきた工学分野の様々な技術を高く評価していただき、多方面での共同研究や受託研究を進めていく方針を語られました。

㈱中電工副社長の堤孝信様のご挨拶

また、工学部スマートシステム学科では、今春より2コース制が開始され、電気工学コースと電子システムコースが開設されます。特に、電気工学コースでは、電力系統、電気機械を中心とした産業に貢献する次世代の電気技術者の育成を目指した教育が念頭に置かれています。このような背景からも、今回の協働事業契約のような協力体制は大きな意味があります。このような期待が、松田学長の挨拶でも延べられました。

松田学長の挨拶

また、福山大学では、全学を挙げて学部横断の研究課題として里山・里海プロジェクトを進めていますが、この研究に対しても中電工様より高い評価と協力をいただいています。福山大学で実施されているワインプロジェクトやシロギス養殖のプロジェクトに関しても大変期待されているとのお話でした。

と堤副社長と松田学長の間で協働事業契約書が取り交わされました

堤副社長と松田学長との記念の握手

中電工様には、工学部を中心に毎年多くの学生が就職しています。地域の重要な企業で活躍している福山大学OB・OGの方々の存在も福山大学の大きな強みとなっています。この備後地域に貢献する事業を達成する中核大学として、これまで以上に活躍できるように頑張っていきたいです!

前列右より中電工技術本部技術センター長の川谷様、代表取締役副社長の堤様、松田学長、工学部長の山之上教授(情報工学科)です。協働事業契約書締結式後、中電工の出席者の方々にスマートシステム学科を見学していただきました。スマートシステム学科の合同ゼミ室で、各研究室の研究プロジェクトの成果を見ていただき、大変活発に研究が行われているという印象をもっていただいたようです。

三谷教授の案内でスマートシステム学科を見学していただきました

学長から一言:株式会社中電工様と共同研究を着実に推し進めるために、協働事業契約を締結しました!ここでも本学の卒業生が、しっかりと役立ってくれています。。。うれしいことです。。。中電工様はもちろん電気関係の事業が中心ですが、最近は農業にも触手を伸ばしておられるとか。。。生命工学部とも共同研究が出来るかもしれませんねッ!!!中電工様、今後の多様な協働の実現を期待しています!!!